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3/6【新日本】ザックNJC4年ぶりVへ1回戦楽勝 史上最多46選手参加に「質より量、ふざけてる」

『NEW JAPAN CUP 2022』福島・ビッグパレットふくしま(2022年3月6日)
1回戦 ○ザック・セイバーJr.vs大岩陵平×

 ザックがヤングライオンの大岩を一蹴して、『NEW JAPAN CUP』1回戦を楽勝突破。史上最多46選手参加となった今年のNJCを「質より量重視なのか? ふざけてる」と切り捨てつつも、4年ぶりの優勝へ歩み始めた。

 初のNJC出場、しかもセミファイナルのシングルマッチで相手はザック。燃えまくる大岩は、ゴング直後にタックルでザックをなぎ倒すや、続く先の読み合いでも気迫のショルダータックルで相手を場外まで吹き飛ばしてみせた。

 が、場外で一呼吸おいたザックは「イイネ」と一笑して余裕しゃくしゃく。逆にリングに上がるや、リストの奪い合いやグラウンドで巧みな切り返しを連発だ。たちまち“テクニック地獄"に若獅子を引きずり込むと、あらゆるバリエーションのアームロックやアームバーを次々に繰り出していった。

 溺れまいと抵抗し、必死に切り抜けた大岩もスパインバスターやサイドスープレックスで反撃したが、ザックも逆エビ固めをあっさりヘッドシザースで切り返して深入りは許さない。なおも大岩はドロップキックから必死のエルボー合戦を仕掛けたが、あざ笑うようにザックは足を引っ張って転がすや、自身の頭部を支点につま先からひねり上げるアンクルホールド“トー・アンド・アンクルホールド"で絞め上げて、ギブアップを奪い去った。

 「オーイワのデビュー戦を見たけど、正直凄かったよ。テクニックも素晴らしいし、スタミナもある」。試合後はそう大岩のポテンシャルは認めたザックだったが、いわく「18年前、俺がプロレスのトレーニングを始めて3日目に覚えた技」でNJC1回戦を楽勝突破。

 史上最多46選手参加のNJCを「今年は質より量重視なのか? ふざけてるよな。こんなんで優勝しても、2018年の時のようには胸を張れない」と切り捨てたものの「この俺が2回目の優勝を果たす。もうしっかり見えてる。これでバカ一人を倒した…残るバカは何人だ? 一人倒して、あと5人か」と最後は4年ぶりの制覇をしっかり見据えていた。

【ザックの話】「今年の『NEW JAPAN CUP』は質より量重視なのか? ふざけてるよな。こんなんで優勝しても、2018年の時のようには胸を張れない。でも、ショーガナイ。しょうがないな。まぁ俺の優勝はもう決まったも同然だ。ヤングライオンの相手なんかやってられないよ。アイツと俺じゃ格が違うんだから。でもオーイワのデビュー戦を見たけど、正直凄かったよ。テクニックも素晴らしいし、スタミナもある。でも頭の方はどうだ? まだ未知数だな。オーイワ、トー・アンド・アンクルホールドでやられたなんて悔しくて堪らないか? 18年前、俺がプロレスのトレーニングを始めて3日目に覚えた技だぞ。屈辱的だろ。お前がいまよりもっと強くなって、俺にリベンジを果たしたいと言うのなら、俺はその時までお前を待っててやるよ、ダーリン。その時はIWGP世界ヘビー級王者としてお前の相手をしてやる。俺にとって4回目の『NEW JAPAN CUP』出場か? 5回目か? 5回目だな。この俺が2回目の優勝を果たす。もうしっかり見えてる。これでバカ一人を倒した…残るバカは何人だ? 一人倒して、あと5人か。じゃーな」

【大岩の話】「プロレスラーになって初めての公式戦が、ザック・セイバーJrとシングルマッチ。今の試合で、いろいろ多くのものを学びました。自分に何が足りないとか、そういうレベルじゃない。まず気持ちで負けてる! もっと強いここ(※自分の胸を叩く)を作って、戻ってきます。ありがとうございました!」

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