6/16【新日本】6人タッグ戦へ石井が東郷に猛チャージ チョーカー手に「こんなもん必要か!?」

『KIZUNA ROAD 2021』東京・後楽園ホール(2021年6月15日)
○後藤洋央紀&石井友色＆YOSHI-HASHI&オカダ・カズチカvsEVIL&高橋裕二郎&ディック東郷&外道×

　NEVER6人タッグ王座戦へ石井が挑戦者・東郷に猛チャージ。スポイラーズチョーカーを手に「こんなもん必要か!?」と元パートナーに“本来の姿"を求めた。

　後藤&石井&YOSHI-HASHIにEVIL&裕二郎&東郷が挑戦するNEVER6人タッグ王座戦が1週間後の6・22後楽園大会に控える。前夜の後楽園大会で前哨戦が幕を開け、石井と東郷が火花を散らしていたが、その続きとばかりに今宵も激しく渡り合った。

　試合前から石井が意識して手招きで挑発し、先発対決を要求したが、東郷は応じない。ならばと王者組&オカダは裕二郎に的を絞って主導権を握ったが、ブラインドタッチに成功した東郷が石井にバックエルボーを叩き込んで仕掛けた。すると石井はエルボーを連発して応戦。「来いよ、このヤロー」と怒声を上げると、東郷はパンチで対抗する。たまらず倒れた石井はサミングでもん絶させられ、コーナー金具ホイップ攻撃、チョーク攻撃と反則攻撃を連発する東郷の前に防戦一方となった。

　その後も石井の劣勢が続き、外道のトラースキック、裕二郎のフロントハイキック、EVIL、東郷のセントーン連続投下の波状攻撃を浴びてしまう。東郷には串刺しラリアットを叩き込まれたが、石井は意地の前進からショルダータックルでねじ伏せて一矢報いた。

　終盤にはEVILが後藤、石井をラリアットで次々になぎ倒すなどBULLET CLUBが攻勢に出たが、外道のメリケンサック攻撃は不発に終わる。裕二郎のステッキ攻撃を阻止したYOSHI-HASHIが東郷のスポイラーズチョーカーで絞め上げられたが、石井が撃退すると、オカダもマネークリップでEVILをセーブ。すかさず後藤&YOSHI-HASHIが合体技・GYWを決めて外道から3カウントを奪った。

　勝負が決しても石井は場外で東郷を捕まえ、容赦なくフェンス攻撃を連発。大の字となった東郷を踏みつけながらスポイラーズチョーカーを手に、「お前にこんなもん必要か? こんなもんいらねぇだろ!」と怒声を上げた。

　かつてFEC(ファー・イースト・コネクション)なるユニットで共闘していた石井と東郷。東郷はBULLET CLUBの一員となって以来、悪の限りを尽くしているが、日本屈指のテクニシャンである東郷の“本来の姿"を知る石井だけに、前夜の試合後には「お前そろそろ、本当のディック東郷の姿を、新日本の連中、新日本のファンに、見せたらどうだ? 東郷、本当のテメェの姿、さらけ出してみろ」と迫っていた。石井が求めるのはかつての盟友・東郷との真っ向勝負。石井の投げかけに東郷は応じるのか、それとも今の姿を貫くのか…。

【試合後の後藤&YOSHI-HASHI】
▼後藤「イッチョ上がりよ。チャレンジャー、物足りねえな。(YOSHI-HASHIに向かって)タイトルマッチまで、全勝で行こうぜ!」

▼YOSHI-HASHI「もちろん、結果は今日と一緒だ」

※オカダ、石井はノーコメント


【裕二郎の話】「ああ、昨日のコメントで後藤ちゃんからオレへの熱烈な“ラブコール"があったようだけど…。まあ、とりあえずよ。あの凶暴な、なんかスゲー凶暴なよ、石井ちゃんはEVILと東郷に任せておいて、後藤ちゃんかYOSHI-HASHI、どちらか選ぶのは(胸を3回叩き)このオレだよ」

※EVIL、東郷、外道はノーコメント