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6/5【WRESTLE-1】6・6後楽園クルーザー王座戦へMAZADAとカズが会見

 6・6後楽園大会でWRESTLE-1クルーザーディビジョンチャンピオンシップを争う王者・MAZADAと挑戦者・カズ・ハヤシが5日、都内・GSPメディアセンターで会見。初防衛戦でベテラン対決を迎えるMAZADAは「年寄りの魅力というか、腐る寸前の食べ物が美味いみたいな、そんな試合ができたら」と円熟の戦いを描き、クルーザー王座の提唱者でもあるカズは「強いMAZADAさんだからこそ、思い切って今の自分を出せると思っているんで。日本人対決、至高のプロレスを制して、勝ちたい」と初戴冠を誓った。詳細は以下の通り。(※写真、情報提供:WRESTLE-1)

【会見の模様】
▼MAZADA「ハヤシさんと、ハヤシシャッチョーさんとタイトルマッチをやるのは3回目ですかからね。W-1では初めてなので相当考えてやらないとあれですよね。付き合いが長い分、絡んでいるのが長い分、手の内がバレちゃってるんですよね。当たってないって言っても、見てるし見られてるし、そのへんが課題ですね。明日なんですけど。あと今まで若い世代というか、新しい人たちとずとやってきたわけなんですけど、同世代というか、括りで言うと自分は年寄りなんですけど、年寄りでやるのは久々というか、初めてだったりするので、そのへんですね。年寄りの魅力というか、腐る寸前の食べ物が美味いみたいな、そんな試合ができたらいいと思います」

▼カズ「クルーザーディビジョンができてから、実は1回も巻くことができてないので、今MAZADAさんが第9代、僕が巻けば第10代という、このいいシチュエーションですね。最高のシチュエーション、いい区切りというところで、僕が新しくクルーザーディビジョンの歴史を作るチャンピオンに明日なります。あと最近ね、なんかクルーザーの世界でこれがクルーザーだというような日本人vs日本人の闘いというものがなくなってきているような気がしてね。そんなメイド・イン・ジャパンの闘いを見せられたらなと思っています」

──MAZADA選手、最近のカズ選手の印象はどのように受けてらっしゃるんでしょうか?

▼MAZADA「苦労されてるなって。武藤さんも知り合った頃ヒゲが黒かったのが真っ白になってるじゃないですか? 今の社長さんもそうなりつつないですか? 大変だなって。ストレスからですかね。それも踏まえて。なんか、がんばってんだなって。試合でもがんばるんだろうなってそんな感じですね」

──ちょっと老けてきているように感じるということですか?

▼MAZADA「見てくれですけどね。コンディションはいいと思うので、そこも含めて社長の責任感があるんじゃないですかね。それにはそれなりの対応をしないと失礼にあたるので。まだ白髪はないし」

──カズ選手、今のMAZADA選手の言葉を受けてどう思われますか? 苦労されているというふうに言われてましたけど。

▼カズ「苦労? 苦労はしょうがないですよ。こんな今までやったことないことをやってたら大変は大変ですけど、それはそれですからね。リング上はリング上で。僕苦労してるような顔してます? してます? 本当? 全然見た目も顔も若々しいままっていう感じが自分ではするんですけど。でも、リング上ではそういうものはまったく見せず、逆にそんなものを超越したものを見せたいなと思っています。なんか今までやったこともないようなことも挑戦したいし、今MAZADAさんの試合、タイトルマッチとかずっと見ていても、本当にコンディションもいいし、完膚なきまでに潰しているっていうところがあるし、そういう強いMAZADAさんだからこそ、思い切って今の自分を出せると思っているんで。日本人対決、至高のプロレスを制して、勝ちたいと思います」

──先程、日本人vs日本人の闘いがなくなってきたと。メイド・イン・ジャパンの闘いを見せたいとおっしゃいましたけど、それはどういうものですか?

▼カズ「まあ、日本人として生きてきてさ、自分の故郷で見せたいじゃないですか?」

▼MAZADA「あと外国人が持ち上げられても感情移入できないですよね、お客さんって。これは失礼な話ですけど、ケアさんが三冠とか取った時にその時はワッとなったんですけど、それからのケアさんって外国人のチャンピオンっていう見方をされていたっていうのが凄い頭の中にあるんですよね。やっぱり日本人同士で闘うことは凄い必要で大事なことなんだなと。お客さんの目線で言っても。外国人は所詮外国人じゃないですか。そう思います」

──カズさんとだったらそうい試合が見せられるということですか?

▼MAZADA「そう言いながら出はメキシコだったりするので。まあ、もちろん日本人にしかできないような。見に来る相手が日本人ですから、ここは。そりゃ日本人でしょう」

──若手の人たちとの対戦では日本人同士の対戦でありながら、見せられなかったというところがありますか?

▼MAZADA「本音を言うと、若手がゆえにできないことが多々あったりするじゃないですか? そこに多少自分が下げないとみたいな気持ちがあるならば、完璧なものは見せられないじゃないですか。それが若手じゃない挑戦者ならば、できる挑戦者ならば、さらに上のことができますよね。それで客がどう思うか? その話だと思います」

──カズ選手とだったら100%のMAZADA選手が見せられると。

▼MAZADA「はい。で、チャンピオンとしてですね、見せられることをお約束します」

──逆にカズ選手もMAZADA選手とだったら120%ぐらいのカズ・ハヤシを見せることができる?

▼カズ「まあそういうことですよ。特に今のMAZADAさん、そういうふうな作り上げて脂が乗り切っていると言えばいいいのかな? そのMAZADAさんと闘えるというのが。しかもこのタイミングでね。最高の舞台じゃないですか。僕の持っているものをすべて出していくつもりです」

──カズ選手、この2人の闘いを通して、クルーザーの若手に危機感を持たせるという意識はありますか?

▼カズ「ないよ、そんなの。若手とかそういうふうな括りとかよくわかってないし、今は自己主張したもん勝ちだからさ。言ったもん勝ちみたいなところがあって、どれだけ自分を自己主張するか。ただ、その自己主張にはやっぱり実力が伴ってないと何も認められないし、そういうふうに勝ち上がってきたのが現W-1のチャンピオンの芦野選手だったりとか、もちろんここにいるMAZADA選手だったりとか。だから、そういうのは関係なしに、これは僕とMAZADA選手の純粋な日本人と日本人の闘いです」

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