10/1【新日本】弁髪のオーカーンvs三つ編みの辻 10・9両国へ“結い方"抗争激化
『Road to DESTRUCTION』後楽園ホール(2023年10月1日)
○鷹木信悟&辻陽太vsグレート-O-カーン&カラム・ニューマン×
弁髪のオーカーンと、三つ編みの辻による“結い方"抗争が激化している。
内藤哲也とジェフ・コブの“ドーム挑戦権争奪戦"や、ウィル・オスプレイと辻によるUS(UK)王座戦、鷹木とオーカーンの一騎打ちが話題を呼んだ今シリーズ。10・9両国大会ではUNITED EMPIREとロス・インゴベルナブレス・デ・ハポン(L・I・J)によるユニット対決も組まれ、前夜の後楽園大会では辻が三つ編み姿を披露して、弁髪のオーカーンを徹底挑発していた。
辻はこの日もこれみよがしに三つ編み見せつけ、オーカーンも青スジを立てながら不快感をあらわに。試合でも火花を散らしたが、最後は鷹木のパンピングボンバー&辻のジーンブラスターの同時発射(パンピングブラスター)がズバリと決まって相手方のニューマンを仕留めてみせた。
試合が終わっても飽き足らない辻は、馬乗りになってオーカーンの弁髪から髪結いのリボンを強奪。自らの三つ編みに装着し、その笑顔の不気味さが際立った。
バックステージでも「おい、どうだ? ギデオン・グレイ、似合ってるだろ?」とニヤリと笑った辻だったが、「ひとつ言いたいことがある。正直言うと、俺自身、タッグマッチっていうのは今まであまり良いイメージがないんだ。ただロス・インゴベルナブレス・デ・ハポンの一員となってから、徐々にタッグマッチも自分なりに掴めてきてる」と“チームプレー"への手応えも強調。さらには「今年のタッグリーグ、楽しみだ」と年末のタッグリーグ戦出場を見据えた。
一方のオーカーンは「鷹木はもちろん、辻は特によ、顔じゃねえだろう、どう考えたってよ! イギリスからこの日本でも、やってきたことの重みが違えんだよ」と誇りあらわに怒り心頭。両軍はありとあらゆる側面で火花を散らしながら、もつれるように10・9両国大会へと進んでいる。
【試合後の鷹木】
▼鷹木「カラム・ニューマン! あいつとはよく“絡む"なぁ……いやいやそんな冗談言ってる場合じゃねぇよ。ニューマン! お前すげぇよ。おい、市川さん! あいつ、いくつか知ってるかい?」
▼市川記者「20代ですか」
▼鷹木「いやいやいや! スタッフに聞いたよ。あれで今年21らしいよ! オイオイオイ! 俺は今年41。20も違うじゃねえか、20も! そんな俺の子供でもおかしくないニューマン相手に最後、2対1は卑怯だったかな。オイオイ市川さん、最後見てくれたか? (右腕で力こぶを作り)この右腕でパンピング・ボンバーと、陽太のジーン・ブラスター。昨日は冗談っぽく『ジュラシック・ボンバー』なんて言ってたけど、冷静に考えたらいいんじゃねぇの? 『パンピング・ブラスター』でいいんじゃねぇの? これがあったら怖いものなしだ。おい、今後! 俺と陽太から目を離すなよ」
【辻の話】「(三つ編みに付けた赤いリボンを見せながら)おい、どうだ? ギデオン・グレイ、似合ってるだろ? このリボンは置いといて、一つ言いたいことがある。正直言うと俺自身、タッグマッチっていうのは今まであまりいいイメージがないんだ。ただ、ロス・インゴベルナブレス・デ・ハポンの一員となってから、徐々にタッグマッチも自分なりに掴めてきてる。今年のタッグリーグ、楽しみだ」
【試合後のオーカーン&ニューマン】
▼オーカーン「辻の野郎、最後、余になんて言ってた? 聞き取れたか? ギデオン・グレイ、連れてこいってよ。このシリーズ中、何回か余に気に入られようと弁髪を結ってきたり、余に絡んだりしてたがな、そんな根性だから、気持ちだからオスプレイに負けんだよ。ギデオン、連れてきてほしい? エンパイア、全員集合させてやる。ロスインゴ、壊滅させてやる。いいか、覚えておけよ! 鷹木はもちろん、辻は特によ、顔じゃねえだろう、どう考えたってよ! イギリスからこの日本でも、やってきたことの重みが違えんだよ。顔じゃねえんだよ。鷹木もよ、おい、最後のなんだダブルのコンビネーション。『WORLD TAG LEAGUE』狙ってんのかもしんねえけどよ、(隣のニューマンを指して)このカラムだって“EVOLUTION"、進化するぞ。その時はテメエら二人を処刑してやるよ」
▼ニューマン「リョーゴクでL・I・Jにやり返すチャンスがある。俺が経験したことのない長いシリーズの影響が出ているが、ドージョーに戻って自分を鍛え直す。だからリョーゴクではTHE DRAGONの頭を落とし、またチェーンブラスターのチャンスがあれば、確実にナイトーを狙ってやる。それからBUSHI、お前の頭に飛びかかってやる。クソ(と先に控室へ)」
▼オーカーン「まあカラムは大丈夫だろう。ああやってよ、連携攻撃を食らってもちゃんと自分の足で立って帰れてんだ。そんぐらいの頑丈さはあるし、スピードは新日本一だ。そのスピードで成長もすぐ、余たちにすぐ並び立つよ。そんなことより……ロスインゴ! アァァ、絶対許さん!」