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12/1【新日本】石井が海野を激闘粉砕 首位陥落も海野&成田「まだだよ。あきらめねえ」

『レック Presents WORLD TAG LEAGUE 2023』
和歌山県立体育館(2023年12月1日)
Aブロック公式戦 ○石井智宏&矢野通vs成田蓮&海野翔太×

 石井が激闘の末に海野を粉砕し、矢野と3勝目。海野&成田は2敗目を喫して首位から陥落したものの「まだだよ。あきらめねえよ。まだまだチャンスはある」とタッグリーグ制覇へ向けて前を見据えた。

 海野&成田の新世代タッグは11・28名古屋大会で清宮&大岩との20代対決を激闘の末に制して3勝目。首位タイでこの日の5戦目を迎えた。相手は石井&矢野。オリジナルTMDKが勝ち点を8に伸ばしており、後を追いたいところだった。

 試合前から石井がTシャツを投げつけて成田を挑発。成田が海野とのダブルバックエルボー、ダブルエルボードロップの連係で先手を取ったが、石井はエルボー連打で海野をねじ伏せ、矢野も成田にコーナー金具ホイップ攻撃を敢行。石井は逆水平連打で腰砕けにした

 負けじと成田がハーフハッチで反撃すると、海野はフィッシャーマンスープレックス、STFで攻め立てた。石井が逆水平とエルボーを交互に連打しても、海野はエルボー連打を真っ向から受け止めたが、石井はバックドロップを敢行。矢野もコーナー金具に激突させてからスクールボーイで丸め込んだ。

 海野がカウンターのドロップキックで反撃すると、成田がハーフハッチで続き、クロス式変型アンクルホールド、コブラツイストで絞め上げた。逃れた矢野がシーソーフリップでコーナー金具に激突させると、鬼殺しを仕掛けたが、不時着した成田はスリーパー→コブラツイストで捕らえた。

 石井のカットが間に合うと、矢野がフロントスープレックスで成田をぶん投げる。それでも成田はジャーマンで石井を投げ、海野はエプロンへのDDT、エプロンからの飛びつきダイアモンドカッターで追撃。グラウンドコブラツイストでギブアップ寸前に追い込む。さらに成田との合体リバースDDT、スパインバスター&ジャンピングネックブリーカーの合体技を決めた。

 矢野がカットに飛び込むと、海野はデスライダーの構えに入ったが、矢野はコーナー金具に激突させて阻止。石井がパワーボムで追い討ちをかける。海野が延髄斬り、成田がニールキックの連続攻撃を浴びせても、成田のフロントハイキックを海野に誤爆させた石井はラリアットを叩き込んだ。

 海野もジャーマン、ニーアッパーラリアットの猛攻に出て、ハーフネルソンスープレックス、ブライズブレイドと攻め立てたが、石井は沈まず。延髄斬り、スライディングラリアットで流れを押し戻す。海野も垂直落下式ブレーンバスターを食い止めたが、石井はノーモーション頭突きをグサリ。すかさず垂直落下式ブレーンバスターを爆発させて3カウントを奪った。

 石井&矢野が激闘を制して3勝目。試合後、石井は「海野、おめえには人生の厳しさを教えてやる人間が必要だな。俺が教育してやるよ」、「成田、今日みてえにな、熱くなりたかったら俺んとこ来いよ。いつでも火つけてやっからよ」と二人にメッセージを投げかけた。

 一方、海野&成田は2敗目を喫して勝ち点6止まり。首位から陥落となった。海野が「石井さんは必ず超えなきゃいけない壁だから。今日の負け、悔しさ、絶対忘れない」と誓えば、成田は「まだだよ。あきらめねえよ。まだまだチャンスはある」と前を見た。

 Aブロックは公式戦2試合を残してTMDKが勝ち点8で単独首位。海野&成田、石井&矢野、コグリン&ゲイブが勝ち点6で追う状況となった。次戦は12・3姫路大会。石井&矢野は清宮&大岩と対戦する。海野&成田はニコルス&ヘイスト戦で勝って首位タイに再浮上したいところだ。

【石井の話】「海野、オメーには人生の厳しさを教えてやる人間が必要だな。俺が教育してやるよ。それから成田、STRONG STYLEの時といい、今回のタッグといい、オメーはすぐパートナーの影に隠れんな。まあ、オメーにはお似合いの場所だけどな。でもな、今日みてえにな、熱くなりたかったら俺んとこ来いよ。(ライターに火をつけるジェスチャーをしながら)いつでも火つけてやっからよ」

【矢野の話】「アァ…今日勝ったのはもう石井さんのおかげ。それしかない。俺らはな、全く違うようで、全く水と油のようで、噛み合うタッグなんだ」


【海野の話】「(床を這うようにやって来て、そのまま腰を下ろし)石井さんは必ず超さなきゃいけない壁だから。今日の負け、悔しさ、絶対忘れない」

【成田の話】「クソッ! でもまだ、まだだよ。諦めねえよ。まだまだチャンスはある」

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