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7/23【新日本】キングストンがシングル初対決制して2勝目 HENAREを逆転突破

『ヤマダインフラテクノス Presents G1 CLIMAX 33』長野・ビッグハット(2023年7月23日)
Cブロック公式戦 ○エディ・キングストンvsHENARE×

 キングストンがHENAREを逆転突破。シングル初対決を制して、今G1で2勝目を挙げた。

 顔面タトゥー姿に変ぼうしたHENAREとSTRONG王者・キングストン。互いに鷹木信悟を公式戦で破って注目を集める外国人同士のシングル初対決は、HENAREの襲撃で幕開けした。

 トラースキックで蹴り倒し、顔面を蹴り飛ばしたHENAREは馬乗りになってエルボーを乱射する。HENAREの時間が続き、キングストンがバックフィスト・トゥ・ザ・フューチャー(裏拳)を狙っても、エルボーで迎撃。ボディブローや頭突きも叩き込んだ。痛める右腕も攻め込まれたキングストンはなかなか挽回できない。

 キングストンはエクスプロイダー2連発で反撃ののろし。絶叫して立ち上がったHENAREを痛める右腕でのラリアットでねじ伏せる。ボディブローに被弾すると急ブレーキとなるが、突進してきたHENAREをDDTで突き刺すと、串刺しラリアットで追い討ちした。

 負けじとHENAREはバーサーカーボム、串刺しニー、ランニングローキックと怒とうのラッシュでたたみかけ、ランペイジで叩きつけたものの、キングストンはギリギリでキックアウト。延髄斬り2連発からのハーフネルソンスープレックスでHENAREをぐらつかせると、左腕でビンタとバックハンドブローを乱射する。HENAREも頭突きやトラースキックで抵抗したものの、キングストンは痛む右腕でバックフィスト・トゥ・ザ・フューチャーを連発して接戦をものにした。

 キングストンは右腕やアゴにダメージを負い、満身創痍ながらも白星を先行させた。次戦は7・26後楽園大会での石井智宏戦。過去1勝1敗で、今回が決着戦となる。キングストンは「俺は石井、お前との対戦に向けて、ホーリーグラウンド(聖地)の準備をしなければならない。これまで1勝1敗だ。でもこれはG1で、後楽園ホールで開催されるということで、勝利は重要な意味を持つ」と気合いを入れていた。一方、HENAREはEVILと対戦する。

【キングストンの話】「(顔を痛みで歪めながら)あんな風に殴られたことは今まで一度もなかった。21年もの長いキャリアの中で初めてだ。あぁ、ラッキーな勝利にうんざりだ。これまでの2勝はラッキーな勝利だった。今はこんな顎の状態で考えられないが……。(顎を抑えながら)そして俺は石井、お前との対戦に向けてホーリーグラウンド(聖地、後楽園)の準備をしなければならない。これまでは1勝1敗だ。でもこれはG1で、後楽園ホールで開催されるということで、勝利は重要な意味を持つ。ブラザー、後楽園で会おう」

【HENAREの話】「(荒い息遣いで首を振りながら)信じられない。NYのチンピラにKOされるわけがない! 見たか? 俺だけがKOされたのか? あいつもKOしただろう? (そうだと聞いて)フ●ック! エディ、お前がブロンクス出身と聞いた時、お前は他のアメリカのレスラーのように出身地でバカにするヤツだと思った。でも、俺とお前が経験してきた苦労は誰にも分からないだろうな。今日、お前は俺にその強さを証明した。腰抜けのようにラッキーな勝利だったとは言いたくない。でも、G1で儲けた金を全て賭けて、先祖の名前にかけて、もう2度と勝てないことを誓う。試合中、優勢だったことは間違いない。一発で試合は変わると言うことをお前は示したわけだ。(マオリ族のタトゥーの入った顔を撫でながら)この聖なる顔に当たったお前の拳、痺れたぜ。せいぜい歩く時は後ろに気をつけろ。敵を怒らせたな。(退場後、奥から怒りの叫びが聞こえる)」

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