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11/11【新日本】鷹木がバレッタを激闘突破でNEVER王座V1、タマのリマッチ要求に1・4ドームでの迎撃宣言

『Lonestar Shootout』
アメリカ・Curtis Culwell Center(テキサス州 ダラス/ガーランド)(2023年11月10日※現地時間)
NEVER無差別級選手権試合 ○鷹木信悟vsトレント・バレッタ×

 鷹木が激闘の末にバレッタを破ってNEVER王座初防衛に成功。試合後、前王者・タマ・トンガがリマッチを要求し、鷹木は1・4東京ドーム大会を舞台に指定して受諾した。

 10・28ラスベガス大会で鷹木がタマを破って3度目のNEVER王座戴冠。試合後、VTRで登場したバレッタが挑戦を表明し、この日、ダラスの地で初防衛戦を迎えた。バレッタはIWGPジュニアタッグ、NEVER6人タッグ両王座を戴冠したこともあり、現在はAEWを主戦場に活躍している。

 鷹木はパンピングボンバーで場外に叩き落として先手。ダラスの地で「来た、来た、来たぁ!」の叫びを上げると、場外DDTを敢行した。バレッタはエプロンからロープ越しのスピアーで反撃。スイングDDTで突き刺し、場外に転落した鷹木めがけてコーナーからのケブラーダを発射した。

 テーブルをコーナーに設置したバレッタは止めるレフェリーを突き飛ばし、鷹木をデスバレーボムでテーブルに叩きつけた。その破片で殴りかかったが、阻止した鷹木は逆にテーブルの破片でバレッタをめった打ち。流血に追い込まれたバレッタがロコモーション式ジャーマン、ハーフネルソンスープレックスで逆襲しても、鷹木はDDTで突き刺して黙らせた。

 すかさず鷹木は熨斗紙、コーナーへのジャーマンと猛攻。STAY DREAM(雪崩式デスバレーボム)も敢行した。粘るバレッタもMADE IN JAPANをサムソンクラッチで切り返したが、鷹木はワンツーエルボー、ノーモーション頭突き、スライディングラリアットと一気呵成。パンピングボンバーを叩き込むと、MADE IN JAPANで追い討ちをかけた。

 バレッタも3カウントを許さず、ラスト・オブ・ザ・ドラゴンも決めさせない。鷹木がショートレンジパンピングボンバーを連打しても、デュードバスターで応戦。意地のエルボー合戦で渡り合い、鷹木がワンツーエルボー乱打で押し込んでも、バレッタはゴッチ式パイルドライバーで突き刺す。かつての盟友ロッキー・ロメロばりのジャンピングニーも放った。

 ならばと鷹木は鷹木ドライバー'98でグサリ。スライディングエルボー、エルボースタンプ乱打からグラウンドコブラツイストで絞め上げた。耐えたバレッタが再びエプロンからスピアーを放っても、キャッチした鷹木はロープ越しの鷹木式GTRをさく裂。すかさずラスト・オブ・ザ・ドラゴンを爆発させて3カウントを奪った。

 鷹木が激闘の末にバレッタを下し、NEVER王座初防衛に成功。試合後、花道を下がるバレッタに「トレント、次はノーDQだ」とメッセージを送った。ダラスのファンの「シンゴ」コールに「来た、来た、来たぁ!」の絶叫で呼応した鷹木は「テキサスは俺の第二の故郷だ」と言い切った。

 そして鷹木は「次は誰だ?」と挑戦者を募った。誰も現れないと判断して「俺はここに戻ってくる。約束する」と誓うと、「テキサスには暴れ馬ってのがいたけど、ランペイジドラゴン、暴れ龍の如く駆け上っていくぞ!」と叫んだ。

 鷹木が締めたかに思われたが、ここで前王者のタマが現れた。鷹木と対峙したタマは「次のチャレンジャーはここにいるぞ。前回ラスベガスで敗れたが、俺はリマッチを望む。お前はどうだ?」と要求。鷹木も「タマ、もちろんイエスだ。前回はラスベガス、次は日本だ。1月4日、WRESTLE KINGDOM 東京ドーム!」と舞台を指定したうえで受諾し、V2戦が浮上した。

【鷹木の話】「コメント? オーケー? ノー・モア・イングリッシュ。こっからはジャパニーズだよ、日本語だよ。やっぱり海外に来ると! 魂が燃えるね! 俺のDNAが燃えるね。NEW JAPANスタイルじゃねーよ。MADE IN JAPAN スタイルだ、この野郎! ああ、痛え。(血に染まった手首を見せて)見ろよ、トレント! トレントだか、バレッタだか、バレッタクラブだかわかんねーなんて言ってたけど、素晴らしいレスラーだ。素晴らしい……。これがもしNO DQ(マッチ)だったら危なかったかもな。いや、やられていたかもしんねえ。思わず勢いで次やる時は『NO DQでやろう』なんて言っちまったけど。何分やったんだ? HOW LONG?(試合時間をバックステージのカメラマンに聞くがわからず) ああ、とにかく。なんだか日本にいたら1・4東京ドームのカードがどんどん決まっているからよ! オイ、俺もNEVER無差別級王者として、1・4東京ドームのカードを勝手に! 決めさせてもらったよ。ジャイアニズムだか、ゴーマニズムだかなんでもいいよ。俺もこのシングルのベルトを持って東京ドームの花道を歩く。いいよ、タマ・トンガだよ。タマとは何度でもやったろうじゃねえか。前回、ラスベガスでやったからなあ。日本のファンはわかってねえんだよ。タマはスゲーチャンピオンだった、スゲー選手だ。だがよ、今回はラスベガスじゃねえ、アメリカでもねえ、イギリスでもねえ! JAPANで俺がタマを倒してやる。1・4東京ドーム、同い年のたくさん凄いヤツいるけどよ! 内藤、石森、YOSHI-HASHI、いろんな選手がいる。ジェフ・コブ、ロッキー・ロメロは、まあちょっと小さいけどよ。タマ・トンガ、相手にとって不足無しだ。オイ、新日本プロレス! 明日にでも1・4東京ドーム、新しいカード、発表しておけよ。NEVER無差別級王者! この俺で挑戦者はタマ・トンガで決定だ。どうだオイ? この俺のテンガロンハットって言うのか? 似合うだろ? スタン・ハンセンさんが言ってたよな。この俺も今年、会ったけど、『ユーース!』って。俺ももうすぐ来週、41歳になるけど! いつまでも俺も『ユーース!』(テキサスロングホーンで)ってことだな?」

【バレッタの話】「(頭から流血しながら首を垂れて)プロレスを始めて23年だ。2013年以降、シングルのタイトルを一切、獲れていない。何かを絶対に変えなくてはいけないってことだな……フ〇ック」

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