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3/17【新日本】鈴木がKENTAピンでSTRONG王座戦要求 海野とフィンレーは準々決勝へ大乱闘

『NEW JAPAN CUP 2023』東京・後楽園ホール(2023年3月17日)
○鈴木みのる&成田蓮&海野翔太&エル・デスペラードvsデビッド・フィンレー&チェーズ・オーエンズ&エル・ファンタズモ&KENTA×

 3・30ロス大会での一騎打ちへ向けて鈴木がSTRONG王者・KENTAにピンフォール勝ちを収め、タイトルマッチを要求。海野とフィンレーはNEW JAPAN CUP準々決勝へ向けて大乱闘を繰り広げた。

 明日3・18浜松大会でNJC準々決勝で対決する海野とフィンレーがこの日、8人タッグによる前哨戦。8強戦へ向けて火花を散らした。

 試合前から互いに意識。フィンレーが入場直後の海野を襲撃し、Tシャツで首を絞め上げた。ファンタズモに張り手でタッチする不穏な空気となったが、成田に攻められるファンタズモをフィンレーが助ける形でエプロンへのバックドロップを敢行した。そしてフィンレーがタッチを求めると、ファンタズモも応じてコーナーに上がったが、フィンレーは高速ブレーンバスターで成田を投げて連係は成立せず。ファンタズモはフィンレーに逆水平を打ち込んだ。

 そして海野がランニングエルボー、スライディングエルボースマッシュでフィンレーに攻勢。BULLET CLUB勢をなで斬りにし、フィッシャーマンスープレックス、エプロンから飛びついてのDDTと攻め立てたが、フィンレーもスタンガン、旋回式バックドロップでキッチリやり返す。試合後も海野とフィンレーはリング下で大乱闘。激しく殴り合った。

 「ガッカリだよ。それがお前の選んだ道か? ふざけんなよ。何がREVELだよ。くだらねぇな」とこき下ろした海野。リベンジを果たせぬまま標的のジェイ・ホワイトは新日本追放となった。「今の状況は何だ? BULLET CLUBどうした?」と疑問符を連発した海野は「いいよ、何もかも今までのリベンジ、全部デビッド・フィンレー、明日のお前に当ててやるよ。必ず勝って、お前の道が間違ってたってわからせてやるよ」と通告した。

 3・30ロス大会で一騎打ちを控えるKENTAと鈴木もバチバチ。鈴木が串刺しフロントハイキックを見舞い、エルボー合戦、フロントハイキック合戦で火花を散らす。BULLET CLUB勢の援護射撃を受けたKENTAがDDT、ダイビングフットスタンプで攻め込んだが、鈴木も3カウントを許さず。go 2 sleep狙いを不時着してスリーパーで絞め上げ、一本足頭突きからのゴッチ式パイルドライバーで3カウントを奪った。

 試合後、鈴木はSTRONGベルトを手にKENTAを踏みつけてかちどき。KENTAの顔にベルトを乗せてからリングを降りると、「お前、STRONGのベルト持ってるだろ。なぁ、アメリカのベルト持ってるだろ。そのベルトかけて俺と戦え」とタイトル戦を要求。「いい返事聞かせろよ、KENTA。殴り足りねぇんだよ。もっともっと殴らせろ」と迫っていた。


【鈴木の話】「KENTA、NEVER6人タッグは後回しだ。後回しだ。お前、STRONGのベルト持ってるだろ。なぁ。アメリカのベルト持ってるだろ。そのベルト懸けて俺と戦え。すぐにだ! 俺はこのシリーズ終わったらすぐにアメリカに飛ぶ。いい返事聞かせろよ、KENTA。殴り足りねぇんだよ。もっともっと! 殴らせろ」

【デスペラードの話】「あぁ、(脇腹をさすりながら)いいとこなし! 俺は俺で何か一つ見つけるのかな。3人で組んでりゃ(NEVER6人タッグのベルトを叩いて)これは手に入る。それで満足することはないし、俺ひとりで何にもしねぇなんてことはねぇ。鈴木さんだってやってるじゃねぇか、ああやってよぉ。最高に刺激的なケンカ相手を見つけてガンガンガンガンやってる。アメリカのカードが発表されてねぇもんだから、どこに自分がフォーカスしていいもんか、正直今イチよく分からん! だけど、このまんまグズグズグズグズただの数合わせで終わるつもりも全くない。『キン肉マン』もアニメ化して40周年。ここからまた新しいアニメが始まる。すごくね? 俺だってもう一回、自分ひとりで何かを始めてやる。それはSTRONG STYLEの3人でやらないということじゃない。必ず両立してみせる」

【成田の話】「(手にしたNEVER6人タッグのベルトを示し)このベルトを獲って、正直何一つ結果を残してない。ただベルトを持ってるだけだ。チャンピオンに負け、NEW JAPAN CUP1回戦で負け、今日も見てみろ。ただやられて……。でも自分のやることは分かってる。まずはNEW JAPAN CUP。EVIL、あいつらに蹴りつけて、そしてオカダ・カズチカ。俺の牙は“なまくら"じゃねぇからな。なまくらなんかじゃねぇからな」

【海野の話】「おいデビッド! ガッカリだよ、何だ、それ? それがお前の選んだ道か? ふざけんなよ。何がREVELだよ。くだらねぇな、おい。以前、海外遠征中、ジェイとシカゴで試合した時は、確かにひねくれてたけど、本物の強さを持ってたよ。あいつはBULLET CLUBながら闘魂を持ってたと思うよ。そんなジェイ・ホワイトに俺はリベンジしたいから海外遠征を経て、日本に帰ってきた。それも一つ。だが今の状況は何だ? BULLET CLUBどうした? よく分かんねぇな。いいよ。何もかも、今までのリベンジ、全部デビッド・フィンレー、明日のお前に当ててやるよ。必ず勝って、必ず勝って、お前の道が間違ってたって分からせてやるよ」


【試合後のフィンレー&ファンタズモ】
▼フィンレー「ショータ・ウミノ、お前が16歳の時から知っている。遠征に行く前、お前がいつもつきまとっていた相手は誰だ? 俺だ! 今のお前が知っていること全てを教えたのは誰だ? 俺だ! だが明日は最も大切な教訓を教えてやる。お前は永遠にTHE REBELに勝つことはできないということを」

※ここにファンタズモが割って入る

▼ファンタズモ「おい!」

▼フィンレー「どうした?」

▼ファンタズモ「あれは何だ? KENTAは頭が折れそうになるパイルドライバーを決められたんだぞ。チェーズも心配していたが、お前はどこにいた? ショータと揉めて。KENTAのことは? CLUBのためという気持ちは?」

▼フィンレー「カップを獲ることがCLUBのためだ、ELP。俺だけが勝ち残っている。(口論に返すのをやめて無言で控室に帰ろうとするファンタズモに向かって)カップを獲ることがCLUBのためだ」

※ファンタズモは控室に通じる扉を蹴り飛ばして去る

▼フィンレー「もういい。(なだめるようなジェスチャーをしつつ控室に向かおうとするオーエンズに向かって)俺だけが勝ち残っている」

▼オーエンズ「あぁ」

▼フィンレー「カップを獲ることがCLUBのためだ。(追いかけながら)どこに行った? ELP」

▼外道「(そのあとに続き)まあ落ち着けって」

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