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12/10【新日本】内藤が1ヵ月ぶりに復帰 SANADAはノーコメント批判に「全部、想定内」

『レック Presents WORLD TAG LEAGUE 2023』グランメッセ熊本(2023年12月10日)
○BUSHI&内藤哲也&鷹木信悟&辻陽太&サンドカンJr.vsSANADA&タイチ&上村優也&DOUKI&TAKAみちのく×

 内藤が1ヵ月ぶりに復帰。1・4東京ドーム大会に向けて、久しぶりにIWGP世界ヘビー級王者・SANADAと肌を合わせた。試合後、SANADAは久々にコメントを発表。内藤から発信力不足を批判されていたが、「全部、想定内でした」と言い返した。

 1・4東京ドーム大会で王者・SANADAに挑戦する内藤は、11月に右目上斜筋麻痺の手術を受け、その後の大会を欠場。タッグリーグ中に何度か大会会場にサプライズ来場した制御不能男は、この日、約1ヶ月ぶりの復帰戦を迎えた。

 L・I・Jのメンバーと組んで、SANADA率いるJust 5 Guysと10人タッグマッチで対戦。内藤は熊本のファンから大歓声で迎えられた。のっけからSANADAと対峙するも、ロックアップで1回押し合っただけで、すぐさま控えに回る。それでも場外乱闘時にはタイチのマイクスタンドを奪って、SANADAの首を絞め上げた。

 中盤戦で再び相対すると、SANADAが動く。低空ドロップキックで内藤の動きを止めると、介入した鷹木&BUSHIをパラダイスロックとカニバサミで返り討ち。ネックスプリングで華麗に立ち上がる。ならばと内藤は後頭部にバックエルボーを連打。SANADAのドラゴンスリーパー狙いを上手く切り抜け、ヒップトスで自らのヒザに首から叩きつけた。

 その後、J5GがBUSHIを攻め立てたものの、両軍入り乱れての大技合戦になると、流れは逆転。内藤もSANADAのドロップキックを受けても倒れず、スイング式DDTで排除した。チャンスを掴んだBUSHIがエムエックスでTAKAを沈めて、L・I・Jの勝利となった。

 試合後、内藤はリングサイドでSANADAに接近するが、視線は合わせず。テレビ実況席にいた高橋ヒロムを呼び込み、サンドカンを加えた6人で拳を合わせた。

 「グランメッセ熊本に来ると、2018年4月29日、『一歩踏み出す勇気』という言葉を初めてマイクで言った時のことを思い出しますよ。あれから約5年7ヵ月、熊本のお客様に一歩踏み出した姿を今日お見せできてよかった。次はベルトを持ってここ熊本に戻ってきますよ」と復帰戦を振り返った内藤。サンドカンJr.のL・I・J入りは否定しつつも「最後、拳を合わせたの、見た? あの意味をサンドカンJr.には、よーく考えてほしい。もう、顔も名前もハッキリ覚えたよ。また新日本プロレスに来ればいいじゃん? サンドカンJr.と一緒にリングに立って、そして、また戦える日を、頼みにしてるぜ」とエールを送った。

 タッグリーグ中、定期的に試合に出場していたSANADAだったが、何も語らず、ノーコメントを貫いていた。そんな王者を12・8鹿児島大会に来場した内藤は「チャンピオンなのに、まったく発信しないという、新しい景色を見せ続けてくれるSANADA。やっぱ、SANADAには荷が重すぎるんじゃない?」と批判していた。だが、今大会ではSANADAについてあえて語らず、そのまま控え室へと消えていった。

 一方、SANADAは久々にコメントを発表。「今シリーズ、口では内藤さんに勝てないと思ったんで、ずっと黙ってたんですけども……内藤さんなら、もっといいこと言ってくれると思ったんですけど、全部、想定内でした」と内藤を斬り捨てていた。

 また、試合後にKOPW王者・タイチに大きな動きがあった。すでに金丸義信との防衛戦が浮上していたが、この日、その金丸がバックステージに登場。タイチの股間を蹴り上げると、SHOとともに暴行し、「ルールはよ、『急所攻撃あり』でやらせろ、オイ!」と要求。「テメーのよ、“タマ"という“タマ"をよ、引っこ抜いてやるからな」と予告した。いいようにやられてしまったタイチは「アイツ、ホントにクソ野郎だったみてえだ。テメーがやったことが間違いだったって、気づかせてやるよ。テメーとケリつけられるんだったら、何でもやってやるよ」と金的ありルールを受諾した。

【BUSHIの話】「サッカー選手がさ、よくあるじゃん、試合後にお互いを称えてユニフォームを交換するのが。俺も今日試合前に、サンドカンJr.とお互いのマスクを、別のマスクだけど、交換し合って今があるよ。今回、サンドカンJr.本人の意志で、俺たちと合流することはないんでね、またきっとどこかで、どこかのリングで、サンドカンJr.と会うだろうし。その時はまた組むのか、それとも戦うのか、それは分からない。まあでも意外と早くまた、この新日本のリングに帰ってくるかもしれないね。その時はまた今日のように、サンドカンJr.とコラボマスクをやろうかな」


【試合後の鷹木】

▼「いやー、やっぱりプロレスラーは巡業に出てナンボだな。こうして地方地方のファンから声援というパワーをもらって俺たちは強くなってくんだ。1.4東京ドーム! このNEVERのタイトルに挑戦する、タマ・トンガ! トマ・タンガ……いや違う、タマ・トンガ! 元気してっか? 何かしら発信してこいよオイ! オイ岡本記者! ボケッとしてんなよ。アイツ何してんだ? 全然伝わってこねえな。オイ、いきなり1・4に来て勝てるほど、鷹木信悟もこのNEVERのタイトルも、そして新日本プロレスも、甘くねえからな。俺はもうすでに、来年のことを見据えてんだ。まぁとにかく今シリーズは、まぁチョコチョコ八隅もあったかもしれねえが、今日はいい感触だったよ。内藤も無事復帰してくれたし、サンドカンとも、ま、正式なメンバーになったわけじゃないかもしれんが、(グータッチのポーズで)グータッチできたしな。でもちょっとツバだけは、ツバだけは勘弁してくれよ。ま、年内ラスト、後楽園で試合があるかどうか、まだ分かんないけど、(ベルトを3回叩いて)見ての通り鷹木信悟! 絶好調だ。来年の辰年に向けて、今から最高潮に仕上げていくからな! (立ち去りかけて急に振り向き、岡本記者に)何かある?」

──大丈夫です

▼鷹木「一つぐらい聞けよ。何かある? クリスマスの予定とか」

──じゃあクリスマスイブは?

▼鷹木「クリスマスイブ。イブは……イブは予定あったかもな。ハッハッハ! まあでもクリスマスは予定なしだ。オファー待ってるぜ?」

【辻の話】「今回の『WORLD TAG LEAGUE』、サンドカンJr.が日本に来た時に彼は言った。このリーグ戦に優勝したら、ロス・インゴベルナブレス・デ・ハポン、その一員になりたいと。結果は振るわなかった。だが俺は彼の期待以上の試合を評価して、内藤さんに打診するって言ったんだよ。そしたら彼が『いや、俺は言ったことを守りたい。次はもっと高いハードルを越えてみせる。それを越えたら一員にしてくれ』ってな。フフフ。とことんカッコいい男だな。次はパレハとして一緒にリングに立とうぜ」

【サンドカンの話】「目には涙が浮かんでいるぜ。だだ、ここからレイ・デル・ムンドの歴史は始まる。サンドカン・ジュニアの名は、メヒコ、日本だけでなく、世界中に響き渡るだろう。今回、『WORLD TAG LEAGUE』の優勝は手にできなかった。さらに、ロス・インゴベルナブレス・デ・ハポンのメンバーにもなれなかった。だが、ナイトーは声を掛けてくれた。『トランキーロ、トランキーロ』とな。サンドカン・ジュニアは、ここに戻ってくるぞ。日本に戻る。新日本プロレスに戻って来るぞ。もう1度、チャンスを与えてくれ。2024年こそ、必ずロス・インゴベルナブレス・デ・ハポンの新メンバーとなる!」

【内藤の話】「(権利証トートバッグを手に)ここ、グランメッセ熊本に来ると、2018年4月29日、『一歩踏み出す勇気』という言葉を初めてマイクで言った時のことを思い出しますよ。あれから約5年7ヵ月、熊本のお客様に一歩踏み出した姿を今日お見せできてよかった。次はベルトを持ってここ熊本に戻ってきますよ。そう、IWGP世界ヘビー級王座を持ってね。あと、サンドカンJr.と話をしましたよ。いい話し合いができたかな。もともと、この『WORLD TAG LEAGUE』に優勝したら、ロス・インゴベルナブレス・デ・ハポンに入れてくれって言ってたのはサンドカンなわけで、優勝できなかった以上、ロス・インゴベルナブレス・デ・ハポンには迎えれないよ。でも、(グータッチのポーズ)最後、拳を合わせたの、見た? あの意味をサンドカンJr.には、よーく考えてほしい。もう、顔も名前もハッキリ覚えたよ。また新日本プロレスに来ればいいじゃん? サンドカンJr.と一緒にリングに立って、そして、また戦える日を、楽しみにしてるぜ。エチャレ、サンドカンJr.。その日まで、アディオス!」

【TAKAをの話】「(うめきながらインタビュースペースに駆け込むと、倒れ込んで四つん這いに。しばらくすると顔を上げてひざ立ちになりながら)Just 5 Guysができてよ、みんな結果出してんのに、俺だけ何も出してねえ。足引っ張ってばっかりだ。でもよぉ! 確かに掴んだんだ、DOUKIと組んで、『SUPER Jr. TAG LEAGUE』でよぉ、掴んだんだよ、絶対諦めねえよ俺は! 必ずこの2人で、あのベルトに辿り着くからな! (立ち上がると荒い息を吐いて立ち去る)」

【DOUKIの話】「ま、今日はよ、ロス・インゴというよりサンドカン。サンドカンの勢いがすごかったな。どれも全部強烈だったよ。(スペイン語で)アミーゴ、また対戦したいな。再戦したいぜ。(日本語に戻り)今シリーズ、好きなこといろいろ言わせてもらったけど、やっぱよぉ、レスラー、好きなこと言ってナンボだな。ま、俺ら、こんな(親指と人差し指でスペースを作り)小さい批評を気にして、俺らはやってねえんだよ。これからもよぉ、好きなことたくさんしゃべらせてもらう」

【SANADAの話】「(IWGP世界ヘビーのベルトを肩にかけて)今シリーズ、口では内藤さんに勝てないと思ったんで、ずっと黙ってたんですけども……内藤さんなら、もっといいこと言ってくれると思ったんですけど、全部、想定内でした。ただ、自分の悪いところも指摘してくれて、とても感謝してます。まぁでも、人頼りもよくないですよね。コメントずっと待ってるんで。まあでも、そういう時もありますよね。何でか分かります? (少し待って)だって、人間だもの」

【上村の話】「今日はせっかくロス・インゴと当たったのに、またチャンスを棒に振っちゃいました。でも次、どこで組まれるか分かんないですけど、後楽園かどこか分かんないですけど、ロス・インゴ、辻! 俺がお前から絶対に獲ってやるよ! 以上。ありがとうございました!」


【試合後のタイチ】

▼タイチ「(KOPWのベルトを肩に)何か、この過密スケジュールで、『WORLD TAG LEAGUE』乗り越えて、まあ結果は出なかったけどね、優也とのタッグは確かな手応え掴んだし、まあこれで終わりじゃないし、また優也と俺でまたやっていきたいと思ってるしね。Just 5 Guysだってまだまだ上目指すし。そして俺は年内にもう1回、(肩のベルトを叩くと)やらなきゃいけないことがあるんだ。ケリつけなきゃいけないことが残ってっから。これを……」

※ここで、金丸がSHOとともに乗り込んでくると

▼金丸「オイオイオイオイ! お前が持ってるその沈んだベルト」

▼タイチ「何だお前!」

▼金丸「俺の名前出してたなオイ!」

▼タイチ「おう、そうだ。オメーだ次は」

▼金丸「おう、やってやるよ。ルールは俺に決めさせろ!」

※SHOも後ろからタイチを挑発すると

▼タイチ「何でだ! オメーがやったんだろうが、それ!うるせーな!」

▼金丸「ルール、俺が決めてやる(タイチの下腹部に蹴りを入れる)」

▼タイチ「うぁーーー!(床に倒れ込み、SHOが飛びかかる)」

▼金丸「起こせ起こせ起こせ!」

※SHOがタイチの体を起こすと、金丸が襲撃する

▼金丸「ルールはよ、『急所攻撃あり』でやらせろオイ!それだけだ! それとよ、テメーのよ、“タマ"という“タマ"をよ、引っこ抜いてやるからな! (再びタイチに飛びかかって顔面をかきむしると)覚えとけオラ! (立ち去る)」

▼SHO「(一緒に立ち去りながら)そういうことだ! ざまあみろ、ハハハ!」

※タイチはしばらく股間と顔面を押さえてのたうち回っていたが、体を起こして四つん這いになると

▼タイチ「クソ、アイツ、ホントにクソ野郎だったみてえだ。テメーがやったことが間違いだったって、気付かせてやるよ。テメーとケリつけられるんだったら、何でもやってやるよ。(フラつきながらも立ち上がって)待ってろ金丸コラ! いや、テメーら全員だこの野郎! (ヨロヨロと立ち去りながら)待っとけオラ! ふざけんなコラ! テメーら!」

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