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4/3【新日本】成田がオカダに宣戦布告 大荒れ場外乱戦…SSが拷問軍返り討ちでNEVER6人初防衛

『Road to SAKURA GENESIS 2023』後楽園ホール(2023年4月3日)
NEVER無差別級6人タッグ選手権試合 ○エル・デスペラード&鈴木みのる&成田蓮vsEVIL&高橋裕二郎&SHO×

 STRONG STYLEが場外カウントなしの特別ルールでHOUSE OF TORTUREを返り討ちにし、NEVER無差別級6人タッグ王座初防衛。成田は「オカダ・カズチカ! 名古屋の借りはキッチリ返すからな。覚悟しとけ!」とIWGP世界ヘビー級王者に宣戦布告し、次期腸炎者に指名した。

 鈴木&デスペラード&成田のSTRONG STYLEと、EVIL&裕二郎&SHOのHOUSE OF TORTUREが2・11大阪大会以来2ヵ月ぶりの再戦となるNEVER6人タッグ王座戦を迎えた。前夜の最終前哨戦では両者リングアウトに終わり、成田が「場外カウントなし」を要求。挑戦者組もこれを受け入れ、当日になって急きょ特別ルールが採用されることになった。

 試合は序盤から拷問軍の庭といえる場外戦に。EVILが成田を南側の鉄柵に投げつけ、「東」の鉄看板に叩きつけたり、イスで殴りつけたりとやりたい放題に痛めつける。裕二郎も鈴木をイスで殴打し、SHOはデスペラードをフェンスに投げつけて追随。EVILはScorpion Deathlockで成田を絞め上げた。

 王者組は自ら要求した特別ルールがアダとなって拷問軍に先制を許した形となった。それでも鈴木がスリーパーでEVILを絞め上げ、後頭部にエルボーをぶち込んで逆襲。タッチを妨害しようとした裕二郎を一本足頭突きで蹴散らして成田に託した。フロントハイキックで続いた成田はフロントスープレックスでSHO、裕二郎、セコンドのディック東郷を次々に投げ飛ばす大立ち回りで巻き返しに出た。

 拷問軍は南側客席に身を潜めたが、成田はデスペラードとともにEVILを発見。コブラツイストで絞め上げ、リング内に連行すると、ハーフハッチで追い討ちをかけた。デスペラードもバックドロップでSHOを叩きつけ、マフラーホールドで捕らえた。が、東郷が鈴木をレフェリーに投げつけてカット。それでもデスペラードは裕二郎のステッキ攻撃を阻止したが、SHOにラリアット、パワーブリーカーで攻め込まれた。

 さらに東郷のスポイラーズチョーカーに捕まったが、鈴木の救出が間に合った。鈴木がフロントハイキックで東郷、裕二郎、EVILを次々に蹴散らすと、孤立したSHOにデスペラードがスパインバスターを敢行。成田、鈴木の順でランニングローキックで蹴り飛ばす。デスペラードがヌメロ・ドスでSHOを捕らえると、成田がコブラツイストでEVIL、鈴木が卍固めで裕二郎を分断した。SHOがロープに逃れてもデスペラードはギターラ・デ・アンヘルで追い討ちをかけた。

 粘るSHOはピンチェ・ロコを阻止すると、急所蹴りをお見舞い。クロスアーム式パイルドライバーで突き刺す。鈴木のカットが間に合い、SHOのトーチャーツール攻撃も成田が飛び込んで阻止。呼応するようにデスペラードがロコモノをぶち込むと、鈴木がアキレス腱固めで裕二郎、成田がコブラツイストでEVILを分断。すかさずデスペラードがピンチェ・ロコを爆発させてSHOから3カウントを奪った。

 STRONG STYLEが大乱戦の末に拷問軍を返り討ちにし、NEVER6人タッグ王座初防衛に成功。試合後、デスペラードが東郷からマスクを取り戻し、成田はEVILの襲撃を阻止してランニングローキックで蹴り飛ばして成田コールを起こした。

 「今日は俺じゃねぇんだよ。成田に締めてもらおう」。そう鈴木からマイクを渡された成田は「勝ったぞ!」と絶叫。「HOUSE OF TORTUREは俺らが倒した。俺はまだやんなきゃいけない相手がいる。オカダ・カズチカ! 名古屋の借りはキッチリ返すからな。覚悟しとけ。いいか! 俺たちがSTRONG STYLEだ!」と宣戦布告した。

 成田は3・11名古屋大会で海野との新世代タッグを結成し、オカダ&棚橋のドリームタッグに挑んだもののオカダのレインメーカーに敗北。壁の高さを味わわされていた。バックステージで鈴木から「オカダとお前、何がやりたいんだ? オカダのベルトに挑戦したいのか? それとも獲りにきてほしいのか?」と問われた成田は「オカダ、このベルト挑戦してこいよ。チャンピオンが逃げるなんて言わねぇよな」と即答。IWGP世界王者をNEVER6人タッグ次期挑戦者に指名した。


【試合後の鈴木&デスペラード&成田】
▼鈴木「オカダとお前、何がやりたいんだ? オカダのベルトに挑戦したいのか? それとも獲りにきてほしいのか?」

▼成田「オカダ、このベルト挑戦してこいよ。チャンピオンが逃げるなんて言わねぇよな?」

▼デスペラード「このタイトルに関しては向こうが挑戦者だぜ。王者からの逆指名ですよ。最高じゃない?」

▼鈴木「どれが上とか、どれが下とかねぇんだよ。おい、今はこれ、俺たちがチャンピオンなんだ。次の挑戦者指名、成田蓮からの指名。オカダ・カズチカ、あと二人用意してこいってことだろ。誰がいる? お前のチョイスでいいぞ。さぁ、かかってきやがれ」

▼デスペラード「いやぁ、いきなりそこの名前出すってのは楽しいですね。刺激的で」

▼鈴木「いいね」

▼デスペラード「真っ向勝負で強いヤツとやるってのも楽しいし、今日みたいに手練手管いろいろ工夫して戦ってくるヤツも面白いけどさ。どっちにしろチャンピオン様が落とすことはありえねぇんだ。今、俺たちがチャンピオンだ。楽しみだ」

▼成田「オカダ、逃げんじゃねぇぞ(と控室へ)」

▼鈴木「あいつ変わったな」

▼デスペラード「トーチャーのせいでどっかおかしくなりましたかね?」

▼鈴木「ちょっと怒ってんな」

▼デスペラード「ずっと怒ってる。でも楽しみだ。こっからが楽しみだぜ」

▼鈴木「あいつはオカダとやりたいと言った。お前、誰とやりたい? 凄いの期待してるよ。面白いの」

▼デスペラード「そっからっすか? 面白いの?」

▼鈴木「あるだろ? いろんな動物狩るヤツとかさ、やりたいだろ? これ、6人タッグ選手権やりたい放題だよ」

▼デスペラード「今回みたいにルールも…」

▼鈴木「オープン・ウェイト。これ体重だけじゃなくて、いろんなものが無差別だ」

▼デスペラード「新日本からしたら厄介なチャンピオンだと思いますよ。楽しみだ」

▼鈴木「いいね、この新しい刺激。どうせ新しいことやるんだったら、このぐらいやらないとな。新しい仲間と新しい世界。さぁ、次の世界はどこかなぁ」

▼デスペラード「楽しみです」

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