11/21【ランズエンド】崔が1億円のスポンサードを公表、那須晃太郎が2017年1月からランズエンド・ファイターズプロテクト契約選手に
崔領二が21日、都内で会見し、香港の造船会社から1億円のスポンサードを受けたことを公表。那須晃太郎が2017年1月から“ランズエンド・ファイターズプロテクト"契約選手となることも発表した。
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今年1月にZERO1を退団し、プロレスリング・ランズエンドを立ち上げた崔。所属するのは崔、不動力也、若鷹ジェット信介、UEXILEの4選手と半田博行リングアナウンサーの計5名。3月31日に札幌で旗揚げ戦を開催し、その後も国内外で興行を行ってきた。また、崔、不動は全日本にレギュラー参戦し、ランズエンドの存在をアピールしている。
そして今回、1億円ものスポンサードを受けたことを明かした。以前に3億円の融資を受けているが、今回は違う。香港の造船会社から潤沢な資金を提供された。2017年を見据えて崔は「来年度はこれをフルに使いながら運営していく」と宣言。来年は国内外も合わせて全15〜16大会の開催を目指しており、すでに1月10日の香港大会、2月の韓国大会、6月のイギリス大会が決まっている。国内でも8大会を目安に考えており、「よくありがちな地方で数打ちゃいいみたいな大会じゃなくて、月に1回か2回程度なんですけど、意味のある大会をどんどん増やしていきたい」と独自性を打ち出していくつもりだ。
1億円の“現ナマ"を前に会見した崔。プロレス人気復活が叫ばれる昨今だが、億単位の景気のいい話はほとんど聞かない。「今、何かわからないけど僕らのところにお金が集まってるってことは、それが正解なんだろうという考えで僕らはやってる」と自信を深める崔は、「所属人数の数じゃないのと、興行数でもないと思ってて、1大会1大会の重み、その団体に降ってくるお金の量。そういうものが大事になってくるんじゃないか」と考え、プロレスを通じて大成功を収めるつもり。「僕らが思うことだけやっとけば大きな花が咲くだろうという自信で今はやってる」と信じて突き進む構えだ。
そして1億円の資金をもとに、若いプロレスラー、格闘家の支援にも乗り出す。ランズエンド・ファイターズプロテクトなる契約形態だ。1年契約で、月給を保証し、海外留学の機会も与える。現段階でプロレスラー二人、格闘家二人の計4枠で、その第1号選手として那須晃太郎が来年1月からこの契約を結ぶ。「ずっと若い人間がチャンスをもらえないというのを散々見てきたから、そういう選手にチャンスを与えたい。海外に行かせて、月給を保証して。その代わり海外にどんどん視察に行ってもらうんで忙しくなると思うんですけど。今まで出てる試合数からちょっと削ってでも、ビジネスを勉強してもらいながら、プロレスをやりながら、体を作りながらやってもらう」と話した崔は36歳の若さながら後進の進む道も作ろうと考えている。
崔率いるランズエンドは2017年、1億円という大金を元手に、既存のプロレス団体にない手法も取り入れてさらなる躍進を目指す。
【崔の話】「2016年の3月からランズエンドをやってきて、年度末に差しかかって、来年のスポンサードが決まりました。3億円の融資と1億円のスポンサードとは別に、香港の会社から1億円のスポンサードが決まりました。来年度はこれをフルに使いながら運営していく。それが僕らのプロジェクトの一つとしてあって、選手をこれから増やしていくというか、これは所属どうこうじゃなく、いろんな選手を海外に連れていったりとかしたいなと。この前、沖縄大会をやって、みんなを沖縄に連れていったりしたみたいに。そういう活動をメインにしていきたいなと。2017年度はその1億円で世界中を回って、今決まってるだけだと、まず第1弾が1月20日に香港大会が決まっていて、2月に韓国、6月にイギリス大会ですね。そこにヨーロッパツアーもくっついてきて、たぶん来年は海外7大会。ランズエンド本戦と地方大会を入れたら8大会。合わせて15〜16ですね。よくありがちな地方で数打ちゃいいみたいな大会じゃなくて、月に1回か2回程度なんですけど、意味のある大会をどんどん増やしていきたいのが次の年の目標ですね。日本のプロレス界というものは、どこまでいってもパイが狭いんで、そこに目を向けててもたぶん共食いみたいになっちゃうんで、これからは僕らが外に目を向けて、日本でプロレスをみたことない人たちだけじゃなくて、海外からこういうふうに攻めていきたいなと。12月10日に僕の兄のランズエンド所属の格闘家のRYOが韓国でタイトルマッチ(ROAD FCミドル級王者チャジョンファンに挑戦)があって、勝ったら1億6千万のスポンサードがもらえる。今回は中国の資本で1億もらえる。僕らは3億用意して、別に1億もらって、全部合わせたら9億になるなんですよ。今、何かわからないけど僕らのところにお金が集まってるってことは、それが正解なんだろうという考えで僕らはやってるんで。完全にライバルがいない中で進めてるんで、これがありえるのかなと思ってるんですけどね。(確かに今のプロレス界で億単位の話はあまり聞かないです)そうですね。僕がこのランズエンドで何が言いたいかというと、この業界の最大手といわれてるところ…それがどこかは関係ないですよ。日本の最大手といわれてる団体のトップ選手が1億、2億、3億を動かすのは絶対無理なんですよ。いいところ2千万が限度ですよ。それに経営者じゃないから決定権もない。僕は経営者だから、みんなと一緒にやりたいことをやって、僕らが思う新しいことをどんどんやっていきたいと思うんですね。そのためにはやっぱり若い人間が会社の実権を握らないといけなくて。今、秋山さんの全日本でやらせてもらって、秋山さんは僕らの動きに関して凄く理解があると思ってるんですよ。だから僕は全日本に参戦させてもらってるんですけど、秋山さんの僕らにない知名度とかプロレスとか、そういうお力を借りながら進めていきたいなと。逆に言えば全日本プロレス以外は、そんな関わってるところがないから。ちょっと自意識過剰かもしれないけど、今はランズエンドしかないんじゃないかなと思って。僕らが思うことだけやっとけば大きな花が咲くだろうという自信で今はやってるんで。とはいえこれから病気も含めてケガも含めて、どうなるかわからないんで、2017年はランズエンドの活動の本格化をやりたいなと思ってるんで。大事なことは香港の会社…僕そのCEOにまだ会ったことないんです。造船の会社なんですけど、ナンバー3にしか会ったことないのに、この1億円というお金を今回、融資じゃなくスポンサードしてくれた。この事実をプロレス界がどう捉えるかだと思うんですよ。それを嫉妬と捉えるのか、うそだというふうに信じないと捉えるのか。それはいいんですよ。だけど僕らが活動してることは事実だし、海外に行ってるし、沖縄も行ってるし、いろんなところで大会やって、日本で大会やったらチケットが足りない。そうやって地に足つけてやってることなんで、僕らは自信持って突っ走っていくんで、あとはみんながどう絡むか。メンバーは今、若鷹ジェット信介、不動力也、UEXILE、半田ぐらいなんですよ。僕は所属人数の数じゃないのと、興行数でもないと思ってて、1大会1大会の重み、その団体に降ってくるお金の量。そういうものが大事になってくるんじゃないかなと思ってるんで。プロレスっていうものを通行手形に大きな流れとお金をつかむというのがランズエンドですね。大会をやってその選手がただ単に人気が出て、それで終わりかというと、それは流行り廃りがあるんで。でもキャッシュを残す。お金というのは評価の対象だと思うんですよ。その評価の対象の額が大きければ大きいほど…もちろん額だけじゃないというのはわかりますよ。お金だけのためにやってるわけでもないし。でも少なくともみんながお金を稼げないの理由は、それぐらい興味をもたれてないのが現状。でも僕らに何億が集まってる。そこが一番のポイントかなと思いますね。来期は言い方を変えれば1億円プレイヤーですよ。そのお金を持って2017年度、要するに巻き込みたいんですよ、いろんな選手を。那須晃太郎が2017年度1月からランズエンド・ファイターズプロテクトという契約をするんですね。今回のお金から。今までプロレス界の中でもらえなかったチャンス渡します、月給も保証します、留学もさせます。その代わり1年の契約で、継続はできるんですけど2年以上はない。そこからは飛躍して下さいよと。若い人間を支援すると。僕らの中でずっと若い人間がチャンスをもらえないというのを散々見てきたから、そういう選手にチャンスを与えたい。海外に行かせて、月給を保証して。その代わり海外にどんどん視察に行ってもらうんで忙しくなると思うんですけど。今まで出てる試合数からちょっと削ってでも、ビジネスを勉強してもらいながら、プロレスをやりながら、体を作りながらやってもらうと。将来、那須が50年後も社会人として立派に生きれるような先々を見据えた人間作りをさせてもらうんで、今回はその契約を結びます。(那須以外にもその契約をする選手が出てくる?)ファイターズプロテクトは全部で4人。レスラーは二人…那須が契約するんであと一人、格闘家二人。これは引き続き募集するんで、審査はもちろんありますけど、声をかけてほしいなと」