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4/2【新日本】オーカーンが早速オレッグに触手 オージー・オープンは毘沙門面前勝利で奪取弾み

『Road to SAKURA GENESIS 2023』後楽園ホール(2023年4月2日)
○カイル・フレッチャー&マーク・デイビス&グレート-O-カーンvs後藤洋央紀&YOSHI-HASHI&矢野通×

 オーカーンが早速“強すぎるヤングライオン"ボルチン・オレッグに触手。オージー・オープンは毘沙門の眼前で矢野を粉砕し、IWGPタッグ王座獲りに向けて勢いを加速させた。

 3・21長岡大会でデイビスがYOSHI-HASHIを撃破。前年のタッグリーグ決勝で敗れた雪辱に燃えるオージー・オープンがIWGPタッグ王者の毘沙門に挑戦をぶち上げ、4・8両国大会でのタイトルマッチが決定した。

 前哨戦として、“毘沙門"後藤&YOSHI-HASHIが矢野と、“オージー・オープン"デイビス&フレッチャーがオーカーンと組んで対戦。序盤から毘沙門が連係攻撃を連発し、オージー・オープンを圧倒して気を吐いた。しかし、オージー・オープンも同じく連係で反攻。ダブルのチョップからフレッチャーがランニングローキック、デイビスがセントーンを立て続けに後藤に見舞って譲らない。

 後藤がローンバトルを強いられたが、あとを受けたYOSHI-HASHIが奮闘。デイビスを得意の逆水平やヘッドハンターなどで攻め立てる。しかし、デイビスもお株を奪う逆水平からバックドロップでぶん投げた。タッチをもらったフレッチャーも逆水平で快音を鳴らしたものの、YOSHI-HASHIも低空ドロップキックでキッチリとお返しした。

 あとを受けた矢野がインサイドワークを発揮し、フレッチャーをコーナー金具に衝突させる。だが、オージー・オープンはホイップ式合体トーキックで一瞬にして逆転。ならばと毘沙門も隠し狭間で介入し、試合は二転三転する。勝負所を逃さないオージー・オープンは毘沙門を同士討ちさせると、オーカーンが両腕ラリアットで排除。すかさずオージー・オープンがサンドイッチラリアットからコリオリスにつなげ、毘沙門の眼前で矢野を仕留めた。

 オージー・オープンがIWGPタッグ獲りに向けて弾み。マイクを持ったオーカーンの舌もなめらかで、「ひれ伏せ、後楽園の愚民ども! 毘沙門なんてな、去年、余たちに負けて泣いて、『パンケーキ食うか』なんて言われたヤツらだよ。このオージー・オープンに勝てるわけねえだろうが!」と毘沙門を斬り捨て、「『SAKURA GENESIS』は我々連合帝国が支配する。いいか、これがブリティッシュヘビー級チャンピオン、グレート-O-カーン、そして、次期IWGPタッグチャンピオンのマーク・デイビス&カイル・フレッチャー…これがUNITED EMPIREの力だ!」と勝ち誇った。

 バックステージではフレッチャーが「アイツらは俺たちに勝てない。なぜなら、俺たちが世界で最高のタッグチームだからだ。4月8日、両国国技館での『SAKURA GENESIS 2023』は保証する。家でもローンでもなんでも、賭けられるものは賭けてほしい。俺たちが新しいIWGPタッグ王者になる」と高らかに予告した。

 さらに、オーカーンは「余が入場する時にいつもロープを上げさせてやったボーイがデビューするな」と今大会でデビューしたオレッグに興味。「ブシロードクラブ出身者はエリートってのは確定してんだよ。だから余はオレッグには目をかけて、ロープも上げさせてやったんだよ。連合帝国のカザフスタン枠だ。帝国はもっともっとデカくなるぞ」とUNITED EMPIREへの勧誘を示唆した。


【試合後のデイビス&フレッチャー】

▼フレッチャー「後楽園ホールに帰ってきたぜ。しかし、オージー・オープンは全プロレス界で一番多忙なレスラーなんじゃないか?」

▼デイビス「あぁ、そして俺たちはしっかりと結果を残している」

▼フレッチャー「(ROHで)ラダーマッチをやったのは24時間か、30時間前だぜ。(デイビスを指して)この男はその日のうちに日本への飛行機に乗って、俺はその翌朝に飛行機に飛び乗って、今日の午後3時に日本に着いて、午後6時半開始の大会に出場している。それでいてなお、タッグ王者たちに勝利した。NEW JAPAN CUP開催中も同じだった。断言する。アイツらは俺たちに勝てない。なぜなら、俺たちが世界で最高のタッグチームだからだ。4月8日、両国国技館での『SAKURA GENESIS 2023』は保証する。家でもローンでもなんでも、賭けられるものは賭けてほしい。俺たちが新しいIWGPタッグ王者になる(と言って、CROWNS UPポーズ)」

【オーカーンの話】「面を上げろ、帝国民ども。この後すぐにヘナーレがKOPWを支配してくれる。アイツは帝国で唯一の新日本プロレスの生え抜きだ。そして、アイツがこの7年間、どれほどの辛酸を舐め続けたか、余はよく知っている。それでよ、7年もよ、新日本プロレスのためにヤングライオンというシステムで無駄にされて、下積みをして、それでも外様に好き勝手やられて、そうしたらよ、これまでの努力は何だったんだよ! ヤングライオンってもんが、全部無駄になんだろうが! そんなことはさせねえよ。報われるには報われるまで続けるしかない。アイツはそろそろ報われるべきだ。それから、余が入場する時にいつもロープを上げさせてやったボーイ(ボルチン・オレッグ)がデビューするな、オイ。アイツは確か、永田裕志のブシロードクラブだっけ? 新日本クラブだっけ? そこ出身だろ? そこ出身は確か1人目か2人目じゃないか? 遅過ぎんだろうが! まっ、それでもブシロードクラブ出身者はエリートってのは確定してんだよ。だから余はオレッグには目をかけて、ロープも上げさせてやったんだよ。(ニヤリとした表情で)連合帝国のカザフスタン枠だ。帝国はもっともっとデカくなるぞ、オイ」

【YOSHI-HASHIの話】「次の両国の防衛戦、もちろん負けない。俺とゴッちゃん、毘沙門でこのIWGPタッグのベルトをタイチとザックから獲ってから、ずっとずっと高めてきた。だからこそ、この前の『旗揚げ記念日』の対戦相手がオカダ&棚橋。もちろんそれもある。だけど、このIWGPタッグのタイトルマッチが『旗揚げ記念日』で行なわれた。そこまでこのベルトの価値はもう上がってんだ。そのベルトを、俺たちだからこそさらにさらに上げられる。だからこそ今度の両国、必ず勝つ」

【後藤の話】「待ってたぜ、アイツらの再来日を。オイ、俺たち毘沙門がお前らの挑戦を受けてやるよ。そしてもちろん、勝つのは俺たちだ!」

※矢野はノーコメント

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