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6/10【新日本】L・I・J辻が快勝で本格始動 「俺が目指すのはIWGP世界ヘビー、その先の未来」

『NEW JAPAN ROAD』幕張メッセ国際展示場1ホール(2023年6月10日)
イリミネーションマッチ ○辻陽太&内藤哲也&鷹木信悟&高橋ヒロム&BUSHIvsSANADA&タイチ&金丸義信&TAKAみちのく&DOUKI×

 辻がL・I・Jの一員として本格始動。Just 5 Guysとのイリミネーションマッチで決勝フォールを奪い、G1での再戦が決まったSANADAと視殺戦を展開すると、「俺が目指すのはIWGP世界ヘビー級、そのベルト。そして、その先の新日本プロレスの未来!」と宣言した。

 6・4大阪城大会における凱旋マッチでIWGP世界ヘビー級王座初挑戦を果たした辻。王者・SANADAに惜敗したものの、大きなインパクトを残した。

 そして、その前日にはL・I・Jに電撃加入。凱旋2戦目となったこの日は内藤&鷹木&ヒロム&BUSHIと組んで、SANADA&タイチ&金丸&DOUKI&TAKAのJust 5 Guysとイリミネーションマッチで激突。L・I・Jメンバーとしての本格始動戦となった。

 メンバーとともに拳を合わせた辻は先発を買って出て、SANADAと対峙。ショルダータックルでなぎ倒して先制し、スピードでも渡り合う。金丸とDOUKIを両腕ラリアットでねじ伏せ、コルバタでSANADAを吹き飛ばすと、変型バックブリーカー、ファルコンアローで一気にTAKAを仕留めた。

 L・I・Jメンバーとの呼吸もピッタリ。DOUKI相手に鷹木とのダブルショルダータックルをドンピシャのタイミングで決めた。その後、鷹木とSANADAが両者オーバー・ザ・トップロープで失格になると、BUSHI、タイチ、内藤、金丸、ヒロムが次々に姿を消していった。L・I・J最後の一人となった辻はデイブレイクなどで粘るDOUKIをホイップ式トーキック、スタンプ攻撃で鎮圧。雄たけびもろとも猛烈なスピアーを叩き込んで3カウントを奪った。

 L・I・JがJ5Gとのイリミネーション戦に快勝。辻が本格始動戦で決勝フォールを奪った。この日、G1のブロック分け、公式戦日程が決定。辻はIWGP世界王者・SANADA、海野、成田らと同じAブロックにエントリーした。SANADAとは7・21長岡大会で再戦が実現する。試合後、SANADAとしばしにらみ合った辻はマイクを持つと「俺は世代交代、そんなものに興味はない。俺が目指すのはIWGP世界ヘビー級、そのベルト。そして、その先の新日本プロレスの未来!」と宣言してみせた。

 陽太コールの中、「その先の世界、新しい世界へ足を踏み入れよう!」と叫んで締めた辻。その扉を開くためにも、G1初出場・初優勝を成し遂げ、IWGP再挑戦の道を切り開く。


【内藤の話】「我々ロス・インゴベルナブレス・デ・ハポンの新たなるパレハ、陽太はいかがでしたか? どうでしたか? ねえ? 聞いてるんでしょ? サムライTVの放送席にいるミラノコレクションA.T.選手。そして、新日本プロレスワールドの放送席にいる岡本記者。そういえばあなた、最近出世したらしいね? “岡本記者"じゃなくて“岡本主任"なんでしょ? 聞いたよ。じゃあ今度、出世祝いでもしようよ。場所はもちろんファミレスでね。じゃあ、明日はかみす防災アリーナで、またお会いしましょう。アディオス!」

【鷹木の話】「(拍手をしながら現われて)陽太! 試合もマイクも素晴らしいな。感動しちまったよ。俺らも負けじと頑張ってんだよ! それはそうと今日のセミファイナルの前にG1のブロック分けが発表されたな。おそらく、いやおそらくじゃない。俺も記憶が曖昧だけどよ、正真正銘の初対決はエディ・キングストンか。面白え。俺もあいつとはな、闘いたいと思ってたんだよ。それか今日対戦したSANADA、そして同じユニットの内藤、陽太とは違うブロックだ。まぁせっかくだからよ、内藤とも陽太とも現IWGP世界ヘビー級王者のSANADAとも俺はやりてえと思ってんだよ。だったらどうするか? お前ら分かるよな。Cブロック代表になるしかねえだろう。まぁまずはG1に向けて心技体を高めてくよ」

【辻の話】「おい、新日本プロレスよ! 気に食わねえな! どうして俺がAブロックなんだよ? あのブロック編成、どう見たってお前ら、企んでんだろう? 噛ませ犬・柴田の真似事野郎、緑の小僧、調子に乗ったイギリス人。SANADAと同じブロックにしてくれたこと、それは手間が省けた。ただ、気に食わねえ! 言っただろ! 俺は世代交代なんて興味ないんだ! そんなものよりもっと先の世界を見ている。お前ら新日本プロレス、お前らは何を見てるんだ!? 俺がもっとその先の世界に新日本プロレスを導こうとしているのに邪魔しないでくれ! 分かるか? お前らのその腐った古い考えが俺たちの遺伝子、ポテンシャルを邪魔してんだよ」

【ヒロムの話】「皆さん、見ましたか? あれがウチの陽太様ですよ。いやぁ凄いな。いやぁ、それにしてもこのロス・インゴベルナブレス・デ・ハポンというユニットは個が恐ろしく強い人間がバンバカバンバカ入ってきますね。俺も陽太様に負けないようにしないとな。最初さ、あの福岡でなんか後ろから担ぎ上げられた時は何かと思ってビックリしたんだよね。全ては繋がってるんだね。陽太様、面白いよ。そしてこのシリーズは前哨戦でもなんにもないな。IWGPジュニアヘビー級の挑戦者、なかなかいませんね。誰が次、挑戦してくれるんでしょうか? ということは、全力でただただただただ楽しみたいと思っております。よろしくお願いします。八王子大会もあるんでね! でも、今回はヒロムちゃんプロデュースがなかなかできなかったんでね。なかなか時間なかったんすよ。今回はね、忙しくて。でも皆さん、八王子で待ってますよ。そして! まだまだあるよ! YAMATOさん! 7月2日、ドラゴンゲート最大のビッグマッチ、神戸ワールド記念ホール、対YAMATO選手。いやぁ! 楽しみですよ。チャンピオンとして行かせていただきます。なんだったらあれですよ。シリーズやってるんでね。まぁドラゴンゲートさんもシリーズ中かと思われますが、来てもらっても構いませんので。そこはもうご自由に、どうぞ好きにやってください。YAMATO選手、好きなように盛り上げてください! 楽しみにしてます!」

【BUSHIの話】「辻陽太が合流して、今日初めての試合だったよ。まぁ陽太との連係もコミュニケーションもこれからだろうな。今日から新しく始まるよ。ここ幕張から。これから新しく動き出すよ」


【試合後の】
▼タイチ「なんてことないね。まぁG1が今日発表されてたけど、みんな同じことを言ってんだろうけど、俺は何ブロックだったかよく分かんねえけど、パッと見たところ、今年は石井も鷹木もいねえみてえだな、俺んとこには。これは今までにないチャンスだな。あの野郎たちがいなければワンチャンスだ。あいつらいるだけで嫌になる。あぁ、いい相手ばっかりだよ。SANAやんの巻いてるベルトが欲しいよ。他のヤツじゃない。俺はSANAやんが持ってるそのベルトが欲しいからさ。今年も優勝したらなんとか証とかやんの? 発表されてないのかな? 権利証とかやるの? 今年。(報道陣に向かって)なんでおめぇらが分かんねえんだよ! 何見てんだ、おめぇら! やるのかやんねえのか分かんねえけど、結果出せばSANAやんに近づけるから。俺はそれを目指して、初めて欲しいと思ってんだよ。本気になってんだよ。体調整えないと。ちょっと飲みすぎてるからさ。全員若手がSANAやんブロックだな」

▼SANADA「俺のブロック、SANADAが一番最年長なんですよ」

▼タイチ「ハハハハ!」

▼SANADA「こんな早くベテランになるとは思わなかった」

▼タイチ「いいことだよ」

▼SANADA「まぁAブロックはチャンピオン、ベテランのSANADAが引っ張っていきたいと思います」

▼タイチ「あっ、そうだ。俺のブロックにオカダがいたわ。オカダ、(手に持ったKOPWのベルトを見せながら)これ考えたの、お前じゃん? どう? そろそろ。1回ぐらい味わってみたら? 逆指名してやるよ」

▼SANADA「勝ち上がってきてやりたいですね。優勝して逆指名したいなと」

▼タイチ「じゃあ俺、適当に待ってればSANAやんが優勝してくれるから、それでやれるんだ(笑) まぁ、まだまだ時間はあるし、ゆっくりやっていけばいい」

▼SANADA「今日のところは、言いたいこと言ったんで帰ってもらっていいっすか?」

▼タイチ「じゃあな!(と自分たちから引き上げる)」

※金丸、DOUKI、TAKAはノーコメント

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