3/5【新日本】海野がNJC1回戦へ“裕二郎お兄ちゃん"に恩返し予告

『NEW JAPAN CUP 2023』後楽園ホール(2022年3月5日)
○マスター・ワト&海野翔太&成田蓮&田口隆祐vsEVIL&高橋裕二郎&SHO&ディック東郷×

　海野がNEW JAPAN CUP1回戦に向けて、“裕二郎お兄ちゃん"に勝利での恩返しを予告した。

　この日、海野はNEW JAPAN CUP1回戦「海野vs裕二郎」(3・6大田区)、「成田vsEVIL」(3・8福島)のダブル前哨戦として、成田&田口&ワトと組み、HOUSE OF TORTUREのEVIL&裕二郎&SHO&東郷と対戦した。

　序盤は拷問軍の奇襲に遭ったものの、成田がEVIL戦に向けて奮闘し、キッチリと返り討ちに。ならばと拷問軍は田口に照準を合わせて一方的にいたぶったが、海野が飛び込むと流れは一変。裕二郎に顔面低空ドロップキックを浴びせると、コルバタやエルボースマッシュなどで残る3人をナデ斬りにした。

　海野と裕二郎はシングルマッチさながらに火花。海野がフィッシャーマンズスープレックスホールドを決めれば、裕二郎はフィッシャーマンバスターでお返し。海野がエクスプロイダーで投げれば、すぐさま立ち上がった裕二郎がラリアットを浴びせて、勝負は痛み分けとなった。

　最後はジュニアオールスター戦のメインで勝利して勢いに乗るワトがベンダバールで東郷を捕獲してギブアップを奪取。試合後、海野は裕二郎に自ら握手を求めると、サッと手を上げてスカしてみせた。

　コメントスペースでは「エモい」と連呼した海野は、「裕二郎さんがヤングライオンでもない練習生だった頃、1度、僕はご飯に行ってるんですよ。もちろん、裕二郎さんがヤングライオンだった時も、遊んでたし、そうだな、旅行にも行ったし、キャッチボールもした。そして、裕二郎さんが海外遠征に行く時に『裕二郎お兄ちゃん頑張ってね』って手紙も僕は書きました」と子供の頃の裕二郎との秘話を明かした。

　「少なからず“少年"海野翔太は、そんな裕二郎さんが、裕二郎お兄ちゃんが憧れでした。だからこそ、レスラーになって、裕二郎お兄ちゃんと試合をするってことも目標のひとつだったし、夢でもありました」と続けた海野だったが、だからこそ拷問軍で無法行為を続ける裕二郎には「今日、久しぶりに肌を合わせて、ウン、残念でしたね。まあ、それが裕二郎お兄ちゃんが選んだ道だったら否定はしないですけど。反則三昧」と落胆を隠せず。「まあ、何でもいいですよ。何でもしてください。その上で、明日、大田区総合体育館で、必ず裕二郎お兄ちゃんから勝利を収め、“少年"海野翔太から裕二郎お兄ちゃんへの恩返しをさせていただきます」と勝利での恩返しを予告した。