12/2【NOAH】Eitaまたも屈辱…GHCジュニア王者・ダガが“譲渡表明"一転、松葉杖で騙し討ち
『NOAH THE BEST 2023』横浜武道館(2023年12月2日)
○Eita&HAYATAvsHi69&小峠篤司×
左ヒザを負傷して欠場となっていたGHCジュニア王者・ダガが、“譲渡表明"から一転して次期挑戦者Eitaを騙し討ち。「忘れるな、ライオンは常にハングリーだ」と高笑いを上げた。
ダガは11・24後楽園大会で近藤修司を破って初防衛に成功。試合後に現れたEitaの挑戦表明を即諾したうえで、宣戦布告代わりのディアブロウイングスでKOしていた。
その後1・2有明アリーナ大会での王座戦が正式決定したものの、ダガ自身が左ヒザを負傷していたことが判明。関節の捻挫と診断され「大事をとって」この日の横浜武道館大会を欠場することが発表されていた。
一方のEitaはHAYATAとのコンビで小峠&Hi69組と対決。小峠の側頭部を強烈な低空ドロップキックで撃ち抜いて圧勝してみせたものの、試合後に“いるはずのない男"が現れる。王者ダガだった。
ところが様子がおかしい。杖を頼りに、左足を引きずりながら花道を歩いてきたダガは、神妙な表情で「申し訳ない。ヒザを怪我してしまった。この通りレスリングできない」と表明。涙ぐみながら「だから…このベルトをあきらめることにした。お前にこのベルトを託すよ」と手渡した。
しかしEitaが背を向けた瞬間、ダガは持っていた鉄製の杖で襲撃。スタスタと歩きまわりながらEitaをボコボコにするや、TV実況席からリングに飛び込んだSTINGERの同志・小川良成とともにHAYATAも返り討ちにした。
大ブーイングのなかで再びマイクを握ったダガは「忘れるな。ライオンは常にハングリー。ライオンはキングダムにある。そして1月2日も俺がGHCジュニアヘビー級チャンピオンのままだ!」と大の字のEitaめがけて高笑いで忠告。負傷譲渡どころか“もう万全"をアピールした。
“ライオン"を自称するダガが、改めて獲物のためには手段を選ばぬところをみせた形となったものの、屈辱続きのEitaのうっ憤もさらに蓄積。有明GHCジュニア戦線は一層荒れ模様の予感だ。
【ダガの話】「Eita、お前は本当に学ばないな。もういい加減、俺がどういうことをするのかわかるだろ? 俺はお前の心理を操っているんだ。俺は最高のジュニアチャンピオン。俺はこのままずっとチャンピオンであり続ける。じゃあ、1月2日に会おう」