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3/2【新日本】CIMAがTAKA粉砕でNJC1回戦突破 「ベンチャーのGLEATは突撃しか知らない」

『NEW JAPAN CUP 2022』日本武道館(2022年3月2日)
「NEW JAPAN CUP 2022」1回戦 ○CIMAvsTAKAみちのく×

 初出場となるCIMAがTAKAを粉砕してNEW JAPAN CUP1回戦突破。「#STRONGHEARTSは、前進しか知らない。ベンチャーのGLEATは、突撃しか知らない」と視線を前に向けた。

 新春の東京ドーム2連戦にサプライズ登場したGLEATのCIMAが新日本最強を決めるトーナメントにエントリー。1回戦の相手となるTAKAとは古くから因縁がある。98年、CIMAは所属してた闘龍門の日本逆上陸の前に、CRAZY-MAXとしてみちのくプロレスに参戦し、TAKAと抗争を展開。その後も時に戦い、時に共闘してきた2人がNEW JAPAN CUPの舞台で激突した。

 基本的な動きで互いに出方をうかがうが、CIMAがドロップキックで場外に蹴落とし、トペスイシーダで先制。変型ゆりかもめで絞め上げると、TAKAはたまらず悲鳴を上げる。

 打撃戦をサミングでしのいだTAKAは、ヘッドロックやクロックヘッドシザースなどで執ように首を攻めて逆転。ジャストフェイスロックの体勢に入るが、極まる前にCIMAは素早くロープ逃れた。CIMAはバッククラッカーや串刺しダブルニーなどヒザを使った攻撃を多用したものの、TAKAはスネを蹴って足止めすると、丸め込んで揺さぶる。先読み合戦をスーパーK連発で競り勝つと、ジャストフェイスロックに捕獲した。

 止まらないTAKAはクロックヘッドシザースに固めたまま両足を絞め上げる複合関節技でギブアップを迫るも、CIMAはなんとかロープにエスケープ。続くみちのくドライバーIIを防ぐと、追尾式ドロップキック、バックドロップ、スライディングラリアットとスピーディに巻き返す。そして、パーフェクトドライバーでマットに突き刺すと、最後はメテオラを落として勝負あり。CIMAがTAKAを沈めた。

 過去の因縁を引きずるTAKAを下してCIMAが1回戦突破一番乗り。「T-Hawkとリンダマンは10年越しの決勝戦(GLEATの2・22後楽園で対戦)やったかもしれんけど、NEW JAPAN CUP、CIMAとTAKAみちのくは、これは出会って20年の我々の決勝戦みたいなもんやからよ」と感慨深げだったCIMAは、「この腕の痛みを背負って、昨日対戦した、これまた同世代、後楽園ホールで待ってる金丸選手に、全てをぶつけます」と早くも2回戦(3・9後楽園)の金丸戦に照準。GLEAT、そして#STRONGHEARTSを背負っての参戦だけに、「48人、何回勝てば、ここに爪痕残せるのか分からんけど、#STRONGHEARTSは、前進しか知らない。ベンチャーのGLEATは、突撃しか知らない。腕の1本、2本、首の一つ、ユニットごと、新日本プロレス、持っていってくれ! 全身全霊や!」と気合いを入れた。

【CIMAの話】「(※左ヒジを冷やしながら、リンダマン、T-HAWK、鬼塚一聖とともにインタビュースペースに着くと、ヒザをついて、セコンド陣に)OK、大丈夫やこれぐらい、覚悟の上やから。一本な!まず一本! 昨日、鈴木軍ジュニアとやって、新日本プロレスが、日本で、いや世界中でグイグイ言わしてる新日本プロレスがどんなもんか、鬼塚もセコンドでついてて感じたと思うけど、まずは一歩ずつやけど、俺らは、昨日リンダマンがコメントした通り、全力で、全身全霊で、直進、前に進むしかないんや! #STRONGHEARTS、GLEATに、(※振り返ってスポンサーのロゴがプリントされたインタビューバックを指し)コレはないよ。コレは。たくさんいらっしゃるけど。我々は後ろ振り向いてられへんのや! とにかく今日、T-Hawkとリンダマンは10年越しの決勝戦やったかもしれんけど、NEW JAPAN CUP、CIMAとTAKAみちのくは、これは出会って20年の我々の決勝戦みたいなもんやからよぉ。この腕の痛みを背負って、昨日対戦した、これまた同世代、後楽園ホールで待ってる金丸選手に、全てをぶつけます。48人、何回勝てば、ここに爪痕残せるのか分からんけど、#STRONGHEARTSは、前進しか知らない。ベンチャーのGLEATは、突撃しか知らない。腕の1本、2本、首の一つ、ユニットごと、新日本プロレス、持っていってくれ! 全身全霊や!」(※リンダマン、T-HAWK、鬼塚は「よし!」と気合いを入れると、CIMAの後をついて控室へ)」

【TAKAの話】「(※唸り声を上げながらインタビュースペースに着くと、床に座り込んで)クソーッ! クッソーッ! 負けたのか俺は! あークソッ! CIMA! いや、エルマノ。初めて出会って20年か? いろんなとこでいろんなことしてきたなぁ! 戦ったり組んだり、まさかよぉ、20年経ってこんな舞台で当たるとは思わなかったな、プロレスって面白れぇなエルマノ! クソッ、この先の計画が全部崩れた。だがよぉ、俺のホーム、JUST TAP OUTで、明後日、JTOトーナメントってのがある。今日はまけたけどそこで優勝して、必ず這い上がる! 去年、WORLD TAG LEAGUEで復活して、NEW JAPAN CUP出た! 次は何だ、BEST OF THE SUPER Jr.か? G1 CLIMAXか? そしてまたWORLD TAG LEAGUEか? おぉ、全部やる気で、全部獲る気で、俺はやるぞ。デビュー30周年? これからだろ。これからだよ…(※と言いながら控室へ)」

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