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1/20【新日本】退団発表直後のオカダが躍動 地元・愛知のファンに一礼

『THE NEW BEGINNING in NAGOYA』愛知県体育館(ドルフィンズアリーナ)(2024年1月20日)
○ザック・セイバーJr.&マイキー・ニコルス&シェイン・ヘイスト&藤田晃生vsオカダ・カズチカ&棚橋弘至&石井智宏&真壁刀義×

 退団発表直後のオカダが地元・愛知で躍動。最後はファンに向けて手を掲げ、リングで一礼した。

 「オカダが1月いっぱいで新日本を退団」という衝撃的なニュースが明らかになった翌日の名古屋大会にオカダが登場。棚橋&石井&真壁とのカルテットで、TMDKのザック&ニコルス&ヘイスト&藤田と対戦した。当初、NEVER6人タッグ王者のオカダ&棚橋&石井にニコルス&ヘイスト&藤田が挑むタイトル戦は2・11大阪大会で予定されていたが、オカダの退団を受けて、1・24後楽園大会に前倒しされることに。その前哨戦となった。

 所属としては最後の地元・愛知県での大会出場となるオカダが姿を現すと、客席からは大声援が巻き起こる。「オカダ」コールも発生した。序盤はパートナーの棚橋が捕まる展開が続いたが、ようやくオカダがタッチをもらってリングインすると、割れんばかりの声援に包まれた。

 オカダは気迫のこもったファイトを披露して躍動。ニコルス&ヘイストをDDTで同時に突き刺すと、反撃を狙うニコルスをリバースネックブリーカードロップで黙らせた。ダイビングエルボードロップは藤田に防がれると、エルボーや逆水平などをもらってしまうが、オカダは一歩も引かず。若い藤田を高さのあるフラップジャックで返り討ちにする。両軍入り乱れての混戦になると、オカダは得意のドロップキックを藤田に放って場内を沸かせた。

 試合はザックが孤立した真壁から足関節でギブアップを奪い、TMDKの勝利に。オカダは“所属最後の地元"で白星とはいかなかったものの、名古屋で圧倒的な声援を集めた。試合後、リングサイドで棚橋&石井と共にTMDKとにらみ合ったオカダは、改めてリングイン。地元のファンに向けて手を掲げると、入場テーマが鳴り響く中、リングで一礼した。

 オカダは「こうやってNEVER(6人タッグ)の防衛戦が組まれてる中で、余計な雑音入れてしまって申し訳ないと思いますけど、残された試合っていうのはしっかりと戦ってね。新日本プロレス所属として盛り上げて、結果も残していきたいなと思いますし」と残りの試合に向けて意気込んだ。「このNEVERのベルトをね、しっかりと防衛して、別にその先に(ベルト)を持ってればね、何かまたあるかもしれないし、何が起きるのかわからないのがプロレス界だと思いますんで」と離脱後もベルトを保持する可能性を示しつつ、「とりあえず今言えることは、特にありません」といつもの言葉につなげた。

 「本当に今は、新日本の選手としてしっかり戦うだけですんで」と強調しつつも、地元でのファイトには感じるものがあったようで、「新日本プロレス退団する前に、地元の愛知県で試合ができたっていうのも、なんか凄い運命的なものを感じますし」と感慨深げ。今後については明言を避け、「明日もあります。そして後楽園ホールもね、あと2つありますんで、しっかりとやっていきます」と自然体を強調していた。

【試合後のザック&ニコルス&ヘイスト&藤田】

▼ザック「いろんなTMDKの計画があるんだ。アホ海賊、ブライアン・ダニエルソンのタップアウト。バカレインメーカー、カズチカ・オカダのタップアウト……でもお前はいなくなるのか。カズチカ・オカダのタップアウトの次善策は、TMDKが6人タッグ王座を獲るだけでなく、このフジタがオカダに勝って王者になることだ」

▼ヘイスト「その通り! 前のタイトル戦では負けたが、こいつを交えての対戦ではなかった。彼は約束された子だ。ゴールデンチャイルド、選ばれし者。予言の魔法使いであり、天才であるザックが名付けた。それは実現する。予言なんだからな。ゴールデンチャイルド、約束された子だ」

▼ニコルス「6人タッグ王者たちはそれぞれ歴史に名を残すビッグスターたちだ。鮮やかな技を多く持っている。俺はギャンブルをやらないが、もしやるとしたら有り金を全部出して反対側に賭ける。なぜなら将軍たちは終わる運命にあるんだ!(とニコルスとヘイストは先に控室へ)」

▼藤田「あんた退団するみたいだな。オカダ・カズチカ、おい、言っとくけどな、最後の最後まで花なんか持たせる気ないからな。全部奪って(やるから)、どっか違う団体にでも行きなさい」

▼ザック「ダイジョウブヨ。なぜならオカダ、背負ったまま行かせはしない。ダーリン、The Mighty Don't Kneelなんだからな(と先に控室へ)」

▼藤田「(控室に向かいながら)てめえの首しか狙ってねぇからな、この野郎」


【オカダの話】「まあ、こうやってNEVER(6人タッグ)の防衛戦が組まれてる中で、余計な雑音入れてしまって申し訳ないなと思いますけど、残された試合っていうのはしっかりと闘ってね、新日本プロレス所属として盛り上げて、結果も残していきたいなと思いますし。このNEVERのベルトをね、しっかりと防衛して、別にその先に(ベルトを)持ってればね、何かまたあるかもしれないし、何が起きるのかわからないのがプロレス界だと思いますんで。とりあえず今言えることってのは、特にありません。まだ新日本プロレス所属の選手ですし、しっかりと闘っていって、その先にいろんな気持ちってのは出てくると思いますんで。ホントに今は新日本の選手としてしっかりと闘うだけですんで。ええ、まあ、ホントに新日本プロレス退団する前に、地元の愛知県で試合ができたってのも、なんかすごい運命的なものを感じますし、明日もあります。そして後楽園ホールもね、あと2つありますんで、しっかりとやっていきます。ありがとうございました」

【棚橋の話】「レインメーカー、カウントダウン。やっぱり本音を言うと、オカダがいなくなるのは寂しいよ。ただ、しっかりね、この(NEVER6人タッグ)ベルトも防衛して、まあ返上は致し方ないし、まだまだやるべきことはあるし。まあまあ、見ててくださいよ」

【石井の話】「シェイン、やっとてめえとできんな。2週間だ、2週間。1月5日からイライラ、ムカムカ、ウズウズしてたんだよ。俺はな、てめえを狙っていくぞ」

※真壁はノーコメント

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