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3/13【新日本】オスプレイ同門戦でデイビス薄氷突破、NJC8強入り 後楽園へ「EVILショッパイ!」

『NEW JAPAN CUP 2023』愛媛・アイテムえひめ(2023年3月13日)
2回戦 ウィル・オスプレイvsマーク・デイビス

 松山大会のメインを飾った『NEW JAPAN CUP』2回戦で、オスプレイとデイビスの“UNITED EMPIRE同門対決"が実現。デイビスがそのポテンシャルをいかんなく発揮して圧倒したものの、最後はオスプレイが逆転勝ちをおさめ、3・17後楽園大会の準々決勝は「オスプレイvsEVIL」に決まった。

 松山メインで実現した同門対決。序盤から圧倒したのはデイビスだった。

 まずはテクニカルな“引き出し勝負"で探り合うと、オスプレイの飛びつきフランケンシュタイナーを軽々とパワーボムで切り返す怪力を披露。

 そのままラリアットで場外まで吹っ飛ばすや、リフトアップスラムで軽々と持ち上げて鉄柵に落とす。負けじとオスプレイもドラゴンスクリューや足4の字固めで足元から崩しにかかったものの、構わずデイビスは巨体を苦にせぬ三角飛びのジャンピングエルボーをぶっ放すや、雪崩式ブレーンバスターでぶん投げ、その破裂音に会場も大きくどよめいた。

 大劣勢のオスプレイもローキック乱打やラリアットを連発。手数で巨漢デイビスをなぎ倒し、後頭部へのピッピーチェリオも見舞ってみせたが、崩れないデイビスはヒドゥン・ブレードをカウンターの強烈ラリアットで撃ち抜いて一発でひっくり返す。

 さらには読み合いも強烈な不意打ち式ジャンピングハイキックで制すや、コーナー最上段からの“雪崩式"ショートレンジラリアットを発射。一回転しながら落下したオスプレイを、助走十分のラリアットで再び一回転させると、場内が熱を帯びるなか、グラウンド状態から引っこ抜く強烈パイルドライバーを完璧に決めて3カウント…かと思われた。

 だが、オスプレイは3カウントぎりぎりでキックアウト。ならばとデイビスはスライディング・エルボーからの変型バックフリップを狙ったものの、オスプレイはかろうじて着地だ。逆に読み合いの反動を利用して起死回生のタイガードライバー91発射に成功。なおもグラつきながら起き上がろうとするデイビスめがけて、続けざまに必殺ヒドゥンブレードをめり込ませ、ワンチャンスを生かす電光石火の3カウントを奪い去った。

 試合を支配したのはデイビスだったが、最後は鮮やかな逆転勝利でオスプレイがNJC2回戦を突破。同門熱闘の余韻に浸る場内に「エヒメ! ミナサン、タノシカッタデスカ?」と日本語マイクで問いかけ、「マーク・デイビス。スゴイプロレスラーネ。マーク・デイビス、アリガトゴザイマシタ!」とノーサイドで感謝して場内もやんやの喝采に包まれた。

 3・17後楽園大会の準々決勝では、EVILと激突することが決定。マイクを続けたオスプレイは「UNITED EMPIREは新日本最強の軍団だ。でも俺たちはNJCを何としても優勝せねばならない。そうこのウィル・オスプレイがな。EVIL、ショッパイ! HOUSE OF TORTURE、ショッパイ! オスプレイがEVILを倒してやる。なぜなら俺はウィル・オスプレイ、次元が違う存在だからだ」と宣言して松山大会を締めくくった。

 EVILはこの日、HOUSE OF TORTURE4人がかりでジェフ・コブを無法粉砕。後楽園では、コブの敵討ちと4強入りを懸けて悪魔の男と対峙する。

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