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3/10【新日本】NJC初出場フレッチャーがYOSHI-HASHI熱闘撃破 次は後藤で“毘沙門連破”宣言

『NEW JAPAN CUP 2023』アイメッセ山梨(2023年3月10日)
NEW JAPAN CUP一回戦 ○カイル・フレッチャーvsYOSHI-HASHI×

 24歳、193cmのオージーレスラー、フレッチャーが初出場となったNEW JAPAN CUP一回戦で、いきなりYOSHI-HASHI食い。熱闘をつむいでシングルプレイヤーとしても存在感を増した。

 昨年末のタッグリーグ戦では、マーク・デイビスとのタッグ“オージー・オープン"で躍進。一気に新日本での知名度を上げたフレッチャーが、初エントリーとなったNJC一回戦でYOSHI-HASHIと激突した。

 “オージー・オープンvs毘沙門"で火花を散らしてきた両雄が、シングルマッチで激突。24歳の若さと193cmの長身を生かしたフレッチャーが序盤から主導権を握る。中盤にもコーナーに上がったYOSHI-HASHIを豪快なジャンピングハイキックで場外に蹴落とすと、迷いなきエルボースイシーダも発射だ。強烈な串刺しレッグラリアットからの垂直落下式ブレーンバスターで突き刺し、193cmがジャンプしながら繰り出す旋回みちのくドライバー2も鮮やかに決まって場内もどよめく。

 屈さぬYOSHI-HASHIも、読み合いを起死回生のカナディアンデストロイヤーで切り返して猛反撃。相次ぐラリアットの正面衝突も気迫でことごとく競り勝ってみせる。フレッチャーも長い脚を生かして、伸びのあるトラースキックを顔面に突き刺したものの、YOSHI-HASHIも続く雪崩式攻撃を突き飛ばして逃れると、ダイブ式のカナディアンデストロイヤーにトライ。これが鮮やかに決まって決定機を迎えた。

 すかさずこん身のラリアットをぶっ放し、なおも反撃してくるフレッチャーを投げ捨てドラゴンスープレックスやラリアットでことごとくねじ伏せるや、変型ノーザンライトボム(KUMAGOROSHI)でグサリ。フレッチャーもかろうじて肩を上げたものの、すかさず必殺のカルマで仕留めにかかった。

 だが、フレッチャーも踏ん張って打たせず。逆にカウンターの強烈ゼロ戦キックでYOSHI-HASHIの突進を止めるや、返す刀で後頭部にもゼロ戦キックを発射だ。立て続けに必殺のグリムストーン(旋回式のツームストンパイルドライバー)で脳天から突き刺し、完璧な3カウントが数えられた。

 インパクトを残す熱戦の末にYOSHI-HASHIを撃破。NJC初戦でシングルプレイヤーとしても存在感を増してみせたフレッチャーは「何が起きたか分かってるか? この会社で何が起きているのか、理解してるか? 俺は24歳で、これが日本で2回目のツアーだ。そして、これが日本で初めてのシングルマッチだ。その試合で10年間、新日本にいるIWGPヘビー級タッグ王者を打ち負かしたんだぞ!?」と胸を張った。

 相棒のデイビスも一回戦で矢野通を撃破。「俺たちがどのトーナメントもどのタイトルも動かしているんだ! いつかどこかでやってくるぞ。YOSHI-HASHI、お前はこれがどういう意味か分かるだろ?」と将来的なIWGPタッグ挑戦に向けても王者にプレッシャーをかけた。

 続く3・12米原大会での二回戦では後藤洋央紀と対決する。「楽しみに待ってろよ、YOSHI-HASHI、後藤。俺たちが世界を回しているんだからな」。狙うは“毘沙門連破"。そしてNJC初出場初制覇の偉業を目指す。

【フレッチャーの話】「(※隣にはデイビスがピタリと寄り添っている)何が起きたかわかってるか? この会社で何が起きているのか、理解してるか? 俺は 24 歳で、これが(日本で)2回目のツアーだ。そして、これが日本で初めてのシングルマッチだ。その試合で、10 年間、新日本プロレスにいる男、IWGP ヘビー級タッグ王座にいる片方の男を打ち負かしたんだぞ!(2日前は)デイビスとヤノ。新日本プロレスを代表するレスラーの1人、ヤノと第1回戦で闘ったんだ。それがデイビスの日本でのシングルデビュー戦だった。この会社で何かが起きている。それは、これから起きるということじゃない。今まさに起きていることなんだ! UNITED EMPIRE のことを知っているか? 俺たちが『NEW JAPAN CUP』を、どのトーナメントもどのタイトルも動かしているんだ! いつかどこかでやってくるぞ。YOSHI-HASHI、お前はこれがどういう意味かわかるだろ? (※デイビスを見て)お前はわかるよな?(※デイビスは笑顔でうなずく)。この『NEW JAPAN CUP』を俺が制した時、俺が進み続けるか、(※デイビスに向かって)お前が進み続けるか。誰がそうするにせよ、俺たちはオカダ・カズチカから IWGP 世界ヘビー級の王座を獲りにいく。オージー・オープンがすべてのタイトルの王者になるんだ。そして世界中のどこへでも行くぞ。AEWに戻り、『NJPW STRONG』にも戻る。俺たちはすべてのタッグチームに勝つんだ。なぜなら、俺たちは今現在、一番強いタッグチームだからだ! 俺たちはオージー・オープンだ。楽しみに待ってろよ、YOSHI-HASHI、ゴトー。俺たちが世界を回しているんだからな!(※カメラに向かって CROWNS UP のポーズを突き出してから控室へ)」

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