8/12【新日本】ミステリオ快勝 外道“マネージャー卒業"でオカダは一人立ち宣言
『戦国炎舞-KIZNA- Presents G1 CLIMAX 28』(2018年8月12日)東京・日本武道館
○レイ・ミステリオJr.&KUSHIDA&プロレスラー戦国炎舞vsオカダ・カズチカSHO&&YOH×
ミステリオとオカダの異次元遭遇が武道館を魅了。オカダは“マネージャー・外道"の卒業を発表し、完全なる一人立ちを宣言した.
G1最終戦のセミファイナルに、今年6月の大阪城大会以来、約2ヶ月ぶりの新日本参戦となるミステリオJr.が登場。当日まで対戦カードは未定だったものの、組まれたカードは相手側にオカダがいる6人タッグマッチだった.
戦国ゲーム『戦国炎舞』とのコラボレーションレスラー“プロレスラー戦国炎舞"、KUSHIDAとの陽性トリオを組んだミステリオは、いきなりオカダと先発。夢見心地な顔合わせに、向き合うだけでどよめきが起こった。場内外でスピーディにかく乱したミステリオがいきなり“代名詞技"619発射を狙ったものの、オカダが避けて逃れるや、場内は早速ブーイングに包まれた。
その後は“どう見ても田口"な戦国炎舞が見せ場。ヒップアタックや無限ロープワーク誘発など監督的な動きをみせ、オカダのレインメーカーもカウンターのヒップアタックで迎撃して“炎舞"コールを起こしてみせた。
だが、最後に魅せたのはやはりミステリオ。三角飛び式ボディアタックでオカダを押し込み、YOH&SHOが必殺の3Kを狙ってきてもスイングDDTでナデ斬りに。今度こその619を狙ったところで、オカダのカウンター・ドロップキックに阻止されて再び武道館をブーイングが包んだが、ならばと戦国炎舞とKUSHIDAがトップロープ越えのローリングトペ競演で相手方を足止め。援護を受けたミステリオも、YOHのジャーマン狙いを巧みな体重移動で切り返すや、3度目のチャレンジでついに619を決め、最後はスワンダイブ式ボディプレスでダメを押してYOHから3カウントを奪ってみせた.
2ヶ月ぶりの新日本マットでも快勝してみせたミステリオは「新日本プロレスの一員として闘えたことを光栄に思う。日本は本当にレベルが高い。特に新日本プロレスの雰囲気にはリスペクトしかない。今回もこうやって戻って来れらた。恩返しが出来るとすれば、今日のようなパフォーマンスを今後も続けていくことだと思うよ。オカダとはいつかシングルで戦いたい」と“夢の続き"を見据えた.
一方でG1最終日に「ある決意」を明かすとしていたオカダは、レインメーカー・ガウンを復活させて入場。ここ最近は“笑顔"をテーマにTシャツ&風船姿の新路線を突き進んでいたが、コーナーに上って両手を広げ、外道との「金の雨が降る」パフォーマンスも久々に繰り出した.
バックステージでオカダは「『なにか重大発表するんじゃないか!?』『オカダやめちゃうんじゃないか!?』『CHAOS解散しちゃうんじゃないか!?』。オイオイオイオイ、待て待て待て。なんでこんな話が勝手に大きなことになってるの。俺の中で答えは出てて、マネージャー外道さんに頼らずに一人でやっていきます」と発表。「CHAOS抜けるわけでもない、もちろん同じチームとしてタッグを組むこともあるだろうし。ただ別になにか変るわけではないですけども、もう6年半ずっとやってきた外道さんとは、もうここで…この夏で解散という形で…。オレは外道さんとのコンビは笑顔で…」と笑顔の一人立ち宣言を放った。
外道も「もうみんな分かっていると思うけど俺は必要ないよね。レインメーカーには必要ないことはずいぶん前から分かってたけどね。まあ良い時期かな。これからは陰ながら応援します」と語ってオカダと握手。「ルェェベルが違う」名コンビはしばし封印され、新たな自分を模索するオカダが一人で新路線を歩む。