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3/7【新日本】チェーズ同門戦に非情勝利 BC内紛問題で外道は邪道にも「決断」迫る

『NEW JAPAN CUP 2022』東京・大田区総合体育館(2022年3月7日)
1回戦 ○チェーズ・オーエンズvs邪道×

 チェーズが同門対決で急所蹴りからのCトリガーで邪道に非情勝利。NEW JAPAN CUP2回戦進出を決めた。しかし、BULLET CLUBの内紛がこの試合にも飛び火。バックステージでは外道が盟友・邪道に「決断」を迫った。

 1回戦で実現したBULLET CLUB同士による同門対決。チェーズはちょうど32歳の誕生日にあたり、公私ともに関係の深い邪道との特別な一戦となった。しかし、現在のBULLET CLUBは内紛問題の禍中にある。先月、アメリカ・インパクトレスリングにおいて、ジェイ・ホワイトがタマ・トンガを襲撃し、カール・アンダーソン&ドク・ギャローズと結託したため分裂状態に。日本にいるメンバーも外道経由でジェイから勧誘を受けており、不穏な空気が漂う中での同門対決となった。

 先読み合戦でしのぎを削ると、互いに拍手を送り合い、握手を交わす。その直後、チェーズが奇襲し、Cトリガー(ヒザ蹴り)をズバリ。崩れ落ちた邪道の背中に集中攻撃を浴びせた。

 絶叫して気合いを入れた邪道は打撃を真っ向から受け止めると、Cトリガーもキャッチして奮戦。サミングを受けても引かず、ラリアットを乱射して反撃した。「ハッピーバースデー、チェーズ!」と祝福の言葉を叫んでグリーンキラーを決める。チェーズも腕極めランニングネックブリーカーで巻き返したものの、パッケージドライバーを読んだ邪道はクロスフェイス・オブ・JADOに捕獲した。

 チェーズはレフェリーを巻きこんで無法地帯を作ると、ここでタップアウトの意思表示。邪道は勝利したと勘違いして技を解くが、レフェリーが不在のため、認められない。ならばと邪道は竹刀を投入して振り上げるが、チェーズはやめてほしいと懇願。邪道が竹刀を手放した瞬間にチェーズは、一転して襲いかかると、急所蹴りをズバリ。そして、苦もんする邪道にCトリガーをぶち込んで、同門対決を制した。

 チェーズが急所蹴りから勝機をたぐり寄せて、同門対決に勝利。2回戦(3・13尼崎大会)のタイガーマスク戦に駒を進めた。仲間同士とは思えぬ急所攻撃を見せただけに、リング上には一瞬不穏な空気が漂ったものの、チェーズは邪道を自ら介抱。肩を貸してリングを下がっていった。

 バックステージでは「ジャドー、すまなかった。でもあくまでもビジネスだから。優勝したい一心だったんだ。わかってくれるよな?」と邪道に釈明。丸く収まるかと思われたが、ここで外道とバッドラック・ファレが姿を現す。

 試合直後で仲間たちが疲労困ぱいなのも気にせず、2人は「決断はできたか?」と詰問。ファレは外道の勧誘を受けて、ジェイ派入りをしたことを明かし、パートナーでもあるチェーズに「余計なことは考えるな。お前はいつも俺のそばにいればいいんだ」と通告する。ひとまずチェーズは握手で同意。長年苦楽をともにしてきた外道に「兄弟も決める必要があるな?」と促された邪道も「間違った選択はしねえよ」と返答した。

 同門対決の余韻をぶち壊すように、内紛が飛び火。チェーズも邪道もひとまず共闘の意思を見せたものの、明言はしておらず、他のメンバーの動向も不明なだけに、今後もこの内紛問題は尾を引きそうだ。

【試合後のチェーズ、邪道】
※チェーズが邪道に肩を貸してバックステージに現れる

▼チェーズ「ジャドー、すまなかった。でもあくまでもビジネスだから。優勝したい一心だったんだ、分かってくれるよな?」

※ここで外道とファレが現れる

▼外道「決断はできたか?」

▼チェーズ「今ここでそれを持ち出すのかよ?」

▼外道「ああ。このビッグマン(ファレ)は正しい決断をしたぞ」

▼チェーズ「もう決めたのか?」

▼ファレ「余計なことは考えるな。お前はいつも俺のそばにいればいいんだ」

※ファレとチェーズが握手を交わす

▼外道「兄弟、兄弟! 兄弟も決める必要あるな?」

▼邪道「大丈夫だよ、オイ」

▼外道「大丈夫?」

▼邪道「おう、間違った選択はしねーよ」

▼外道「OK、OK。(※去ろうとする邪道を引き止め)分かってんな?」

▼邪道「YES、OK」

▼チェーズ「(邪道に)大丈夫か?」

▼邪道「あぁ、たぶん」

▼外道「(※さり際に外道がチェーズの両肩を叩きながら)それでいいんだ」

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