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3/5【新日本】タッグ王者・毘沙門が“ドリームタッグ"オカダ&棚橋戦へ「まさか」の光景予告

『NEW JAPAN CUP 2023』後楽園ホール(2022年3月5日)
○石井智宏&後藤洋央紀&YOSHI-HASHIvsオカダ・カズチカ&棚橋弘至&本間朋晃×

 IWGPタッグ王者・毘沙門が“ドリームタッグ"オカダ&棚橋との防衛戦に向けて、「まさか」の光景を予告した。

 2・19サンノゼ大会でIWGP世界ヘビー級王座を懸けて争った王者・オカダと棚橋。戦いはオカダの防衛に終わったが、試合後に棚橋に“ドリームタッグ"再結成を呼びかけ、IWGPタッグ王座獲りを宣言。3・6大田区大会で王者の“毘沙門"後藤&YOSHI-HASHIが迎え撃つことになった。決戦が翌日に迫る中、今宵は最初で最後の前哨戦として、両チームが6人タッグマッチで対戦した。

 オカダと棚橋は序盤からダブルショルダータックルやダブルバックエルボーなど連係を披露。盤石の試合運びで後藤を圧倒する。YOSHI-HASHIは意地を見せて反撃に転じたものの、オカダは棚橋と連続攻撃へ。オカダがシーソーホイップを決めると、棚橋はビンタを一撃。オカダが足を押さえたまま固定すると、そこに棚橋がスリングブレイドを繰り出した。新連係で勢いを掴むと、オカダは動きの鈍ったYOSHI-HASHIをマネークリップで絞め上げる。

 しかし、毘沙門も引かない。オカダに隠し狭間(ブラインド式トラースキック)を決めると、棚橋には激烈一閃(牛殺し&トラースキック)をズバリ。一気にオカダに消灯を仕掛ける。振り払ったオカダはドラゴンスクリューで後藤の動きを止め、YOSHI-HASHIにドロップキックを放ち、痛み分けに持ち込んだ。

 タッグ王座戦を控える4人が大の字になると、両軍代わって石井と本間が対峙。本間が好機を掴むと、飛び込んだ棚橋が毘沙門の2人にドラゴンスクリューを決め、オカダとともに石井にダブルブレーンバスターを繰り出す。石井にはオカダのエルボースマッシュ、棚橋のスリングブレイド、本間の低空こけしロケットが連続してさく裂。あと一歩のところまで追い詰めたが、最後は石井が垂直落下式ブレーンバスターで突き刺し、本間を沈めた。

 最初で最後の前哨戦はCHAOSが激勝。明日が待ちきれないとばかりに、両軍は視殺戦を繰り広げた。

 前哨戦ではオカダ&棚橋の連係が目を引いたが、毘沙門も気持ちでは負けていない。「俺と後藤がタッグチャンピオンで、向こうが挑戦者の立場。そんなの誰も予想してなかったと思う。ただ、時間が経ち、俺も後藤もお互いに高め合って、明日は俺たちがチャンピオンという立場で、棚橋&オカダの挑戦を受ける」と感慨深げに語ったYOSHI-HASHIは「俺たち2人が勝つ! たぶん、見ている人たちは絶対こう言うと思う、『まさか後藤とYOSHI-HASHIが勝つなんて…』。俺はその光景を、明日見ているヤツら全員に知らしめたいと思う」と“まさか"の光景を予告した。

 後藤も「最高の挑戦者だと思いますよ。オカダと棚橋、現IWGP世界ヘビーのチャンピオンと前回の世界ヘビーの挑戦者」と称えたうえで、「俺たち毘沙門が絶対的なタッグチームを目指す上で避けては通れない。そういう相手だと思います。明日は必ず勝って、その次のNEW JAPAN CUPにも続く、そんな勢いのある試合をしたいと思います」と必勝を誓った。

 対するオカダは「明日、新日本プロレス51歳の誕生日に、新たなチャンピオンチームが誕生しますよ」とタイトル奪取に自信。棚橋も「アメリカまで行って、IWGPで戦って、その上で気持ちを1回整理して、組んで『さぁ、行くぞ』ってなってるからね」と絆の深さを強調し、「1+1は10倍だぞ! 某尊敬する先輩が言ってたから」と小島聡の言葉を拝借して、ドリームタッグに手応えを示した。

プロ格 情報局