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7/16【新日本】因縁対決はEVILに軍配 タマをG1初戦で無法撃破

『ヤマダインフラテクノス Presents G1 CLIMAX 33』北海道・北海道立総合体育センター 北海きたえーる(札幌市)(2023年7月16日)
Cブロック公式戦 ○EVILvsタマ・トンガ×

 EVILがタマを無法撃破。因縁対決を制してG1初戦で勝利した。

 EVILとタマは昨年3月にNEW JAPAN CUP2回戦で激突。この試合で敗れたタマはBULLET CLUBから追放された。5月にはNEVER王座を懸けて対戦。タマが雪辱を果たしている。その後も遺恨を引きずる両者がG1開幕戦の舞台で再び相対した。

 EVILがゴングを待たずに襲撃。タオルを使ったチョーク攻撃で拷問する。タマが反撃に出ても、コーナー金具への激突を誘い、場外花道の上でブレーンバスターを強行。観客席になだれ込み、ラフファイトで暴行した。タマは場外カウント19でリングに戻ると、躍動感溢れる動きで巻き返すが、EVILはレフェリーとの交錯を誘って無法地帯を作り上げる。セコンドのディック東郷が乱入し、2人がかりでマジックキラーを繰り出すと、EVILはスコーピオンデスロックでギブアップを迫った。

 粘りに粘ったタマはトンガンツイストから決死の反撃へ。ジャンピングハイキック、スパインバスター、シュプリームフロー(ダイビングボディプレス)と怒とうの大技ラッシュに流れに乗った。そして、マットを叩いてガンスタンを予告する。しかし、東郷がEVILの足を引っ張って場外に退避させた。

 東郷が介入してスキを作ると、EVILはラリアットを一閃。ダークネスフォールズから必殺のEVILを仕掛ける。こらえたタマはラリアットを食らっても倒れず、逆にラリアットを振り抜いて絶叫。乱入した東郷にガンスタンを決めると、返す刀でEVILにブラディサンデーを繰り出した。すかさずDSDの体勢に。

 EVILは髪の毛を掴んで抵抗。コーナー金具への衝突を再び狙う。寸前で踏みとどまったタマに対し、EVILは海野レフェリーの体を投げつける。タマは飛び越えて交錯を阻止したものの、EVILはレフェリーの死角を突いて金的攻撃をズバリ。今度こそEVILを繰り出してタマを沈めた。

 EVILが因縁のタマを無法撃破。G1白星発進を遂げた。バックステージでは「しょせん予選なんだよ。なあ。オイ、当たり前っていうのはよ、こうやって作ってくんだよ、わかったか?」と高笑い。次戦となる7・19仙台大会では初戦で鷹木信悟を破って勢いに乗るエディ・キングストンと対決する。

 一方、敗れたタマは「今日もEVILのトリックにやられたが、せっかくのG1のスタートが俺の予想した通りにはいかなかったな」と敗戦の弁。仙台大会では石井智宏と対戦するが、「お前とは長い関係があるが、お前が知っているかつてのタマ・トンガはもう存在しない! その新しい俺を次の試合で見せてやる」と予告していた。

【EVILの話】「オイ! オイ! しょせんよ、こんなもん予選なんだよ。わかったか? しょせん予選なんだよ。なあ。オイ、当たり前っていうのはよ、こうやって作ってくんだよ、わかったか? よく覚えとけ」

【タマの話】「クソー! 今日もEVILのトリックにやられたが、せっかくのG1のスタートが俺の予想した通りにはいかなかったな。でも、前進あるのみ。過去は過去、そこにしがみついていても仕方がない。次の試合はイシイか。前回はコーラクエンホールだったかな、相変わらず次の試合でもお前は100%の力を出してくるんだろうな。それを俺も期待しているよ。お前とは長い関係があるが、お前が知っているかつてのタマ・トンガはもう存在しない! その新しい俺を次の試合で見せてやる」

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