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11/23【新日本】海野大の字…大暴走コグリン&キッドが日米新世代対決制制す

『レック Presents WORLD TAG LEAGUE 2023』神奈川・横浜武道館(2023年11月23日)
Aブロック公式戦 ○ゲイブ・キッド&アレックス・コグリンvs成田蓮&海野翔太×

 コグリン&キッドがパイプイスを投入して大暴走。海野を大の字にして日米新世代対決を制し、「WORLD TAG LEAGUE 2023」で1勝目を獲得した。

 “BC WAR DOGS"コグリン&ゲイブは初戦で清宮海斗&大岩陵平にリングアウト負けを喫した。2戦目の相手は開幕戦のメインで勝利し、「新世代で新日本を大爆発させる」と誓った海野&成田。かつては日米のヤングライオンとして前座戦線でしのぎを削った4人がタッグリーグ公式戦で対峙した。

 2日前の前哨戦ではゲイブがイス攻撃で海野をKO。遺恨が深まっていたが、今宵も荒れた幕開けに。いつものように客席から入場しようとした海野をゲイブが背後から襲撃し、大乱闘からスタートした。成田が救出に飛び込み、連係で試合を立て直したものの、WAR DOGSは再び場外乱闘に持ち込んで、強引に試合を掌握。荒々しい攻撃が次々と海野に決まり、リング上は一方的な展開になった。

 海野がコグリンにドロップキックを放って一矢報いると、成田が反撃ののろし。両腕ランニングネックブリーカーやダブルアームスープレックスで猛追する。復活した海野もゲイブにロープを飛び越えてのエプロンDDT、イグニッション(旋回式ネックブリーカー)などで怒とうの大技ラッシュ。横やりを入れたコグリンのラリアットに吹き飛ばされると一転して守勢を強いられてしまうが、成田が好フォロー。再び攻勢に出ると、合体ランニングネックブリーカードロップや成田のブリザードスープレックス、海野のハーフネルソンスープレックスが連続してゲイブに決まった。

 海野はSTFでゲイブを仕留めにかかるが、コグリンが暴走する。場外からパイプイスをリングに投げ込み、自らもイスを持ってリングに飛び込んだ。技を解いた海野はコグリンを黙らせると、イスを手にしたゲイブも足止め。スイング式DDTからデスライダーを仕掛けた。

 しかし、こらえたゲイブはナックルパンチで逆転。コグリンとダブルチョークスラムを決める。成田を返り討ちにすると、海野にはWAR DOGSのダブルマッスルバスターがさく裂した。粘る海野は丸め込みで最後の抵抗を見せるも、コグリンがレフェリーの注意を引きつけているスキに、ゲイブがイスを豪快に投げつける非情な攻撃で鎮圧。直撃を食らった海野をレッグトラップパイルドライバーで突き刺し、ゲイブが勝利した。

 日米新世代対決はコグリン&ゲイブに軍配。今リーグ戦で1勝目を獲得した2人は、目をぎらつかせながらリングをあとに。一方、海野は動けず、意識もうろうとしたまま、成田の肩を借りて下がっていった。

 ゲイブは「ゴールデン・チャイルド、お前のことを話そう。次のエースだ」と海野について触れ、「俺はお前が新世代を引っ張ることになると思っていたが、俺に倒されて生気を奪った今、俺が引っ張る」と新世代の主役奪取を明言。「お前は何も引っ張れない。そこには何もないんだ。だからジムに戻れ。100万語も綴った長文ツイートの投稿をやめろ。仕事に取りかかれ。仕事があるだろ? お前にはやるべきことがたくさんあるんだからな。WAR DOGSに勝てるようになるのはそれからだ」と格下扱いして斬り捨てた。

 次戦となる11・25藤沢大会の相手は石井智宏&矢野通。ゲイブは「俺たちが相対する時、お前は終わりだ! そしてイシイ、その坊主頭をめちゃくちゃにしてやる。俺は本物のWAR DOGなんだ。STONE PITBULLなんてマッドドッグの前では無意味だ!」と石井を挑発した。


【試合後のコグリン&ゲイブ】

▼ゲイブ「アハッ、アハッ、アーッアーッ! ヘイ、星取表はどうなってる? WAR DOGSは2点だろ? カイト、オーイワ組にやられたとは、おかしいぜ。15分あれば倒せた。あいつらは幸運だったんだ。バカめ。またあとで相手してやるからな。わかってるだろ。だが今はゴールデン・チャイルド、お前のことを話そう。次のエースだ。俺はお前が新世代を引っ張ることになると思っていたが、俺に倒されて生気を奪った今、俺が引っ張る。お前は何も引っ張れない。そこには何もないんだ。だからジムに戻れ。100万語も綴った長文ツイートの投稿をやめろ。仕事に取りかかれ。仕事があるだろ? お前にはやるべきことがたくさんあるんだからな。WAR DOGSに勝てるようになるのはそれからだ。(ずっと背を向けていたコグリンの背中を叩きながら)ヘイ、そうだろアレックス!」

▼コグリン「オー、イェー!」

▼ゲイブ「その通り!」

▼コグリン「オー、イェー!」

▼ゲイブ「なんか言ってやれ! あいつらに!」

▼コグリン「彼が言ったことを繰り返しても意味はない。この団体の未来について話そうか。ナリタ、ショータの2人のことなんて、俺たちはあいつらのケツを蹴っただけだ。毎日やっていることと同じさ。フライト直後でも、日本で10週間滞在予定でも、問題ない。すでに終わったと皆がわかっている過去のことには興味はない。興味があるのは、実際の未来のことだ。次の相手は? (ゲイブを見ながら)イシイ、ヤノ?」

▼ゲイブ「ヘヘッ」

▼コグリン「数カ月前、初出場のG1で倒したのを覚えているぞ」

▼ゲイブ「ヘイ! その試合で俺をテーブルに落としたのを覚えてるぞ! 俺は出場選手でもなかったのに、ひどい野郎だ! だから俺たちが相対する時、お前は終わりだ! そしてイシイ、その坊主頭をめちゃくちゃにしてやる。俺は本物のWAR DOGなんだ。STONE PITBULLなんてマッドドッグ(狂犬)の前では無意味だ! (先に控室へ)」

▼コグリン「(無言のままカメラを指し、腕時計を指し、首を切るジェスチャーをして)イジョー」

※海野&成田はノーコメント

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