プロレス・格闘技の情報満載!全日本・ノア公式モバイルサイト

2/9【日テレプロレス】潮崎が奮闘・大和田を豪腕葬 熱と歴史体感で「プロレスってこれだよ」

『プロレス中継70年史 THE日テレプロレス』後楽園ホール(2024年2月9日)
○潮崎豪&モハメド ヨネ&小峠篤司vs丸藤正道&杉浦貴&大和田侑×

 潮崎がNOAH提供試合で奮闘した大和田を豪腕ラリアット葬。会場の熱と70年にわたるテレビ中継の歴史を体感し、「プロレスってこれですよね。今日はいい大会に出させてもらいました」と充実感をあらわにした

 日本テレビのプロレス中継70周年を記念した特別興行『THE日テレプロレス』の第2試合はNOAH提供試合。TEAM NOAHの潮崎&ヨネ&小峠と、丸藤&杉浦に若手の大和田を加えたトリオが対戦した。

 試合前に、プロレス中継でインパクトを残した必殺技の映像がビジョンに映し出されると、丸藤がそれに呼応。序盤から潮崎を挑発して対峙すると、実況席から立会人の小橋建太さんが見守る中、逆水平合戦を繰り広げる。衝撃音が何度も場内に響くと、そのたびに後楽園ホールの客席からは歓声が飛んだ。早くも2人の胸板は真っ赤に。左手を互いに掴んだ状態になっても激しく打ち合う。

 NOAH提供試合で爪跡を残そうと、他の選手も発奮。ヨネと小峠が躍動感溢れる攻撃を丸藤にこれでもかと浴びせた。しかし、杉浦が登場すると反撃へ。潮崎のマシンガン逆水平に対し、「痛えな、コラ!」とエルボー乱射を返して真っ向勝負を仕掛ける。雪崩式ブレーンバスターで潮崎をぶん投げると、再び逆水平とエルボーの打ち合いに突入。杉浦はビンタから投げ捨てジャーマン、キチンシンクと攻め立てるが、潮崎もゴーフラッシャーを返して痛み分けに。

 ここでようやく新人の大和田がタッチをもらって初めてリングイン。ランニング式のハンマーパンチを連続して潮崎の胸板に振り下ろす。逆水平一撃で打ち倒されても、愚直に抵抗。潮崎をブレーンバスターで投げ飛ばした。続くミサイルキックは空転し、潮崎の逆エビ固めに捕まったものの、「大和田」コールに応えて、執念のロープエスケープ。場内は大きな拍手に包まれる。

 丸藤が飛び込んで、必殺の不知火を潮崎に敢行すると、ヨネのキン肉バスター、杉浦の五輪予選スラムが連鎖。図らずも必殺技が連続して飛び出した。大和田も得意のダイビングボディアタックからハンマーパンチを連打して追撃に出るが、潮崎はカウンターの左腕ラリアットを一閃。大和田は続くフィッシャーマンバスターもキックアウトして場内を盛り上げたものの、潮崎はこん身の豪腕ラリアットで3カウントを奪った。

 潮崎が奮闘した大和田を真っ向粉砕。札止めの客席から大歓声を浴びた。「プロレスは熱さ、激しさ。それでファンのみんなが熱くなってくれる。その熱さに俺らも応えようともっともっと熱くなる。プロレスってこれですよね」と充実感をあらわに。70年にわたるプロレス中継の歴史にも感化されたようで、「こうやって大和田がいたように、プロレスっていうのは終わらないし、どんどんどんどん続ていくものだよ。これがプロレス、これがプロレスの凄さ、そしてファンのみんなの凄さだよ」と満足げだった。

【試合後の潮崎&ヨネ&小峠】

▼小峠「ナイス、ナイス、ナイス」

▼ヨネ「いい雰囲気ですよね。プロレスを本当に心の底から楽しんでくれている皆さんの前で熱い試合ができて、そして私のチームが勝って最高の気分です。ねえ、小峠」

▼小峠「そうですね。歴史ある70年、自分みたいなのが呼んでもらえてとても恐縮なんですけど、いい空間を味わえることができて、最高の気分でした。ありがとうございます」

▼潮崎「ヨネさんが言ったように、これだよ。プロレスは熱さ、激しさ。それでファンのみんなが熱くなってくれる。その熱さに俺らも応えようともっともっと熱くなる。プロレスってこれですよね。今日はいい大会に出させてもらいました」

▼小峠「でも、歴史は大事ですね、やっぱりね。プロレスの歴史は長いなと思いました。紡いでいかんとダメですね」

▼潮崎「こうやって大和田がいたように、プロレスっていうのは終わらないし、どんどんどんどん続ていくものだよ。これがプロレス、これがプロレスの凄さ、そしてファンのみんなの凄さ。今日は本当にありがとうございました!」

プロ格 情報局