7/7【KAI自主興行】元WWE対決実現 TAJIRIがテイオーとの技巧戦を制す
☆『第1回横浜こどもホスピス チャリティープロレス大会』
神奈川・横浜ラジアントホール(2018年7月7日)
○TAJIRIvsMEN'Sテイオー×
TAJIRIが技巧戦となったテイオーとの元WWE対決を制した。
セミファイナルは「BACK TO NEWYORK」と題されたシングルマッチ。ともにアメリカWWEで活躍した過去を持つTAJIRIとテイオーの一騎打ちが実現した。両者は元大日本という共通項もある。
両者はWWE時代のテーマ曲で入場。テイオーのセコンドに三富政行、TAJIRIのセコンドにKAI後援会長で今大会を主催したJWEジャパンレスリングエンターテイメント合同会社の代表でもある伊藤洋一氏がそれぞれついた。三富が「素人は帰れ!」と難癖をつけ、伊藤氏とリングサイドでにらみ合い、テイオーも伊藤氏に殴りかかる構えをみせた。
まずはロックアップで組み合ったが、TAJIRIは場外に出て間を取ると、伊藤氏と握手を交わす。伊藤氏が歯科医で、「今大会で一番偉い」と知ったテイオーは頭を下げ、握手を交わした。
ようやく両者が組み合うとテクニックを競い合った。テイオーがグラウンドヘッドロックに持ち込めば、切り抜けたTAJIRIはバックを取ってコントロールにかかる。テイオーはクラシカルにアームロック、リストロック、ヘッドシザースで絞り上げたが、負けじとTAJIRIもトーホールド、レッグロックと基本技で応戦。マフラーホールドで絞め上げたが、テイオーは裏十字固めで切り返した。
その後も息詰まるグラウンド戦が続く。TAJIRIが両足を折りたたんでの変型ダブルレッグロックで固めれば、テイオーはボーアンドアローでどよめきを誘った。
ここでTAJIRIがローキックを連発して仕掛けた。何度もターンバックルに叩きつけ、チョップを連発したが、テイオーはテリーファンクばりのジャブ連打からの左ストレートで返り討ち。場外ブレーンバスターをTAJIRIが阻止してリングに戻っても、コブラツイストで絡みつくとローリングクレイドルで目を回した。
TAJIRIもハンドスプリングエルボーで逆襲。トラースキックを打ち込むと、バズソーキックを繰り出したが、かいくぐったテイオーは伝家の宝刀・スピニングトーホールドで逆襲した。が、場外で伊藤氏と三富がもみ合っている間、TAJIRIがグリーンミストを噴射。すかさず首固めで丸め込んで3カウントを奪った。
試合後、伊藤氏と三富はノーサイドで握手。伊藤氏は今大会のTシャツをプレゼントし、「これを着てKAIのセコンドについてくれ」と要請。三富も「メインは一緒に俺らでKAIさんを応援しましょう!」と快諾した。