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1/5【新日本】オスプレイが2・11大阪で新日本ラストマッチ BULLET CLUBとノールール・ケージマッチで激突か

『NEW YEAR DASH!!』東京・墨田区総合体育館(2024年1月5日)
ウィル・オスプレイ&ジェフ・コブ&HENARE&TJP&フランシスコ・アキラvsデビッド・フィンレー&アレックス・コグリン&ゲイブ・キッド&クラーク・コナーズ&ドリラ・モロニー

 オスプレイの新日本ラストマッチが2・11大阪大会で行われることが決定的に。UNITED EMPIREとBULLET CLUBによるノールール・ゲージマッチが浮上した。

 前日の東京ドーム大会で、フィンレーはオスプレイ、ジョン・モクスリーとの3WAY戦を制し、新設されたIWGP GLOBALヘビー級王座を戴冠した。“アフタードーム"となる今大会ではフィンレーとオスプレイがBULLET CLUBとUNITED EMPIREの10人タッグ戦で再び激突した。ベルト獲りを逃したオスプレイは新日本離脱も噂されており、今後の去就にも注目が集まっていた。

 のっけから激しい大乱闘に。場外戦になだれ込むと、アキラは2階席からプランチャを敢行する。そんな中でもオスプレイはフィンレーに照準。リングに戻ると、スワンダイブ式エルボーなどで怒りをぶつけた。コグリン&キッドが合体ジャーマンでオスプレイを黙らせると、両チームの大技が連鎖。ドーム大会でIWGPジュニアタッグ王座を争ったTJP&アキラとコナーズ&モロニーもせめぎ合った。

 レフェリーを巻き込み、無法地帯になると、コグリンがパイプイスを投入。そのイスの座面をHENAREがナックルパンチで射抜いて大歓声を巻き起こすと、両軍はさらにヒートアップして、試合はケンカマッチの様相に。代わって入った坂本レフェリーをコグリンがスピアーでKOすると、両軍はさらに大乱闘で火花。BULLET CLUBは次々とリングにイスを投げ込んで大暴走すると、そのままノーコンテストの裁定が下った。

 それでも混乱は収まらない。コグリン&モロニーはフォークまで持ち込み、アキラを流血に追い込む。ここぞとばかりにフィンレーもシレイリ(こん棒)を持ち込み、UNITED EMPIREのメンバーを痛打した。飛び込んだオスプレイはエルボーを連打して反攻。一度はシレイリの餌食になりながらも、フックキックからのオスカッターでフィンレーを叩きつけた。

 そして、ヒドゥン・ブレードを予告するが、セコンドの外道が金的を鎮圧。荒れ狂うフィンレーは馬乗りになってオスプレイを何度も殴りつけると、コーナーにテーブルを立てかける。だが、ここでUNITED EMPIREのメンバーが復活してBULLET CLUBを排除。孤立した外道を捕らえたオスプレイがパワーボムでテーブルに叩きつけてKOし、大歓声を巻き起こした。

 両軍はリング内外に分かれて視殺戦。怒りをあらわにしたオスプレイはマイクを持つと、突然爆弾発言を口にした。「愚かなBULLET CLUBよ。俺たちはまだ立ってここにいるぞ! お前たちは戦いに飢えているようだな。2月11日が俺の新日本プロレス最後の試合になる」と宣言すると、「その試合で、俺は俺のブラザーたちとともに、このウィル・オスプレイが作った仲間たちとともに、お前ら5人と戦おうじゃないか。ルールはお前が決めるがいい」と言い放つ。それを受けてフィンレーは「俺にルールを決めさせるなんて、頭がおかしいぜ。いっそのことルールなしのノーDQ戦はどうだ? 逃げ場のないルールはどうだ? お前の新日本最後の大会がお前のキャリア最後の大会になるぜ……そうだ、金網マッチはどうだ!」とぶち上げ、ノーDQ金網戦での全面対決が急浮上した。

【試合後のフィンレー&コグリン&ゲイブ&コナーズ&モロニー】

▼モロニ―「(胸の血痕を指差し)これを見ろ! 今日のは俺の血じゃないぜ、クソが! 最大の大会で俺たちを出血させやがって! 傷が痛んでウィスキーを楽しむこともできなかったじゃないか!」

▼ゲイブ「(血で顔面を真っ赤に染め、カメラ目線で興奮しながら)この血は俺の血だ! この血を見てみろよ!」

▼フィンレー「(ほかの4人より遅れて入ってきて)オイ、ゲイブ! (首根っこをつかみながら)落ち着け! 黙れと言っているんだ! (ゲイブの顔をつかみながら)この顔を見ろ。UNITED EMPIRE、お前たちがこいつの血を騒がせたようだな。お前たちもこいつの顔のような状態にしてやるぜ。俺がルールを決めてもいいと言ったな。だったらノーDQ、ノー・エスケープ(逃げ場なし)の金網マッチだ。お前たちは死の闘いに挑むことになったというわけだ。皆、初代IWGP GLOBALヘビー級王座への挑戦権が欲しいようだな。ニック・ネメスも、ウィル・オスプレイも、そしてTJPもな。だが、お前にはこの王座には値しない。俺の顔に血を吐きつけたいようだが、それはかなわないぜ。サンノゼ(1・13)で俺がお前をやってやろうじゃないか。オイ、お前らの番だ。俺は飲みに行くぞ!」

▼コナーズ「ひとこと言わせてくれ。俺たちはEMPIREのヤツらをやり続けてきた。(コグリンに対して)お前と俺、特別な何かがあるんじゃないか?」

▼コグリン「ハハハ! そうだったな、忘れかけていたぜ。サンノゼか!」

▼コナーズ「お前、言ってやれ!」

▼コグリン「ノールールは最高だぜ! それこそが俺たちが輝けるルールだ。俺たちが生まれた場所だからな! 1月13日、やってやるぜ! ヒクレオもファンタズモもいない!」

▼コナーズ「NJPW STRONGで会おう! (後ろで小競り合いを続けるモロニー、ゲイブに対して)お前ら、ぶっ壊れすぎだろ!」

▼モロニー「クリスタル・パレスから東京ドーム、そして墓場まで。こいつらは俺のDOGSだ! FUCKING DOGS FOR REAL!(犬の鳴き声)」

▼ゲイブ「アキラ……お前はたった今、死の闘いの契約書にサインした! お前はバカか! 2年前、お前は俺に同じことをした。お前は狂っている! お前たちはみんな狂っている! 2024年、俺は誰とでもやってやるぜ! 太ったおっさん、エディ・ファ○○ング・キングストンだ。ずっとお前に目をつけていたぞ! (拍手をしながら)おめでとう。お前は日本なんて気にも留めなかった。カワダが俺のアイドルだ? カワダが俺のヒーローだ? 俺こそが、闘魂だ! 俺以上に闘魂を持つヤツはいない! お前たち、わかってるのか!? ワカリマシタ? 俺こそが、闘魂だ! 俺だ! エディ、1月13日、サンノゼに、お前のその安っぽい王座を持ってこい。俺がその王座を奪って、太ったお前の体をへし折って殺してやる!」


【試合後のオスプレイ&コブ&HENARE&TJP&アキラ】

▼オスプレイ「なんか言ってたな。スチールケージか……そんな試合形式、最高のレスラーにふさわしいもんじゃないけどな。レスリングとは程遠い。だからこれまでやったこともない。それはそうと、UNITED EMPIREは2020年にスタートして素晴らしい4年間を過ごしてきた。オレはいい形で終わりたかったんだけどな。オレはサンノゼでオカダと闘うミッションがあるから、その闘いには加われないけど、誰がサンノゼでケージに入る?」

▼TJP「(一歩前に出て)オレがやるよ。フィンレー、(タガログ語で何やら話したのち)ココデス。見ろ、今夜流したこの血を。サンノゼではお前にこれを味わってもらう。ケージに入るのはお前と俺だけなのか、それともチームとして入るのか。それならオレのパートナーは……(アキラに視線をやる)」

▼アキラ「オイTJ、えっ、何言ってるんだよ? 昨日、トーキョードームで俺たちが何をしたか覚えてないのか? やっと思い願ってたものを手にしたんだぞ。俺たちは大きな闘いを終えたばかりなんだ。なのにスチールケージマッチって? オレはそんな試合を約束した覚えはないし、契約もしてない。オレは明日になったらイタリアに帰るんだ。もうこれ以上は無理だ」

▼HENARE「オイオイオイ、何言ってるんだよ。強くなれ。俺たちは一つにならないといけないんだぞ。考え直せ」

▼アキラ「無理だよ。もういいよ(その場から立ち去る)」

▼コブ「まぁまぁまぁ。UNITED EMPIREは2020年に誕生した。そこから4年かけて、俺たちはトップにまで駆け上がってきた。今日も聞いただろ? 俺たちの入場曲がかかったら、多くのファンが俺たちTJPに、アキラに、オスプレイに声援を送ってくれる。ニュージャパンは俺たちを求めてるんだ。BULLET CLUBはもう死んでしまっている。あいつらはゴキブリみたいな存在だ。2月11日、BULLET CLUBは終焉を迎えるだろう。2024年、BULLET CLUBは終わりを告げ、UNITED EMPIREに道を譲ることになる。その最後の舞台になるのがスチールケージマッチだ。そこで終焉を迎える」

▼HENARE「アキラと話してくる(その場を離れる)」

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