プロレス・格闘技の情報満載!全日本・ノア公式モバイルサイト

10/9【新日本】タマがフィンレーから5ヵ月ぶりNEVER奪回 鷹木を次期挑戦者に指名

『DESTRUCTION in RYOGOKU』両国国技館(2023年10月9日)
NEVER無差別級選手権試合 ○タマ・トンガvsデビッド・フィンレー×

 タマがフィンレーに5ヵ月前の借りを返し、NEVER王座を奪回。さっそく次期挑戦者に鷹木信悟を指名した。

 5・3博多大会でフィンレーがタマを破ってNEVER王座を強奪。7・26後楽園大会におけるG1公式戦で雪辱を遂げたタマが挑戦を表明し、この日、5ヵ月ぶりとなるNEVER再戦が実現した。

 入場時、フィンレーはタマの背後に現れ、NEVERベルトで顔面を殴打する暴挙に出た。ゴングが鳴るとスピアーでニアフォールに追い込み、イスでタマの背中をめった打ち。テーブルをセットすると、パワーボムの構え。タマが不時着してもスピアーでフェンスに激突させた。

 タマもむき出しの床にDDTを敢行して逆襲。エクスプロイダー3連発、プランチャの猛攻で巻き返し、フェンス攻撃をこれでもかと連発したが、フィンレーはファイアーマンズキャリーで担ぐや鉄柱に投げつけた。ブルーサンダー、ラリアット、カナディアンハンマーと攻撃の手を緩めず。タマもラリアットで逆襲し、ヴェレノ、デスバレーボムの波状攻撃に出たが、シュプリームフローを狙ってコーナーに上がったところをエプロンに叩き落とされて脇腹を痛打。フィンレーはテーブルへのパワーボムを敢行した。

 すかさずフィンレーがパワーボムで追い討ちをかけると、タマは大の字。それでもINTO OBLIVIONをガンスタンで切り返して一矢報いた。死力を振り絞っての張り手合戦を連打で制したタマは目まぐるしい読み合いからパワーボムをウラカンラナで切り返し、ガンスタンをさく裂。スタイルズクラッシュ、DSD(ダブルアーム式パイルドライバー)とたたみかけて3カウントを奪った。

 タマがG1に続いてフィンレーに連勝し、NEVER王座5ヵ月ぶりの返り咲きを果たした。「俺はこれを人生をかけてやってきたんだ。死んでもやり抜くという気持ちでやっている。プロレスこそが俺の人生のすべてだ」と言い切ったタマは、さっそく初防衛戦に目線を向けた。「次の相手を選べるとしたら、誰がいいかな。候補はたくさんいる」と切り出すと、鷹木を指名。鷹木とは7・30名古屋大会でのG1公式戦で時間切れ引き分けに終わっており、「彼とはまだ終わってない。せっかくならお前とやりたい。お前もIWGP世界ヘビー級のベルトを獲ったことのある男。俺はここにいる。せっかくだから、このベルトを懸けてリマッチはどうだ?」と投げかけた。

【タマの話】「俺はこれをずっとやってきた。絶対にあきらめない。NEVER GIVE UPの精神で続けてきた。何度も倒されてやられてきたけど、それでも必ず起き上がってきた。そしてそれ以上にやり返してきた。決してギブアップしなかった。ずっとずっと。そして今、ここにいる。もう引退してしまったお前ら、俺はこれを人生をかけてやってきたんだ。死んでもやり抜くという気持ちでやっている。それがお前たちと俺の違いだ。プロレスこそが俺の人生のすべてだ。今、俺はNEVERのチャンピオンになった。ひとこと言わせてもらう。フィンレー、お前にはこれからまだまだチャンスはあるだろう。まだまだ成長もするだろう。これからも勝ったり負けたりするだろう。ただ、もうちょっと謙虚になった方がいいな。さぁ、次の相手を選べるとしたら誰がいいかな。候補はたくさんいる。でも、G1から考えてると彼だ。シンゴ(タカギ)だな。どうだ? 彼とはまだ終わってない。せっかくならお前とやりたい。お前もIWGP世界ヘビー級のベルトを獲ったことのある男。俺はここにいる。せっかくだから、このベルトを懸けてリマッチはどうだ? お前はそれにふさわしいヤツだ。そして、俺たちでまだ終わっていないことを終わらせようじゃないか。俺たちの闘いは日本でこそふさわしい。シンゴ、どう思う?」


※フィンレーはインタビュースクリーンを放り投げたり、イスを叩きつけたりで大荒れ。それを外道が「お前が悪いんじゃない」となだめるも、フィンレーは荒れ狂ったまま。そのまま控室に向かうと、それを追う外道が「タマ、おぼえとけ」と一言残して去っていく

プロ格 情報局