9/17【新日本】内藤が今度は権利証トートバッグ自作、鷹木はEMPIRE Tシャツ引き裂いてオーカーンの勧誘拒否
『Road to DESTRUCTION』福岡アイランドシティフォーラム(2023年9月17日)
○辻陽太&内藤哲也&鷹木信悟&BUSHIvsジェフ・コブ&グレート-O-カーン&HENARE&カラム・ニューマン×
内藤が今度はブリーフケース代わりの権利証トートバッグを自作。鷹木はUNITED EMPIRE Tシャツを引き裂いてオーカーンからの勧誘を拒否した。
G1覇者・内藤は公式戦で敗れたコブと9・24神戸大会で再戦する。来年1・4東京ドーム大会でのIWGP世界王座挑戦が決定的となったものの、挑戦権利証を自作。自らリスクを背負う覚悟でコブ戦での権利証争奪戦の復活を訴えた。
神戸大会が1週間後に迫ったこの日、内藤は8人タッグでコブと激突。しかも「けんりしょう」と書かれたトートバッグを持参し、中には継ぎはぎされた自作の「けんりしょう」が入っていた。かつての権利証はブリーフケースに入れられていたが、その代わりにトートバッグを作ったようだ。
トートバッグを手にコブを挑発した内藤は場外での踏みつけ攻撃にあって苦もん。コブのドロップキックを自爆させてジャックナイフで丸め込むと、延髄斬りを叩き込んだが、スイングDDTをアスレチックプレックスで切り返された。コブのパワーに手を焼きながらも内藤はパワーボムをDDTで切り返して一矢報いた。そして最後は辻がジーンブラスターでニューマンを料理し、L・I・Jの快勝に終わった。
自身の1・4ドームでのIWGP世界王座挑戦は未決定。権利証争奪マッチに関しても新日本からの反応がないのが現状。さらなる仕掛けに出た内藤は「勝手に作っちゃったよ。どう? なかなかいいでしょ」とトートバッグを自作権利証とともに誇示。「もし俺の行動に問題があるのであれば、新日本プロレスから何かしらのコメント下さいよ」と要求し、「ま、何を言われても俺の行動は変わらないけどね」と何としてもコブとの権利証争奪戦を実現させる構えをみせた。
一方、鷹木とオーカーンも同じく9・24神戸大会で一騎打ちを控える。9・8後楽園大会ではオーカーンがUNITED EMPIREのTシャツを鷹木に手渡し、帝国軍に勧誘。この日、両者はモンゴリアンチョップ合戦で火花を散らし、鷹木がショルダータックル、串刺しパンピングボンバー、DDTで攻め立てたが、オーカーンもジャンピングネックブリーカードロップでやり返した。
試合後、マイクを手にした鷹木は「お前から渡されたこのEMPIREのTシャツ、お前から、いや、お前たちからUNITED EMPIRE入りの勧誘を受けてたな。俺もしっかり考えたよ。今日、俺の考えを言おうじゃないか。オーカーン、これが俺の出した答えだ」とEMPIRE Tシャツに袖を通し、帝国軍メンバー同様に両手を後ろに組んだ。
これにはオーカーンも笑いが止まらない。「賢い選択だ」と握手を求めた。が、鷹木は「そんなわけねぇだろ!」とTシャツを引き裂いて帝国軍入り拒否を意思表示した。するとオーカーンは狂乱。「許さん!」と鷹木に襲いかかったものの場外に蹴散らされ、「鷹木! 許さんぞ! 許さん! 許さん! 許さん!」と繰り返すばかり。鷹木は「オーカーン、忘れもんだ!」とかつての渕正信ばりのセリフとともに、破れたTシャツを突き返していた。