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8/1【新日本】成田6戦目で“遅すぎる"G1初白星 清宮戦へ「新日本としてしっかり勝つ」

『ヤマダインフラテクノス Presents G1 CLIMAX 33』香川・高松市総合体育館(2023年8月1日)
Aブロック公式戦 ○成田蓮vsチェーズ・オーエンズ×

 成田が6戦目で“遅すぎる"G1初白星。4敗目のオーエンズは脱落が決まった。

 ここまで3敗2分。未勝利のままAブロックでの脱落が決まっている成田が、6戦目で巧者オーエンズと対決した。

 やはり序盤から老かいなインサイドワークでオーエンズが主導権。成田がCトリガーをコブラツイストで切り返しにかかっても、オーエンズはさらに首固めで切り返すソツの無さを発揮した。

 ならばと成田もカウンター式のブリザードスープレックスを繰り出して今度こそ反撃…かと思いきや、続くフロントスープレックスは両手はさみ式のビンタで簡単に阻止され、逆にCトリガーを被弾。そのままパッケージドライバーの危機に瀕した。

 だが、成田も踏ん張ってみせる。なおもCトリガーを浴びて窮地となった成田だったが、オーエンズ得意のジュエルハイスト(ハンマーロック式ラリアット)を避けるや、コブラツイストで絡みつく。オーエンズがロープに手を伸ばしたところでスリーパーにチェンジし、そのままリング中央に引きずり戻すや、再びコブラツイストをガッチリ。これが一気に極まって、瞬く間にオーエンズもタップアウトした。

 成田が6戦目にしてG1初勝利。それでも「今、1勝しても仕方ねぇんだよ」と逆に悔しさをあらわにした成田だが、「次はプロレスリング・ノア。新日本プロレスとして、しっかり勝ちます」と最終公式戦(8・5大阪)の清宮海斗戦を見据えた。

 一方のオーエンズも4敗目を喫して脱落が決定。こちらも残るSANADA戦に向けて「俺は優勝できないかもしれない。だが俺は、まだ達成していないことに挑戦できる。SANADAをシングルで倒してやろう。今のあいつは大きな存在だ。大きな報酬がある。G1の2点だけじゃない」とSANADAの全勝突破阻止と、王者狩りの実績獲得に燃えに燃えていた。

【成田の話】「(※ため息をついてから)敗退決まって、1勝して……(※小さく首を横に振って)今、1勝しても仕方ねぇんだよ。……でももう過ぎたこと、どうこう言ってる場合じゃないんで……。次はプロレスリング・ノア(の清宮が相手)、新日本プロレスとして、しっかり勝ちます」

【オーエンズの話】「(※左首筋をアイシングしながら)クソッ!ナリタに余裕を与えすぎた!俺のG1優勝の確率はどうなった?(※宙を見て得点状況を計算しながら)カイトはほとんど負けていないよな。ショータが負けて、オーサカでも負けて……。俺が勝てば……まだ可能性はあるよな? 大丈夫だ。しかし可能性がなかったとしても、目標はひとつ。たったひとつだ。SANADA!俺は『G1』で優勝できないかもしれない。だが俺は、まだ達成していないことに挑戦できる。お前をシングル戦で倒してやろう。なにより、今のあいつは大きな存在だ。大きな報酬がある。G1の2点だけじゃない。その美しくて細いシックスパックのお腹に巻かれたIWG……(※痛そうに首を触る。フロアに落としていたアイスパックを取って左首筋を冷やして)お前はIWGPタイトル保持者だ。俺がお前をオーサカで倒す。その後、王座に挑戦だ。ミラノ(コレクションA.T.)、ミラノ!電話をくれ。パラダイスロックのやり方を教えてほしい。それが俺の秘密兵器だ。それでSANADAを倒す!パラダイスロックだ!ミラノ!(※と叫びながら控室の方へ)」

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