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5/4【新日本】フィンレーがネメスに雪辱でGLOBAL王座返り咲き 次期挑戦者にSANADA指名

『レスリングどんたく 2024』福岡国際センター(2024年5月4日)
IWGP GLOBALヘビー級選手権試合 ○デビッド・フィンレーvsニック・ネメス×

 フィンレーが約2ヵ月ぶりの再戦でネメスに雪辱を遂げ、GLOBAL王座返り咲き。さっそく次期挑戦者にSANADAを指名した。

 ネメスは新日本初参戦となった2・23札幌大会でフィンレーを破り、IWGP GLOBAL王座を初挑戦・初戴冠。自ら指名した棚橋を前日の博多大会で下し、初防衛にも成功した。その試合後、前王者のフィンレーが乱入。大乱闘を繰り広げたネメスは「明日の夜やってやる!」と宣言し、急きょ2日連続のGLOBAL王座防衛戦が実現する運びとなった。

 遺恨を引きずる両者はのっけから場外で喧嘩腰にわたり合う。リングに戻ってもフィンレーが馬乗りになってパンチを連打したが、ネメスはアングルスラム、ダイビングエルボードロップの猛攻に出る。フィンレーもスピアーを突き刺して応戦。場外戦に持ち込んだが、ネメスがフェンスへの誤爆を誘い、リングアウト寸前に追い込んだ。

 それでもフィンレーはラリアットで逆襲し、INTO OBLIVIONで追い討ちをかける。ネメスもパワーボムをフェイマサーで切り返したが、デンジャーゾーンはフィンレーがことごとく阻止。パワーボムを連発すると、オーバーキルを爆発させて3カウントを奪った。

 フィンレーがネメスにリベンジし、約2ヵ月ぶりにGLOBAL王座を奪回。試合後はIWGPジュニアタッグ王者クラーク・コナーズ&ドリラ・モロニーとともに祝杯を上げ、「これは俺にとって単なるベルト以上のものであり、お前らが理解している以上のベルトだ。残忍な王として毎回最初に俺がやらずして、どうして俺のWAR DOGSたちに屍とゴールドを持って来いと言うことができるのだ!? クソなリーダーなんて、来ては去るものなのだからな!」と皮肉も込めて勝ち誇った。

 前夜はNEW JAPAN CUPで敗れた辻への雪辱を遂げたばかり。そして一夜明け、ネメスにも借りを返し、GLOBAL王座を取り戻した。「俺はこの数ヵ月間、過去の間違いを正すことに費やしてきた。ビリー・ザ・ビッチのウィル・オスプレイへのリベンジ。ニック・ネメスへのリベンジ。この俺こそが『NEW JAPAN CUP』の正当な勝者であることを証明した」と豪語したフィンレーは「いつどの場所でもいい。ハッキリ言って、お前のコンディションなどどうでもいい。ただ、お前が最初のビッチというだけだ」と初防衛戦の相手にSANADAを指名した。

【試合後のフィンレー、コナーズ、モロニー】

▼フィンレー&コナーズ&モロニー「ワンワンワンワン!」

▼フィンレー「(※2人にサッポロビールを配りながら)ビールだぞ。ゲドーは飲まないからな。俺の肩にかかったこの美しいベルトを見てみろ! まずは乾杯だ!」

▼コナーズ「イエーイ」

▼フィンレー「チャンピオンに乾杯、ボス・ドッグに乾杯だ! WAR DOGSに乾杯!」

▼コナーズ「WAR DOGSに乾杯!(※言って4人で乾杯する。ゲドーはシレイリで乾杯)」

▼フィンレー「さて、これは俺にとって単なるベルト以上のものであり、お前らが理解している以上のベルトだ。残忍な王として毎回最初に俺がやらずして、どうして俺のWAR DOGSたちに屍とゴールドを持って来いと言うことができるのだ!? クソなリーダーなんて、来ては去るものなのだから! リーダーは交代する必要があるが、俺はこのトップの座で死ぬだろう。それが俺のやり方であり、こいつらに他のやり方はないからだ。俺はこの数ヵ月間、過去の間違いを正すことに費やしてきた。ビリー・ザ・ビッチのウィル・オスプレイへのリベンジ。ニック・ネメスへのリベンジ。この俺こそが『NEW JAPAN CUP』の正当な勝者であることを証明した。だが、小さな、とても小さな傷がひとつ残っている。その傷はお前、SANADAだ。いつどの場所でもいい。ハッキリ言って、お前のコンディションなどどうでもいい。ただ、お前が最初のビッチというだけだ。おしゃべりはたくさんだな。俺たちにはビールがあるし、王座を祝う必要がある。今夜は俺の奢りだ! なぜならこれが!」

▼コナーズ「なぜなら! フィンレーが新しいチャンピオンであり! それがMY DOG FOR REAALだからだ!」

▼フィンレー&コナーズ&モロニー&外道「ワンワンワンワン!」

▼フィンレー「俺にカンパイ!」


【ネメスの話】「何と言っていいのかわからない……。みんなを失望させた気がする。俺自身も新日本プロレスのファンも。自分が持つ全てを捧げると約束し、言った通り全てを出し切った……。ここのレスラーたちはとても特別で、彼らと知り合ってからまだ少ししか経っていないが、彼らに必要なことは全て伝えた。レスリングは兄弟愛だから俺がサポートするんだ。俺はまだ少ししかここにはいないが、ファンに受け入れられたこと。20年間会ってなかった人たちに控室で受け入れられることはまた別の話だが。俺はみんなを失望させた。19年経ち、負けた後に立ち直ることには慣れているとは思うが……。あのGLOBAL王座は俺にとって大きな意味を持っていた。俺の人生、キャリアの第2章だった。新たなスタートを意味していた。可能であればいつの日か、ここでフルタイムのメンバーになりたいということだった。このリングのロッカールームでのリーダーになりたいという意味だった。だが俺にはできなかった。俺がリングを後にし、死ぬその日まであのベルトを防衛し続けると言った……。6ヵ月前、俺は再びプロレスが出来るかどうかわからないでいた。この俺をショーに出したいヤツがいるのか、立ち寄って挨拶してほしい者がいるのかもわからなかった。そして短い期間で、レスリングとレスリングに対する俺の愛が遂に尊重し合うようになって、これがスタートだと思ったんだ。おそらくそうだ。真にトップへの道を見つけるためには、全てを失う必要があるのかもしれない。俺はこのビジネスが大好きだ。5歳の頃からこれが俺の人生だった。俺の人生だ。もしそうであるなら、俺は後悔していない。もしそうなら全てをそこへ残した。もしこれが俺のためならば、ひとつも後悔することはない。俺は優れていることを知っているし、それを証明したい……。新日本プロレス、全てに感謝する。君たちのために全てを残してきたことを知っておいてくれ」

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