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3/7【新日本】闇墜ち・田口が猛攻も…EVILが乱入偽装で頭脳勝利

『NEW JAPAN CUP 2022』東京・大田区総合体育館(2022年3月7日)
1回戦 ○EVILvs田口隆祐×

 EVILを真似て闇墜ちした田口が猛攻に出たものの、EVILが乱入偽装でスキを突き、頭脳勝利を手にし、NEW JAPAN CUP2回戦に駒を進めた。

 HOUSE OF TORTUREのボスとして無法ファイトを連発しているNEVER2冠王のEVILと、第69代ジュニアタッグ王者として一癖も二癖もあるファイトを見せている田口。そんな2人による異色対決が1回戦で実現した。

 黒いマントにガイコツマスク、そして手には巨大な鎌…。田口はL・I・J時代のEVILを真似て登場する。動揺を見せないEVILに対し、田口はコーナーでマスクを脱ぐと、顔をうっすらと黒く染めた闇墜ち仕様の顔があらわにした。

 奇襲は読まれていきなりEVILを狙われるも、読んだ田口は掟破りの逆EVILの構え。しかし、空転してマットに顔から激突し、早くもピンチを迎えた。懸命にフォールを返すと、ギラついた目で反撃を狙うが、ジャンピングヒップアタックは空振りに。場外戦では本部席に叩きつけられ、タオルを使ったチョーク攻撃にも捕まってしまう。セコンドについたディック東郷の暴行も受けた。

 一方的に攻め込まれ、顔面を踏みつけられた田口だったが、WWEのジ・アンダーテイカーばりにムクリと立ち上がると、胸板にチョップを乱射して反撃開始。EVILの動きを読んで、下腹部を殴りつけると、EVILの金的狙いも華麗に振り払い、再度下腹部に一撃を食らわせる。介入を狙った東郷もろとも各種ヒップアタックを乱射して攻め立てた。

 逆襲を受けてもEVIL狙いは足を引っかけて巧みに連続防御。カウンターの延髄斬りからスライディング式ヒップアタックを浴びせると、フォールを返された瞬間、オーマイ&ガーアンクル(アンクルホールド)に絡め取る。スポイラーチョーカーを持ち込んだ東郷の足まで捕獲した。

 しかし、田口は東郷への攻撃に集中してしまい、勝機を逃す。東郷がタップアウトするも当然、勝負とは関係ない。気づいた田口はEVILに再び照準を合わせた。

 が、その時、EVILは花道に向けて手招き。HOUSE OF TORTUREのメンバーによる乱入を警戒して田口が花道を向いた瞬間、暗黒の王が背後から襲いかかり、EVILをズバリ。必殺の一撃で3カウントをもぎ取った。

 EVILが乱入を偽装して作戦勝ち。2年ぶりのNEW JAPAN CUP優勝に向けて好スタートを切った。2回戦の舞台は3・13尼崎大会。BULLET CLUBの同門であるタマ・トンガと対戦する。

 現在、BULLET CLUBには内紛問題が浮上。先月、アメリカ・インパクトレスリングで、ジェイ・ホワイトがタマ・トンガを襲撃し、カール・アンダーソン&ドク・ギャローズと結託し、「ジェイ派」と「タマ派」に分裂しつつある。BULLET CLUB内ユニット・HOUSE OF TORTUREを率いるEVILの動向にも注目が集まっていたが、タマ戦に向けて暗黒の王は「タマ! 次はテメェか? テメェのことはよ、前々から気に食わなかったんだよ。ちょうどいい機会だよ。願ったり叶ったりだ。テメェのこと、ボコボコにしてやるからな。よく覚えておけ!」と同門対決とは思えぬ制裁予告をぶち上げた。

【EVILの話】「(※足を引きずる東郷と一緒に現われて)オイ、いいか、タマ! 次はテメェか? テメェのことはよ、前々から気に食わなかったんだよ。ちょうどいい機会だよ。願ったり叶ったりだ。テメェのこと、ボコボコにしてやるからな。よく覚えておけ!」

【田口の話】「(※コメントスペースに現れるなり倒れ込み)また…クソッ! また入ってこられた! 東郷…東郷だけか!? あんなに、今日こんなにしてんのに東郷だけか!? クソッ! 呼び込んだら来ると思ったのにな、今日は。今日は来ると思った。クソーッ! しかし、しかし、EVILよ、今日は東郷の力を借りたとはいえ、ほぼ1対1。強くなったのぉ。強くなったのぉ、EVIL。それでこそ、ワシが鍛えたかいがあったちゅうもんよ。クソッ!」

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