7/3【新日本】L・I・J同門対決へ内藤「狙うは高橋ヒロムの首のみ」
『NEW JAPAN SOUL 2024』東京・後楽園ホール(2024年7月3日)
○BUSHI&内藤哲也&鷹木信悟&辻陽太&高橋ヒロム&ティタンvsEVIL&成田蓮&高橋裕二郎&SHO&金丸義信&ディック東郷×
7・5東京武道館大会で行われるL・I・J同門対決に向けて、内藤が待望の初対戦となるヒロムに照準。「狙うは高橋ヒロムの首のみ」と言い放った。
7・1ニューヨーク大会『AEWxNJPW: Forbidden Door』でジョン・モクスリーを下し、3ヵ月ぶりにIWGP世界ヘビー級王座を奪回した内藤が王者初戦として後楽園大会に登場した。
当初はL・I・Jの鷹木&BUSHIと組んで、HOUSE OF TORTUREのEVIL&裕二郎&東郷との対戦を予定していたが、第2試合の6人タッグマッチにEVILが乱入すると、内藤らも呼応してリングイン。鷹木が「誰がこんな結果で納得するんだよ。よく見たらお前ら6人いるじゃねえか。俺たちも6人だ。よし、6対6でやってやるよ。EVILやれんのか?」と言い放ち、急きょ、12人タッグマッチによる総力戦に変更となった。
大乱戦の中でリングに登場した内藤だが、拷問軍はすかさず集中攻撃。連続串刺し攻撃から東郷が股間に手刀を振り下ろす。さらに、EVIL&東郷がマジックキラーを仕掛けるが、内藤は上手く回避。東郷をマンハッタンドロップで足止めすると、ヒロムとティタンが次々と飛び込み、L・I・Jがペースを奪い取った。そして、東郷に照準。連続串刺し攻撃や同時低空ドロップキックで攻め立てる。ここがチャンスと、BUSHIは低空ドロップキックやミサイルキックで東郷のヒザを狙い撃ち。ファブルで一気にギブアップを奪った。
結果的に内藤&BUSHIの地元凱旋となる7・5東京体育館大会での「内藤&鷹木&BUSHIvs辻&ヒロム&ティタン」の同門対決に向けて、L・I・Jが弾みを付ける結果に。試合後、6人は恒例のグータッチで改めて結束をアピール。内藤とヒロムは初対決に向けて言葉を交わすと、ヒロムは意味深げにIWGP世界ヘビー級のベルトを自ら内藤に手渡した。
バックステージで改めてヒロムとの出会いを振り返った内藤は「彼とはヤングライオン時代を含め、一度も対戦したことがないわけで、ついにこの時が来た」と待ちきれない様子。「あの会場で、高橋ヒロムと初めて対戦できること、こんな嬉しいことはないよ。ただ、そんな感傷に浸っているヒマはない。狙うは高橋ヒロムの首のみ」と断言した。
一方、ヒロムも「この時を、どれほど待ってたか。タッグで初めて当たる内藤さんだけど、ワクワクしてるよ。楽しみで仕方がない」と興奮を隠せず。「3vs3だけじゃ終わらせないよ。内藤さんから獲って、シングルマッチを要求する。そのための試合だと思ってます」と直接勝利からの一騎打ち実現を視野に入れていた。
【内藤の話】「2009年9月。俺が海外遠征から帰国した時、1人の練習生と出会いました。その練習生は、全然練習についていけてなくて、2010年3月に行われた尼崎大会、会場で見た彼の練習、あまりのひどさにビックリしたし、『これはデビューできずにクビになるな』と思いましたよ。その練習生、変に気になっちゃったんでね、それから毎日練習に付き合い、デビューし、そして今やジュニアのトップ選手だよ。それが高橋ヒロム。彼とはヤングライオン時代を含め、一度も対戦したことがないわけで、ついにこの時が来た。しかも舞台は、俺の地元でもある東京都足立区。会場は東京武道館。22年ぶりの東京武道館大会。22年前、特別リングサイドを買って、前から5列目で見てた。あの会場で、高橋ヒロムと初めて対戦できること、こんな嬉しいことはないよ。ただ、そんな感傷に浸っているヒマはない。狙うは高橋ヒロムの首のみ。そんな東京武道館大会、まだ試合順が発表されてないようだけど、早く発表してくれよ。何試合目? 俺の中では何試合目だろうなっていう想像はできてるけど、さあ、新日本プロレスの出す答えは一体何試合目か、楽しみにしてるよ。じゃ、そんな東京武道館大会が行われる明後日、また会場でお会いしましょう。アディオス!」
【ヒロムの話】「この時を、どれほど待ってたか。タッグで初めて当たる内藤さんだけど、ワクワクしてるよ。楽しみで仕方がない。お互い頑固だからさあ、どちらもチャンピオンの時、一番いい状態、最高のコンディションの時、そんな風に言ってたらさあ、そりゃなかなか交わらないよ。でもこうやってさあ、会社がいきなり3vs3組んだ。最初は抵抗あった。でも、今はこれでよかったんだなあと思うよ。お互い頑固だからさあ、お互いどっちも引かないから、強引にでも、俺と内藤さんはやらないと、何もかも始まらないでしょ。だから、素直に楽しみにしてるよ。でもさ、3vs3だけじゃ終わらせないよ。内藤さんから獲って、シングルマッチを要求する。そのための試合だと思ってます」
【鷹木の話】「鷹木信悟! 無事、アメリカ遠征から帰ってきました。まあ今日の試合は、準備運動にもならねえな。AEWとの合同興行で、ジャパニーズ・ドラゴンvsアメリカン・ドラゴンということで、まあ俺は負けちまったが、ブライアンに負けちまったが、オイ、ハツラツドラゴンはこんなもんじゃねえぜ。すぐに『G1 CLIMAX』が待ってっからよぉ。おっとぉ? 『G1』の前に、もっと面白えカードがあるじゃねえか。明後日の東京武道館、足立区大会。内藤とヒロムの初対決が注目されてるようだが、まあ俺自身は、そうだな、ティタンと初対決だから、まあティタンに俺のルチャがどんだけ通用するかわかんねえけど、まあ楽しみにしとくよ。まあAEWでの敗戦は確かにデカかったが、必ず『G1』で優勝してみせるから。最終的には、9・7、俺の地元・山梨での20周年記念大会に必ずでっかい手土産を持って帰るんだ!」
【BUSHIの話】「よーし、ついに迎えるな、7月5日、東京武道館。俺と内藤の地元凱旋か。ま、過去を振り返れば22年前、俺はあの日、会場には行かなかったけれども、今回、やっと地元凱旋で、綾瀬で試合ができるのが、すごい楽しみだよ。いろんな思い出が詰まった東京武道館、俺にとっては、すごい、すごい長かったよ。いつか決まるだろう試合なんて思ってたけど、めったにできなかったからね。東京武道館でやる、そして新日本のリングで、俺と内藤、そしてロス・インゴベルナブレス・デ・ハポン、全員のメンバーが揃うわけだ。そしてさらにその日は、奇跡の復帰を遂げる田口隆祐、お前にひと言メッセージを送るよ。『何だ、あのふざけたTシャツは!』」
【辻の話】「7月5日、東京武道館。ついにロス・インゴ対決がやってきたな。まあ俺はこの前、内藤さんとやって負けたばっかだけども、またやり返すチャンスができたっていうことだ。それに相手には鷹木さんもいる。こんな絶好のチャンスないよな。そしてこの前、初めてKOUNOSUKE TAKESHITAに会ってきたよ。まあ会ったというより、試合を見ただけだけどな。日体大バーベルクラブの頃と違って、ずいぶんと大きくなったじゃねえか。でもさあ、AEWってさあ、試合よりもマイクの方が大事なんじゃねえの? 雑誌ではお前の記事を見たけど、まだ俺はお前の声を聞いてないんだよ。マイクが大事なんだろ、お前の声を聞かせてくれよ。そんなことより、見てくれ、これ。(着ていたTシャツを示すと)ついに、俺とMARLOWEのコラボグッズが発売されるんだ。MARLOWEのロゴに、ここ(※袖口を示す)にはプリンと、『MARLOWE CRASH』と書いてある。後ろには、俺のロゴも書いてあるんだ。楽しみにしててくれよな(ニヤリ)」
【ティタンの話】「神のおかげで再び日本に戻ることができ、ロス・インゴベルナブレス・デ・ハポンの全メンバーと共に、後楽園ホールのリングに立つことができた。1週間前、北海道をはじめ、日本国内の都市を回るツアーに参加した。そしてメヒコに帰り、その間に大きな大会に参加するチャンスがあった。HIROMUやISHIMORI、そしてCMLLのルチャドールも参加したアレナ・メヒコのビッグマッチに参加した。その後、AEWにも参戦して、歴史的な機会に巡り合えた。なぜなら、CMLLに新たな扉が開かれたからだ。『FORBIDDEN DOOR』の大会名のごとく、禁断の扉が開かれた。俺たちの力で、その扉を開くことができた。さらに、その扉の向こうには、これからも多くのサプライズが待っているだろう。これらのビッグマッチのフィナーレとなるのは、L・I・Jの全メンバーが1つの同じリングで闘う試合になる。とても感慨深いな。HIROMU、YOUTAと組み、SHINGO、BUSHIとの対戦。さらには、L・I・Jのリーダー、スペル・エストレージャのNAITOとの初対戦が待っている。疲労もあり、もがき苦しむ時もある。しかし、それ以上に満ち足りた気持ち、幸福感が勝っている! モチベーションも最高だ! 歴史的な闘いが待っている。L・I・Jが同じリングで対戦する日がやって来る。L・I・Jはすべてを捧げる。エル・インモルタル・ティタンはメヒコのルチャリブレ、CMLL、L・I・Jを代表して、今夜も姿を現した!」
【成田の話】「(※フラフラした足取りで現われて、ニヤニヤした顔つきで)オイ、辻、反則して、何が楽しい? オイ!」
※EVIL、裕二郎、SHO、金丸、東郷はノーコメント