10/9【新日本】J5G新メンバーは上村優也! 2年2ヵ月ぶり凱旋初戦で拷問軍突破
『DESTRUCTION in RYOGOKU』両国国技館(2023年10月9日)
○上村優也&タイチ&DOUKIvsSHO&金丸義信&高橋裕二郎×
Just 5 Guysの新メンバーとして海外武者修行中だった上村優也が電撃登場。2年2ヵ月ぶりとなる凱旋試合でHOUSE OF TORTUREに快勝した。
9・25神戸大会で欠場中だった金丸が突如として拷問軍に造反。タイチはKOPW王座をSHOに奪われ、失意の欠場に。しかし、タイチは9・30後楽園大会に姿を現し、両国大会にJust 5 Guysの新メンバー投入を予告した。
両国大会の第1試合に組まれたJ5Gと拷問軍の6人タッグマッチ。姿を現したXは上村だった。上村は2021年8月に海外武者修行に出発。最近はIMPACTのリングで活躍していたが、先月に団体から追放され、その後の去就に注目が集まっていた。ビジョンに「HEAT STORM」の文字が映し出されると、笑顔でリングイン。タイチたちとリングに並び立った。
構わず拷問軍が奇襲。裏切り者の金丸が巧みに立ち回ってペースを握る。上村も乱闘に巻き込まれて、出鼻をくじかれた。しかし、試合権がある形でリングに飛び込むと躍動。アームドラッグやダブルチョップで相手方をナデ斬りにして、早くも歓声を浴びる。
非情な急所攻撃を皮切りに集中放火を受けるが、裕二郎のステッキ攻撃は急行したDOUKIが阻止。タイチも献身的に飛び込み、強烈な串刺しハイキックで裕二郎を足止めした。そこに上村は豪快な串刺しドロップキックを発射。躍動感溢れるダイビングボディアタックを敢行すると、最後は閂(かんぬき)スープレックスホールドで完勝となる3カウントを奪った。
新メンバー・上村が凱旋初戦で快勝。J5Gが拷問軍を撃破した。試合後、上村は場内を見渡すと、タイチらとともにサムズアップポーズを披露。両国は大きな拍手に包まれる。バックステージでは「約2年間、アメリカに行って、試合をして、生活をして、今新日本プロレスに帰ってきました。上村優也です。初めましての方もいるかもしれないですし、ご無沙汰してますの方もいるかと思います。一つだけ言いたいことは、僕はIWGP世界ヘビー級のベルトを巻いて、世界一のレスラーになります」と頂点獲りを目標に掲げた。
上村の加入、そして凱旋帰国試合での勝利で、J5Gは完全に勢いを取り戻した。この勢いに乗って、メインではSANADAがEVILを破って、IWGP世界ヘビー級王座死守を果たした。タイチはKOPW王座を取り戻すべくSHOに対戦を要求。両国を機にJ5Gは大反攻に打って出る構えだ。
【試合後のSHO】
▼SHO「(KOPWのベルトを持って現われて)何がXじゃ、オイ! 誰が来たところでよ、俺たちゃHOUSE OF TORTUREには1ミリも響かねえんだよ。それによ、KOPWはよ、もうこの俺のものになってるからよ。(と言ったところで、突然タイチのマイクスタンドが飛んできて、タイチ自身も近寄ってきたので)オオ、なんで来てんだ、この負け犬、オラッ! オメエ、負けただろうが! ふざけんな、負けとるやろうが! お前、何言っとんじゃ!」
▼タイチ「あんなんで勝ったと思ってんのか、テメエ、この野郎!」
▼SHO「当たり前だ!」
▼タイチ「テメエの力じゃねえだろうが、オラッ!」
▼SHO「俺が獲ったんだよ! これは俺のもんだよ、この野郎! ふざけんな、バーカ!」
▼タイチ「初めてだもんな、シングル。楽しいよな?」
▼SHO「ざけんなよ! 負けたくせに何言ってんだ、この野郎!」
▼タイチ「テメエが勝ったわけじゃねえだろう」
▼SHO「俺が勝ったんだよ!」
▼タイチ「テメエ、逃さねえからな」
▼SHO「どうせ今日のメインでお前ら負けんだよ! お前ら終わりなんだよ!」
▼タイチ「もう一回じゃねえ。やり直しだ、テメエ。誰が認めんだ、コラッ!」
▼SHO「全員が認めてるだろう。オイ、認めただろう!?」
▼タイチ「テメエら、今日のメインで終わんだよ。どうせ終わんだよ」
▼SHO「終わるのはオメエらだ! ふざけんな、この野郎!」
▼タイチ「オメエだけ生かしてやるよ。オメエだけ生かしてやる。逃さねえためにな。オイ、今日のメイン、決着ついたらテメエ、それ挑戦するぞ。挑戦じゃねえな。やり直しだ」
▼SHO「オオ、負けたらやってやるよ。負けるわけねえのによ。負けたら考えといてやらぁ。俺たちゃメインも勝つんだぞ」
▼タイチ「メイン、負けたらお前、分かってんだろうな? やり直しだ」
▼SHO「負けるわけねえだろうが、お前らなんかに」
▼タイチ「やるんだな、コラッ!?」
▼SHO「ああ、やったろうやないか」
▼タイチ「ヨシ分かった。やるんだな?」
▼SHO「負けたくせによ!」
▼タイチ「こっち5人だからな。これが最後だ」
▼SHO「オイ、ふざけんな、お前!」
▼タイチ「分かったか? (語気を強めて)分かったか、コラッ! やるんだな、コラッ!? やるんだな?」
▼SHO「負けるわけねえじゃねえか」
▼タイチ「メインでよ、お前、ガタガタ言わしてやるから待っとけ。いいか?」
▼SHO「(タイチが去ると)どうせアイツらメインで終わりだよ。挑戦できねえよ。どうせアイツら負けるからよ、ワハハハハ!」
【試合後のタイチ&DOUKI&上村&TAKA】
▼タイチ「(改めてメンバーたちと一緒に現われて、拍手をしながら)OK! お帰り、優也!」
▼上村「ありがとうございます。約2年間、アメリカに行って、試合をして、生活をして、今新日本プロレスに帰ってきました。上村優也です。初めましての方もいるかもしれないですし、ご無沙汰してますの方もいるかと思います。一つだけ言いたいことは、僕はIWGP世界ヘビー級のベルトを巻いて、世界一のレスラーになります。僕からは以上です」
▼タイチ「見ての通り、Xは優也だ。なんだ、文句あるか? 俺たちと意見が合ったから、今ここにいる。でも別に5人揃ったからって、仲良しこよしじゃねえ。いつも通りだ。方向性が違えば出てくし、方向性が合えば5人揃うし、6人、7人、8人にだってなるし。別にSANAやんの横にいるから、俺の横にいるから彼はそれでいいわけじゃないんだよ。常にトップを狙ってんだよ。そのトップを狙ってるところで、今ここがテメエの居場所として見つけたから、ここにいるんじゃねえか。それでいいじゃねえかよ」
▼DOUKI「まあタイチが言った通りだ。俺たちは別によ、仲良しこよし、結束だ、信頼だ、そんなのはどうだっていいんだよ。俺たちがたまたまよ、同じ方向を向いていた。それはチーム結成の時から言ってたことだ。(上村に向かって)お前はお前でチームを利用すればいいし、俺は俺でジュニアのトップに行くためにこのチームを利用する。ただそれだけだ。同じ方向、向いているってだけだ」
▼タイチ「そうだ、そうだ。全員利用すればいいんだよ。お前は自分の力でトップ上がりゃいいんだよ。それだけだよ」
▼TAKA「まあよ、数あるユニットから、優也自身がここを選んだってことだよ。言ったよな? 俺たち結成当時に新日本プロレスの景色を変える、世界を変える。これからまだまだこの景色、このJust 5 Guysが変えていくからよ。この後もタップリとEVIL、HOUSE OF TORTURE、キッチリと落とし前つけさせてもらうぞ」
▼タイチ「メインイベント覚悟しとけよ。俺らしっかり5人揃えたからな。5vs5でまずはアイツら片付けるからな。話はその次だ。待ってろ、テメエら。今日で終わりだ。優也も加わったし、今日までだ、好き勝手やってるのは。待っとけ、この野郎!」
▼上村「(最後に一人残り、カメラに向かって)Yuya will be No.1 in the world!」
【金丸の話】「オイ、X、上村! テメエはよ、選択ミスだよ。俺が言うんだから間違いねえよ。あんなとこ行ってもな、一歩も成長しねえぞ、オイ。よく考えろ。残念だったっていうことになるぞ」
【裕二郎の話】「(床を這いながら現われて)あのクソグリーンボーイが! 今日はよ、ただのビギナーズラックだよ。オイ、新日本、アイツと俺でシングルマッチ組めよ! 分かったか、お前ら!」