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1/5【新日本】YOHがヒロム粉砕でジュニア挑戦表明 海野ようやく内藤の“視界”に

『NEW YEAR DASH!!』東京・大田区総合体育館(2022年1月5日)
○YOH&海野翔太&真壁刀義&田口隆祐vs内藤哲也&SANADA&BUSHI&高橋ヒロム×

 YOHが新王者・ヒロムに直接勝利し、IWGPジュニア挑戦を表明。ようやく内藤の視界に入った海野はシングル対決を要求した。

 前夜の1・4東京ドーム大会の試合後、ノア・金剛から決着戦を要求されたL・I・J。一夜明けたこの日、内藤&SANADA&ヒロム&BUSHIが真壁&海野&田口&YOHと対戦した。2年ぶりのIWGPジュニア返り咲きを果たしたヒロムは王者としての初陣。立ちはだかったのはドーム大会でリオ・ラッシュとのジュニアタッグ王座獲りに失敗したばかりのYOHだった。

 内藤と海野はドームに続く連夜の激突。昨年暮れから強く意識する海野に対し、内藤は「俺の視線を自分に向けさせてみろ」と迫っていたが、この日は自ら入場直後に海野を急襲した。低空ドロップキックで海野を蹴散らすと、L・I・J4人がかりの低空ドロップキックを田口に見舞った。

 新王者・ヒロムは「WGPジュニアヘビー級に挑戦しますか?」と問いかけながら逆水平や低空ドロップキックで田口に攻勢。内藤は田口を攻めながら控えの海野に低空ドロップキックを放っていく。

 その後、真壁が両腕ラリアットでヒロムとBUSHIをまとめて蹴散らす大立ち回りを見せると、自らタッチを求めた海野がエルボー連打、コルバタ、ドロップキックと躍動感たっぷりにSANADAを攻め立てる。フィッシャーマンスープレックスも決めたが、SANADAはパラダイスロックで止めて鎮圧した。

 そして内藤がバックエルボー、後頭部への低空ドロップキックの連続攻撃をお見舞い。海野も延髄斬りをガードしてSTFで捕らえて譲らず。エルボー合戦で火花を散らし、延髄斬りを打ち合うと、デスティーノ、デスライダーを読み合って一進一退。海野がエクスプロイダーを決めて競り勝ってみせた。

 ヒロムは3人連続串刺し攻撃を浴び、YOHにファルコンアローで攻め込まれたが、DIRECT DRIVEは決めさせず。SANADA、内藤、BUSHIが息もつかせぬ連続攻撃で援護射撃すると、ヒロムはラリアットでYOHに逆襲。コーナーへのデスバレーボムでたたみかけた。YOHもTIME BOMB IIを食い止め、リバースフランケンシュタイナーで突き刺して流れを引き寄せた。すかさず牛殺し、DIRECT DRIVEとたたみかけてヒロムから3カウントを奪った。

 YOHが新IWGPジュニア王者・ヒロムにピンフォール勝ち。ドームでの敗戦から一夜明け、早くも王者撃破の結果を出した。「高橋ヒロムに勝ったぞ!」と絶叫したYOHは「なぁ、高橋ヒロム。チャンピオン、今の俺だったらさ、もっともっともっともっと! 楽しめるぜ。だから高橋ヒロム、そのベルトをかけて俺と試合しようぜ」と挑戦を迫った。

 王者としての初戦でまさかの敗戦となったヒロムだが、「いいよ。だって、この高橋ヒロムからタッグだろうと何だろうと、3カウントを奪ったのは事実です。もちろん挑戦したいんなら俺は基本誰でも来い。どんなヤツでもいい。このベルトが欲しいヤツだったら挑戦させてやるよ」と受諾。「そう、その言葉通りだ。YOH、楽しませてくれよ。もっともっと、もっともっと、俺のことを楽しませてくれるんだろ? 俺はもう既にプロレスを最高に楽しんでいる。それ以上の場所まで連れて行ってくれるんだよな?」と注文を付けた。

 一方、海野は内藤に詰め寄って鋭い視線を向けた。すると内藤は正面から向き合い、視線を合わせた。ようやく内藤を振り向かせることができた海野は「自分の気のせいじゃなければ、内藤さん、ほんのちょっとでも気にかけてくれたんじゃないですか?」と問いかけ、「自分はいつでもどこでもやる気があり余ってるので、シングルマッチやりましょうよ」と要求していた。


【海野の話】「焦っちゃった、焦っちゃった。すいません。1個訂正させていただきます。内藤さん、すいません。凱旋したばっかでリング上での出来事、結果ばっかりに集中してしまって、大事な部分を忘れてました。コメントで自分の気持ちを伝えるっていうことの大切さを忘れてました。それに関しては本当に申し訳ございません。これから内藤さんのようにコメントもしっかり大切にして、リング上の結果を追いかけたいと思います。ただ一つ、今まで視界に入ってこないって言ってましたけど、リング上で凄い長いこと目が合いましたね? 自分の気のせいじゃなければ内藤さん、ほんのちょっとでも気にかけてくれたんじゃないですか? 自分はいつでもどこでもやる気があり余ってるので、シングルマッチやりましょうよ。内藤さんがまだもし向いてないんであれば次からのシリーズ、何がなんでも必死に内藤さんを自分に振り向かせられるように頑張るだけです。以上です」

【YOHの話】「今、俺さ、最高に、一番最高にプロレスやってて楽しいんですよ。なんか蘇ったっていうかね。うん、だからそん中でさ、最高のチャンピオン・高橋ヒロムと最高の試合をしたい。リング上で言った通りです。あとはチャンピオン・高橋ヒロムの返事を待ってます」

【試合後の真壁&田口】
▼真壁「いいね! 見た? いいね、流れが良かったね。やっとさ、要所要所はあったかもしんねえけど、のしたな、ロスインゴ。いいじゃない。やっぱノリにノッてるな、こまっちゃん(YOH)よ。最高じゃねえかよ。あの海野のクソ野郎もそうだな。ノリにノッてる。それはそうだ。海外から帰ってきて今シリーズ、1歩上、2歩上、3歩上、さらに上を望まねえと意味がねえじゃねえか。最高だよ。そして田口監督、見たかよ? ナイスアシスト! ヤツらが入場してきたら、もう精神的にアシストだよ。俺は監督が楽器弾いてるところ見たことねえぞ? お前、最高じゃねえかよ。(突然横に田口が現れてキーボードを演奏しているふりをすると)これ弾いてる感じ? 弾いてる感じ? これ」

▼田口「ナイスアシストをしちゃったから〜ワッチのキーボードがこ〜われちゃったから〜♪」

▼真壁「(リズムを取りながら)オイ! オイ!」

▼田口「だ〜れ〜か新しいのを買ってく〜ださい、さい、さい、さいっと♪」

▼真壁「センキュー!」


【内藤の話】「今日、ここ大田区総合体育館に金剛の選手たちは来てないようだね。どうせなら2日連続で新日本プロレスの会場に来るぐらいの気持ちを見せてほしかったなあ。それにしても昨日の拳王といい、今日の海野翔太といい、内藤と対戦したいって言われて悪い気はしないよ。ぜひ、このジャンプ台を使って高〜く跳ね上がってくれよ。まあ、内藤哲也という踏み台を上手く使いこなせるんならばの話だけどね。カブロン!」

【ヒロムの話】「人生なかなか思うようにはいかないもんですな。YOH、ずいぶんと真っ直ぐな男になったな。真っ直ぐに物事を言えるようになったな。今までこ〜んなクネクネした道を、言葉を、言い続けて、歩み続けてきただろう。ずいぶん真っ直ぐな男になったじゃねえか。いいよ。だって、この高橋ヒロムからタッグだろうと何だろうと、3カウントを奪ったのは事実です。もちろん挑戦したいんなら俺は基本誰でも来い。どんなヤツでもいい。このベルトが欲しいヤツだったら挑戦させてやるよ。そう、その言葉通りだ。YOH、楽しませてくれよ。もっともっと、もっともっと、俺のことを楽しませてくれるんだろ? 俺はもうすでにプロレスを最高に楽しんでいる。それ以上の場所まで連れて行ってくれるんだよな? だったらやってやるぜ。ははあ〜ん! お前、プロレス大好きだなあ? 田口でもねえ。石森でもねえ。昨日凄かったワトでもねえ。デスペでもねえ。楽しませてくれよ」

【BUSHIの話】「2023年、新年早々ワクワクするね。しかし金剛のジュニア、誰がいる? シケた面した大原か? あとは髪の毛がいつもビショビショでギトギトのタダスケか? いやあ、でも俺が一番絡みたいのはHi69だろう。なんせ(両腕をクロスして)ポーズが被ってるんだよ。いったいどんな対戦になるのか楽しみだよ。シングルでもタッグマッチでもいい。どっちだっていい。お前らかかってこいよ」

※SANADAはノーコメント

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