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10/9【新日本】コナーズ&モロニーがIWGPジュニアタッグ激勝V2 元王者KUSHIDA&ナイトを返り討ち

『DESTRUCTION in RYOGOKU』両国国技館(2023年10月9日)
IWGPジュニアタッグ選手権試合 ○ドリラ・モロニー&クラーク・コナーズvsケビン・ナイト&KUSHIDA×

 コナーズ&モロニーが激闘を制してIWGPジュニアタッグ王座V2。元王者のKUSHIDA&ケビンは奮闘したものの、BC WAR DOGSが返り討ちにした。

。“BC WAR DOGS"コナーズ&モロニーは7・4後楽園大会でTJP&フランシスコ・アキラを破ってIWGPジュニアタッグ王座を奪取。翌日には急きょ、YOH&ロッキー・ロメロの挑戦を受けたが返り討ちにして初防衛を果たした。そんな2人に挑戦をぶち上げたのが、元王者の“JET SETTERS"KUSHIDA&ケビンだった。ケビンは8・19フィラデルフィア大会で元LA道場の同門・コナーズに勝利。激怒したコナーズに無法KOされたケビンがタイトル挑戦を表明し、今宵のタイトル戦が決定した。

 ゴング前から王者組の奇襲を受けたケビンだったが、KUSHIDAの背中を踏み台にしての豪快トペで先制。スピーディな連係攻撃を皮切りにモロニーの左腕に集中攻撃を浴びせた。その後、KUSHIDAが長時間捕まってしまったものの、ケビンが再び登場すると流れは逆転。得意の空中殺法で観客を魅了する。KUSHIDAがコナーズを肩車すると、ケビンは高打点式ドロップキックを発射した。

 チャンスを掴んだケビンはスパイクDDTを狙うも不発。一転して王者組が連係で巻き返す。必殺のFull Clip(ブレーンバスター&ダイブ式スピアー)はKUSHIDAが献身的に飛び込んでカットすると、ケビンとコナーズはエルボー合戦で火花。先読み合戦からケビンはスパインボムを繰り出して痛み分けに持ち込んだ。

 両軍代わってKUSHIDAとモロニーが対峙。序盤で攻めた左腕をミドルキックで蹴り飛ばしたKUSHIDAが一気呵成にたたみかける。ケビンも加勢して大攻勢。KUSHIDAの雪崩式フランケンはモロニーに踏ん張られても、ケビンがそこに飛びつき、2人まとめて雪崩式フランケンでぶん投げる。スパイクDDTもモロニーにさく裂。ケビンは「ゼッタイカツ!」と叫んで、コナーズを分断すると、KUSHIDAはホバーボードロックを狙って左腕攻めの総仕上げにとりかかる。強引に振り払われると、ハンドスプリングエルボーに切り換えた。

 しかし、これを読んだモロニーはKUSHIDAをキャッチすると、急角度のドリラーキラーで突き刺す。荒技に場内が大きくどよめく中、王者組は急行したケビンをホイップ式スピアーで宣戦離脱に追い込んだ。そして、粘るKUSHIDAに今度こそFull Clipをぶち込んで3カウントを奪った。

 KUSHIDA&ケビンを返り討ちにしたコナーズ&モロニーがIWGPジュニアタッグV2。不遜な表情でベルトを股間に擦りつけて勝ち誇った。

 「今回、最終的に俺たちは、ケビンと KUSHIDA を破壊することができた。俺たちは有言実行の男たちさ。それ以外、なにものでもない」と豪語したコナーズ。「俺たちは全部の力を使ってないよなぁ。半分ぐらいしか出してなかったんじゃないか」と余裕タップリに語ったモロニーは「このベルトを過去に持った男たち、タイガーマスク、(モーターシティ)マシンガンズ、ヤングバックスなどいたが、俺たちほどじゃない。ここにいる俺たちは、たった今、あらゆるものを破壊し、ベルトを持つ最高の男になったのだ!」と自画自賛していた。一方、敗れたKUSHIDA&ケビンは『SUPER Jr. TAG LEAGUE』出場を宣言。早くも巻き返しを誓っていた。

【試合後のコナーズ&モロニー】
▼コナーズ「(イスに座るなり、用意されていた缶ビールの栓を開け)乾杯だ、モロニー」

▼モロニー「オス」

※手にした缶ビールを合わせてともに一口飲むと

▼コナーズ「このツアー『DESTRUCTION』、その言葉通り、破壊がすべてだった。顔が合ったヤツをぶっ壊してきた。引退するその時まで、俺たちはそれを続ける。今回、最終的に俺たちは、ケビンとKUSHIDAを破壊することができた。俺たちは有言実行の男たちさ。それ以外、なにものでもない」

▼モロニー「彼らに敬意を払って言うかもしれないけども、俺たちは全部の力を使ってないよなぁ。半分ぐらいしか出してなかったんじゃないか。このとんでもないツアーは約3週間にも及ぶ長いものだった。その間、俺はここが地元だと思って闘ってきた。ニュージャパンのオフィスには感謝している。この『DESTRUCTION』ツアーを闘ってきたが、一人ひとり全員がブルーマンだった。まぁなんか1人、血で紫になったヤツもいたがな」

▼コナーズ「ああ、(ブルーに血が混じって)パープルだったな」

▼モロニー「そうそう。でも黒だろうと白だろうと、色は関係ない。俺たちはジュニアタッグ・チャンピオンであることに変わりない。最高のジュニアタッグチャンピオンだ。このベルトを過去に持った男たち、タイガーマスク、(モーターシティ)マシンガンズ、ヤングバックスなどいたが、俺たちほどじゃない。ここにいる俺たちは、たった今、あらゆるものを破壊し、ベルトを持つ最高の男になったのだ! それがわからないヤツは誰であろうと叩きのめしてやる!」

▼コナーズ「そうだ、わかるか? 俺たちは本物。THAT'S A DOG FOR REAL」

【試合後のKUSHIDA&ケビン】
▼ケビン「クソッ! (壁を殴りつけると)初戦から振り返って、もう何週間もたった。BULLET CLUBを相手に、俺たちはまだ100%を出せてなかったとしても、なにも言い訳をすることはない。それがJET SETTERSだ。一つ闘い、一つ負けた。今日はBULLET CLUBにすべて持っていかれた。爆発するところを間違った。だが、JET SETTERSはこれで終わりではない。俺たちは地に落ちたままではない。俺たちは常に飛び立つ。次の目的地は『SUPER Jr. TAG LEAGUE』。そこに照準を絞り、さらに高く飛んでいく。俺たちはJET SETTERS、空飛ぶ男たちなんだ。あのベルトを狙っていく。次のトーナメント(『SUPER Jr. TAG LEAGUE』)も、お前たちをターゲットにするということだ。JET SETTERSの次の目的は『SUPER Jr. TAG LEAGUE』決勝戦にコマを進め、トロフィーを獲ること。そして『WRESTLE KINGDOM』での再戦にこぎつけ、ベルトを狙いたい。KUSHIDA、大丈夫ですか?」

▼KUSHIDA「強い敵だ。いやぁ、They are Strong。彼らは強かった。もちろん認めてるし、チャンピオンであることに間違いはないでしょう。俺たちは、センターにね、新日本プロレスの中央に持っていきたいんですよ。このIWGPジュニアタッグ選手権、ビッグマッチの中にあるこの試合っていうのは、俺たちのテリトリー、JET SETTERSの庭。(ケビンに向かって英語で)聞いてくれ。俺にはプランがあるんだ。あいつらがチャンピオンであることは構わない」

▼ケビン「ええ、問題ないです」

▼KUSHIDA「庭なんだよ、庭。これが俺たちの庭であり、ここが俺たちの闘う場所だ。このね、風通しのいい、自由な雰囲気の、若い者たちの広場のようなね、IWGPジュニアタッグ選手権っていうブランドを、俺は世界のトップクオリティーまで持っていきたい。そのためにも次のシリーズ、ジュニアタッグリーグ……負けて落ち込んでられないよ。世界は広くて狭い。狭くて広いんだ。ケビン、I want you give you another Japanese new word(お前に新しい日本語を教えてあげよう)」

▼ケビン「OK」

▼KUSHIDA「NEVER GIVE UP(という意味の言葉だ)」

▼ケビン「ネバー・ギブアップですね」

▼KUSHIDA「It's、アキラメナイ」

▼ケビン「アキラミナイ」

▼KUSHIDA「あきらめない」

▼ケビン「アキラメナイ。……絶対……」

▼KUSHIDA「ゼッタイ……」

▼KUSHIDA&ケビン「(声をそろえて)アキラメナイ!」

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