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10/11【WRESTLE-1】11・2後楽園でW-1王座戦決定 稲葉「本気の河野を引き出す」、河野2年ぶり戴冠で「欲しい人がいなかったら封印するか初防衛戦の相手に“あの人"指名」

 11・2後楽園大会でWRESTLE-1チャンピオンシップが決まった王者・稲葉大樹、挑戦者・河野真幸が11日、東京・大久保のWRESTLE-1事務所で会見。稲葉が「僕の中で本気の河野選手をWRESTLE-1で観れてない気がして。次回タイトルマッチが決まったので、そこで本気の河野選手を僕が引き出したい」としたうえで2度目の防衛を誓えば、初代王者でもある河野は「欲しい人がいなかったら封印するか…もしくは僕から初防衛の相手に“あの人"を指名しようかなとは思っています」と戴冠の先に武藤敬司との初防衛戦を描いた。(※写真、情報提供:WRESTLE-1)

【会見の模様】
▼稲葉「前回の後楽園、5対5イリミネーションマッチという形で負けてしまいまして。その後、河野選手からこのWRESTLE-1のベルトに挑戦したいとのことがありまして。で、僕もWRESTLE-1を変えていきたいと言った張本人なので。次の11月の後楽園で河野選手とシングルでこのタイトルをかけて勝って、次に進みたいと思います」

▼河野「僕以外には挑戦者に立候補者はいないので会社はすんなり僕で採用、と。次の後楽園でタイトルマッチ。まぁ特にいうことはないです。聞かれたことに答えて。頑張ります」

――河野選手から見て王者となった稲葉選手はどのように見えていますか?

▼河野「まぁ僕個人的には稲葉のことはデスペラードの時からこっちに入れたいと目はつけていたので。だからあの時(横浜文化体育館大会)も獲るんじゃないかなって気はしましたけどね。で、今回挑戦にもすんなりいけたっていうのはチャンピオンが彼だっていうのも一つあってですね。ただ真っすぐにプロレスをする選手なので。僕は客をイジって盛り上がればいいっていうスタイルの試合はあまり好きではないので。真っすぐプロレスだけを、リングで戦う姿をきちんと見せてチャンピオンシップができるというチャンピオンだと思うので、今回僕の中でも一発ベルトを狙おうって思えましたね」

――では河野選手は稲葉選手を認めているということですか?

▼河野「そうですね。このご時世に最後のフィニッシュに卍固めをチョイスするあたりは僕は大好きですね」

――稲葉選手は、今までの話も含めて河野選手という挑戦者についてはどのように感じていますか?

▼稲葉「前回の後楽園で、最後は僕一人で河野選手、火野選手の二人と二対一っていう状況になったんですけど、まだ僕の中で本気の河野選手をWRESTLE-1で観れてない気がして。次回タイトルマッチが決まったので、そこで本気の河野選手を僕が引き出したいなと。そして後楽園に来て頂いたお客さんに見ていただいて、その上で僕がこのベルトを防衛します」

――本気の河野選手をみれていないとの言葉がありましたが、河野選手はいかがでしょうか?

▼河野「まぁ何をもって本気かというところもありますけど、僕自身は毎日一生懸命戦っているつもりではありますが、チャンピオンから見ればまだだっていうのであれば、オープンフィンガーグローブでも着けていきますかね」

――先日の後楽園大会ではベルトを奪取したら封印するという発言もありましたが、実際のところどのようにお考えなのでしょうか?

▼河野「このベルトを作るにあたって、WRESLE-1でのチャンピオンシップ、最初の一番を決めるトップのベルトという下で作ったベルトであって。だからこのリングで戦うみんなが狙っていく、目標にするベルトじゃなきゃいけないと思うんで。まぁ今のところ彼がチャンピオンになってリマッチを言い出したKAIと俺しか挑戦表明していないという状況。それだったらこのベルトは意味を成しているのかって。だからそういう状況でまた僕がチャンピオンになった場合、欲しい人がいなかったら封印するか…もしくは僕から初防衛の相手に“あの人"を指名しようかなとは思っています」

――あの人と言いますと、どの選手でしょうか?

▼河野「いや前回負けてるから。初防衛指名して負けてるんで、ベルト獲ったら」

――稲葉選手は河野選手の言葉を聞いていかがですか?

▼稲葉「そうですね、まぁ僕は今のところ名乗りを上げてきた選手とやるだけだと思っているんで。でももっと名乗り挙げてもらって、このベルトの価値を高めていかなきゃいけないと思いますね」

――後楽園のバックステージでは“若い世代でやっていく"ということがまだ響いていないんじゃないかという発言もありましたが、稲葉選手に向けて何かありますか?

▼河野「そうですね。これは結局、彼はWRESTLE-1を若い力で盛り上げて引っ張っていこうと思っているかもしれない。だけど、あの時リングにいた奴みんな思いは一緒と言ってましたけど、それはどうなのかなっていう疑問はありますよね。他団体出てワァーって言っている奴もいるし。結局あのリングに上がってお客さんの前で宣言した後すぐにやることがそこかっていう問題だと思うんですよね。それでいて結果、集客の方も苦戦している。これ現実なんですよね。別にそれは俺がチャンピオンになったら客が入るっていうわけじゃないけど。だけどあの若い奴らが動き出した行動によってお客さんは“んっ?"って思っちゃった人も多いんじゃないかとは思っています」

――“ステロイド"っていう表現をしていましたが、他団体に出てそこのお客様を引き入れられていないと感じているということでしょうか?

▼河野「引き入れられていないというか、この後どうなるかだと思いますけど、実際これは結局ウチでも見れて他団体でも見れる、どっちでも見れるってなったらね。最初は初めて見るからリアクションはいいとは思いますけど、慣れてきてしまったらこの対抗戦もテンションが下がって盛り上がりなくなってくると思うよ。それは一瞬のやり始めのカンフル剤にしかならなくて。だから地力は常にないといけない。だからWRESTLE-1のこのリングを盛り上げるっていうのが最重要だと僕は思って。だからこのベルトに挑戦します」

――今の話に対して稲葉選手はどうお考えですか?

▼稲葉「今、全日本と対抗戦していますけど出てる選手には勝ってもらうのは絶対だと思います。それでWRESTLE-1にまた対抗戦に出ている選手を観たいと思わせて、WRESTLE-1にお客さんを連れてくる。で、後楽園もっとお客さん入ってもらうっていうのが他団体に出ていく条件というか、それは絶対だと思います。まぁ僕的には対抗戦に出るのは悪くないと思います。そこでWRESTLE-1をどんどん広めてほしいと思います」

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