9/27【ARISTRIST】蝶野が還暦パーティー 60代突入でリング登場消極的も「『武藤、俺と戦え』ってやりたい」
蝶野正洋還暦パーティーが27日、東京・竹芝のBANK30で行われ、220人の関係者が列席。藤波辰爾、長州力、武藤敬司から祝福された蝶野はリング復帰に改めて消極的な意向を示す一方で「どっかで俺が最後リングに戻るってなったときに『武藤、俺と戦え』ってやりたいですね」と逆サプライズを描いた。
蝶野は今月17日の誕生日で60歳となった。この日、還暦パーティーが行われ、220名の関係者が祝福に集まった。マルティーナ夫人、長男、長女、母、兄、姉と家族に囲まれた中、蝶野は赤いちゃんちゃんこをプレゼントされた。テレビ番組出演時も含めてちゃんちゃんこを羽織るのはこれが4回目となったという。
その後、ミスタープロレステーマ曲・鈴木修氏が蝶野のテーマ曲「FANTASTIC CITY」、「CAUSH」を生演奏。その横で蝶野もエアギターをノリノリで披露した。さらに鈴木氏が「HOLD OUT」を生演奏する中、同期・武藤が登場。長州、藤波の先輩二人も加わり、それぞれ蝶野に祝福の言葉を贈ると、爆笑の連続となったBIG4トークが行われた。
最後はBIG4サイン入り色紙、ポスターなどが当たる抽選会に。去ろうとした武藤を蝶野が「武藤さん、借りがあるじゃない。抽選会付き合って」と引き留めた。武藤が「東京ドームの一件はこれでチャラだからな」と条件付きで応じると、蝶野は「もう10回分ぐらいない? マジで? これでチャラ?」と困惑しきり。それでも同期二人で抽選番号を引き、当選した出席者たちを喜ばせた。
220人に還暦を祝福された蝶野は「50代が結構、体調面で崩れたのがあったんで、60代はいい形でできることをやってきたいというのがありますね」と節目に意気込むばかり。社会貢献活動と並行して、「どのへんまで貢献できるのかというところがありますけど、サポートできるところはサポートしていきたい。藤波さんなんかも後進を育てることとかありますから、そんなとこでも自分が協力できるなら協力したい」とプロレス界の後方支援にも前向きな姿勢をみせた。
NOAH2・21東京ドーム大会では武藤から「蝶野、俺と戦え」とサプライズを仕掛けられてリングに上がり、“最後の相手"を務めた。「体の回復も30代、40代の倍以上はかかると。そこは自分の中でもある程度、60になる体を何となく理解できてる」と自身の現状を認識している蝶野は「武藤さんみたいな無茶振りされたら上がらざるを得なくて。そういう状況にならないと、たぶん上がる気にはならないでしょうね」とリング復帰に否定的。一方で「逆指名したいですけどね、武藤さんに。どっかで俺が最後リングに戻るってなったときに『武藤、俺と戦え』ってやりたいですね。サプライズで」と武藤へのお返しも視野に入れていた。
【蝶野の話】
――還暦を迎えた気持ちは?
▼蝶野「あまり意識はしてなかったんですけども、やっぱり60は一つ壁のような感じがしますね。50代が結構、体調面で崩れたのがあったんで、60代は何とかそのへんをうまくかわして。50はきつかったイメージが自分の中であるんですね。それを乗り越えて60代はいい形でできることをやってきたいというのがありますね」
――やりたいことなど描いているものはある?
▼蝶野「基本はちょうど10年ぐらいになりますけど、50代に入ってやってきてる社会貢献とか。自分は猪木さんなんかの姿を見て、そういうのを取り入れたんで、次につなぐ人間っていうのを育てたいというかね。そういう思いがあります。それだけではなくて、今後、実りのあるような、例えばプロレスもどのへんまで貢献できるのかというところがありますけど、サポートできるところはサポートしていきたいし、40代、50代っていうのが自分ファーストになってたところが、60の一つ境界線を越えると、そこはもう置いといてという立場が自分の中では一区切りできる感じがするんで。藤波さんなんかも後進を育てることとかありますから、そんなとこでも自分が協力できるなら協力したいし。そんなところかな」
――赤いちゃんちゃんこは着飽きた?
▼蝶野「4回目なんで。上の帽子もかぶるべきなんでしょうけど、もう3回かぶってるんで、やめにしました今日は」
――もう一回リングにという気持ちはある?
▼蝶野「体の回復も30代、40代の倍以上はかかると。そこは自分の中でもある程度、60になる体を何となく理解できてるんで。リングに上がるっていうのが、武藤さんみたいな無茶振りされたら上がらざるを得なくて。そういう状況にならないと、たぶん上がる気にはならないでしょうね。でも逆指名したいですけどね、武藤さんに。どっかで俺が最後リングに戻るってなったときに『武藤、俺と戦え』ってやりたいですね。サプライズで(笑)」
――BIG4対談を終えて?
▼蝶野「回を重ねるごとにだんだん会話が難しくなってきて。特に長州さんね。どこまで続けられるのかもちょっと心配にはなってきてるんで。一つ一つの会を大切にしていきたいなと思ってますね。いつどこで会えなくなるかわかんないですからね」
――息子さんはリングに上がるつもりはある?
▼蝶野「武藤さんは『プロレスやるしかねぇ』だろって言ってましたけど、本人はそういう気持ちはなさそうですけどね」
――もしプロレス入りを希望したら止めない?
▼蝶野「いやぁ…本人がやりたいっていうなら、それは全然、構わないですね」