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1/4【新日本】同期対決は上村に軍配 凱旋後初シングルで辻撃破 「今日が始まりだ」

『WRESTLE KINGDOM 18 in 東京ドーム』東京ドーム(2024年1月4日) スペシャルシングルマッチ ○上村優也vs辻陽太×

 凱旋帰国後初めてのシングルマッチは上村に軍配。辻との同期対決を制し、「いつか辻、東京ドームのメインでIWGPをかけて戦うぞ。今日が始まりだ」と宣言した。

 同日(2018年4月10日)デビューの2人は、初勝利もお互いから取り合うなど、若手時代から切磋琢磨してきた。昨年、辻は5月に、上村は10月に海外遠征からそれぞれ凱旋帰国。互いを強く意識し、11・4大阪大会では辻が上村を直接撃破したものの、12・22後楽園大会では上村が雪辱。2人の気持ちはさらに燃え上がり、新春ドーム大会で凱旋帰国後初めての一騎打ちを行うことになった。

 辻が豪快なトペスイシーダで先制。肩車の体勢から後方に叩きつける荒技を決めると、その後もパワーの差を見せつけるように荒々しい攻撃を重ねていく。倒れる上村を踏みつけると、「何のために帰ってきたんだ? これで終わりか! それが上村優也か?」と挑発した。

 これで上村の闘志に火が点く。アームホイップからドロップキックにつなげる得意の波状攻撃で試合を立て直すと、休む暇を与えずに攻勢。意地になってバックドロップで投げると、辻の抵抗を防いで、ダイビングボディアタックへ。

 辻はこれをトラースキックで撃墜。ブレーンバスタースラムで叩きつけると、必殺のジーンブラスターを狙って突っ込む。上村はアームホイップで切り返したものの、辻はその先を読んで丸め込み、さらに後頭部をカーブストンプで踏みつけにいく。だが、回避した上村はジャーマンで押し返すと、ドラゴンスープレックスホールドへ。辻は寸前でキックアウトしたものの、上村は必殺のカンヌキスープレックスホールドで見事な弧を描き、同期の辻を沈めた。

 東京ドームという大舞台で実現した久々の同期対決は上村に凱歌。場外で悔しさをあらわにする辻をリング上から見つめた上村だった。昨年6月にIWGP世界ヘビー級王座に挑戦している辻を下し、シングル戦線で1つ実績を重ねる形となった上村だが、「勝つには勝ったけど、まだまだやり足んねえよ」と満足せず。「俺たちでプロレス界をもっと世間に届けます」と誓ったうえで、「そしていつか辻、東京ドームのメインでIWGPをかけて戦うぞ。今日が始まりだ」と宣言した。

 対する辻も「おい、上村! これじゃダメなんだよ。わかってんだろ? お前だって」と不満を口にしつつ、「俺とお前はこの東京ドームで、メインイベントでIWGPヘビー級のベルトをかけて戦わないといけねえんだよ。お前だって同じ気持ちだろ? 今日は終わりじゃない。これが今日、今この時が俺と上村、新たな物語のスタートだ」と口をそろえた。

【上村の話】「今日、勝つには勝ったけど、まだまだやり足んねえよ。この先もまだまだ辻と続いていくだろう。俺たちでプロレス界をもっと世間に届けます。そしていつか辻、東京ドームのメインでIWGPをかけて戦うぞ。今日が始まりだ」

【辻の話】「おい、上村! これじゃダメなんだよ。わかってんだろ? お前だって。俺とお前はこの東京ドームで、メインイベントでIWGPヘビー級のベルトをかけて戦わないといけねえんだよ。お前だって同じ気持ちだろ? 今日は終わりじゃない。これが今日、今この時が俺と上村、新たな物語のスタートだ」

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