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1/4【新日本】変身Catch2/2がWAR DOGS撃破で半年ぶりジュニアタッグ返り咲き

『WRESTLE KINGDOM 18 in 東京ドーム』東京ドーム(2024年1月4日)
IWGPジュニアタッグ選手権試合 ○TJP&フランシスコ・アキラvsクラーク・コナーズ&ドリラ・モロニー×

 変身を遂げたTJP&アキラの“Catch2/2"がWAR DOGSを破って半年ぶりのIWGPジュニアタッグ返り咲きを果たした。

 “Catch 2/2"TJP&アキラは昨年のSUPER Jr. TAG LEAGUEを制覇。しかし、優勝セレモニーにIWGPジュニアタッグ王者の“BC WAR DOGS"コナーズ&モロニーが乱入し、ベルト殴打ですべてをぶち壊しにした。怒りに震えるCatch 2/2はタイトルマッチを要求し、新春ドーム大会で遺恨戦が実現に。12・22後楽園大会で行われた棺桶マッチでの前哨戦ではTJPが敗戦。TJPは前日会見を欠席していた。

 TJPが禍々しいマスクをかぶり、アキラがボディペイントを施したCatch2/2は開始早々、モロニーにリーニングタワーをさく裂させていきなり仕掛けた。ならばとWAR DOGSは断崖式FULL CLIPを敢行して譲らず。序盤から両チームがフルスロットルに飛ばした。

 BC WAR DOGSがそのままアキラを蹂りんしていく。それでもアキラがピンチを必死に耐えしのぐと、ようやく復活したTJPがリングに飛び込んだ。

 怒りの激情むきだしのTJPは、モロニーに顔面ウォッシュやダイビングフットスタンプなど荒々しい大技を連発する。BC WAR DOGSは2人がかりでTJPに呼応。モロニーはドリラキラーで突き刺したものの、TJPは手を掴んでレフェリーのカウントを阻止する。

 それでもBC WAR DOGSは攻勢を止めずにたたみかけると、Full Clipの構えに。しかし、アキラが急行。TJPがモロニーの首に噛みついているスキに、アキラがスパニッシュフライでコナーズを排除。血をモロニーの顔面に噴射したTJPはクロスアーム式DDTでモロニーを突き刺し、アキラとの合体技2/2をさく裂させて3カウントを奪った。

 Catch2/2がタッグリーグ公式戦に続き、WAR DOGSを粉砕。半年ぶりとなるIWGPジュニアタッグ王座返り咲きを果たした。二人は握手を交わし、ベルトを掲げた。「2023年は俺にとって人生で最悪の年だった。特に2023年の終盤。世界のすべてが俺の上に崩れ落ちてくるようだった」というアキラだが、会心の戴冠劇で払拭。「俺はすべてをかけた。自分が生きていると感じるために、そして再びCatch 2/2が王者となるために。2024年は2023年のようにしたくないと思っている。強く進みたい」と2024年の快進撃を誓っていた。

【アキラの話】「聞いてくれ。2023年はまさにここトーキョードームで始まった。良い新年の滑り出しだった。しかし、2023年は俺にとって人生で最悪の年だった。特に2023年の終盤。世界のすべてが俺の上に崩れ落ちてくるようだった。ケガのことや家族のことがあり、愛する人を失う経験もした。すべてが俺の肩の上に崩れ落ちてきた。そして、俺はどうすればいいかわからなかった。投げ出したくなった。たくさん泣いた。どう弁解すればいいかわからなかった。厳しい、厳しい年だった。それが2023年の終わりだ。だが今日、トーキョードーム『WRESTLEKINGDOM18』で、ようやくまた生きた心地がしている。あらゆる問題は外にあるものだったんだ。俺はずっと過去に囚われすぎていた。そして未来に囚われすぎていた。だが今日、俺が勝てた、俺たちが勝てたのは、俺が今にのみ集中していたからだ。この瞬間に俺がやるべきことに。(王座奪取は)不可能な仕事だった。WAR DOGSは俺がこれまでリング上で会った中で最も強いヤツらだ。だが今日リング上で俺が、俺たちが見せた情熱もお前たちが見たことのなかったものだろう。俺はすべてをかけた。自分が生きていると感じるために、そして再びCatch 2/2が王者となるために。2024年は2023年のようにしたくないと思っている。強く進みたい。日本で一番大きな会場であるトーキョードームで2回勝っただけでなく、今回は俺のキャリア史上最強の対戦相手に勝った。居場所のなかった小さなイタリア出身のガキであった俺が最大のステージに立った。(※イタリア語でコメント)明日は『NEWYEAR DASH!!』、新たなチャプターの始まりだ! 生き返ったCatch2/2の時代になる」

※TJPはノーコメント


【試合後のコナーズ&モロニー】

▼モロニー「アアーッ(※椅子や机をなぎ倒す)」

▼コナーズ「ビールがない」

▼モロニー「(※大声で)ビールはどこだ!」

▼コナーズ「オーケー、オーケー。そうだな。俺たちはあいつを殺した。それは間違いない。そしてあれが何かわからんが、ヤバいもんだ。死者の世界から甦り、俺たちを倒すために戦いやがった。ああでもしなけりゃ、俺たちの手からベルトは奪えない。死人が甦ったんだ。そして今回のようなことは二度と起こらない。俺たちは二度と負けない。俺は怒ってる。こいつ(モロニー)は血を流しているんだ。この顔を見ろ。おい、言ってやれ(※とマイクを渡す)」

▼モロニー「これが俺たちだ。怪物め。それが代償か? そうでもしないといけなかったか? 見ろ(※自分の血を見せて)。これは俺の血だ。ここでお前(コナーズ)と6ヵ月過ごした。ずっと王者だったんだ。何を言えばいい? 本当に奇妙な体験をした。お前たちが目にした俺の片割れ、クラークはいつも純度の高い100 Proofだ。だが今日の俺は8 Proofぐらいだったかもしれない。すまない。だが正直、今日は俺たちらしくなかった。お前たちは王座を奪うために調子の悪い日を狙い、怪物になる必要があった。だが俺たちが調子を取り戻し、再びリングで相まみえる時を想像してみろよ。それまでその白い素敵なベルトと恵まれた生活を楽しめ。スターみたいな気分を楽しめ。でもそれは長くは続かない。アキラ、イタリアにベルトを持って帰って仲間に見せることもできないぞ。それから、もっと大きな棺桶を用意してやる。いつだって、もっと深い穴を掘ってやれるんだからな。深く抜け出すことができない。唇を縫ってくれ。氷も必要だ。そして女を俺の部屋に手配してくれ(※と去ろうとする)」

▼コナーズ「いつもならここでTHAT'S MY DOGS FORREALと俺が言うところだが……俺はダン……お前は男だよ、ドリラ。お前は本物の男だし、お前こそ俺にとっての“本物のDOG"だ。俺たちでこの団体を支配するぞ。これは始まりにすぎない。見とけ。来年、再来年、俺たちがこの団体にいる限り、俺たちがここを支配する。俺たちと、残りのWAR DOGSたちでな。相手が怪物だろうが関係ない。十字架や銀の弾やニンニクが効かなくても関係ない。お前たちは俺たちを殺すことはできない! 俺たちは強くなって戻ってくる。それが(※モロニーの胸を叩いて)、MY DOGS FOR REAL」

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