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7/13【新日本】天山が“最後のG1"へ小島と実戦スパー、盟友のエール受けて10年ぶりV4誓う

 『G1 CLIMAX 26』(7月18日開幕)に出場する天山広吉が13日、東京・世田谷区野毛の新日本道場で練習を公開。出場権を譲ってくれた小島聡とともに合同練習を行い、実戦形式のスパーリングも敢行した天山は、盟友からの友情あふれるエールを受け、「今の自分の全ての力をぶつけて、結果を出して、最後の最後にコジに優勝っていうものを」と“最後のG1出場"で有終の美を飾ることを誓った。

 当初、G1出場メンバーからあぶれた天山だったが、それでもあきらめず出場を猛アピール。最終的にテンコジのパートナー、小島が出場権を譲渡したことで、史上最多となる21度目の出場が決まった。

 この日、天山は真夏の祭典へ向けて新日本道場で公開練習に登場。そのかたわらには「今回いろんな経緯があって、こういうことになって、私も一緒に戦うつもりでいます」と猛牛を泣かせる言葉を口にした盟友・小島がいた。

 テンコジはタオル引き、スクワットと筋力トレーニングを二人で行うと、リング上で実戦形式のスパーリングを敢行した。スパーは試合と変わらない激しさ。まるでG1へ向けて小島が天山を叱咤激励しているかのような内容となった。ショルダータックルで天山をなぎ倒した小島はスリーパーで絞め上げ、チョップ合戦も逆水平で圧倒。ブレーンバスターで叩きつけた。

 天山もモンゴリアンチョップで反撃し、ブレーンバスターで叩きつけると、アナコンダバイスで絞め上げたが、脱した小島は豪腕ラリアットを爆発。天山への思いを込めたこん身の一発でスパーは終了となった。

 小島の右手をしっかりと握り締め、深々と頭を下げた天山。盟友から「俺にだって、ファンの人にだって、誰にも謝らなくていい。その代わり天山広吉というプロレスラーを必ずリング上で全てさらけ出して、とにかく精一杯燃えてください」と友情あふれるエールを送られ、「ありがとう! ホンマにありがとう! コジの分までガッチリしっかりやるよ!」と固く誓った。

 今年のG1は昨年同様に全19大会。現在45歳の天山にとってコンディション面が懸念されるところだが、当の本人はG1を見据えて調整を続けてきた。「体力的にもコンディションはいい感じで仕上がってきてる」と不安を一掃した天山は「コジがくれた最後のチャンスを活かすも殺すも俺次第やと思ってるし、ここで奮起してG1 CLIMAX、一戦一戦しっかり戦って、俺のためにもコジのためにもね。コジを応援してくれるファンが一番、残念な思いしてると思うし、それもひっくるめて全ての人の期待に応えられるようにしっかり返したい」と決意を口にした。

 「今回のG1にしても、無理やり出たような感じの流れなんで、もう出るか出れないかの話になってる」と自分の置かれた現状を痛感している天山は今年が「最後のG1」との覚悟を決めた。当然、優勝で有終の美を飾るつもりで、「今の自分の全ての力をぶつける気持ちで、ホントに一戦一戦負けられないというか勝ちたい。結果を出して、最後の最後にコジに優勝っていうものを」とキッパリ。奇しくも小島と優勝戦を争った2006年以来10年ぶり4度目の優勝をしっかりと見据えていた。

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