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1/16【DRAGON GATE】軍団抗争に大異変 ミレニアルズがメンバー補強、KzyがMB裏切りDia.HEARTSに電撃加入 後楽園大会

 『OPEN THE NEW YEAR GATE 2015』後楽園ホール大会が16日、行われ、ミレニアルズとMAD BLANKEYがセミファイナルの全面対抗戦で激突した。ミレニアルズに新たな仲間が2人加われば、復帰を果たしたKzyがMAD BLANKEYを離脱し、Dia.HEARTSに電撃加入するなどリング上は大混乱。決着を付けるべく2・5後楽園で三軍による6人タッグ3WAYマッチが行われることになった。

 昨年の12・3後楽園で行われた「ミラクル土井ダーツ」により、CIMA&Gamma&K-ness.&ドン・フジイは突然MAD BLANKEY(MB)に加入することになった。当初は困惑していたものの、そこはベテラン。加入初戦となった12・16後楽園では暴走ファイトを披露すると、新世代ユニット・ミレニアルズの壊滅に動き出した。

 CIMAたちが以前結成していたユニット・オレたちベテラン軍は、ミレニアルズとの抗争に敗れ、解散を余儀なくされた。その恨みを忘れていないCIMAは、「お前らをギタギタにしてやるからな」と改めて宣戦布告。今大会での5対5全面対抗戦が電撃決定した。

 引かない姿勢を見せていたミレニアルズだったが、12・28博多大会でメキシカンのフラミータが突然帰国を表明。相手チームより一人少ないT-Hawk&Eita&U-T&ヨースケ・サンタマリアの4人で決戦に挑むことになってしまった。

 対するMBはCIMA&Gamma&K-ness.&YAMATO&サイバー・コングと強力な布陣。いきなり奇襲を仕掛けると、その後も数的有利を活かして圧倒した。セコンドもたびたび介入。ミレニアルズはいきなり窮地に追い込まれた。ミレニアルズファンから何度も悲鳴が巻き起こる。

 何とか苦境を脱しても、いかんせん反撃は単発。サイバーが両腕ラリアットで連係攻撃を断ち切り、一気に分断作戦に出ると、最後はYAMATOがギャラリアでEitaを下し、MB軍の圧勝に終わった。

 試合が終わってもMBはさらに暴行を重ねるが、ミレニアルズを助けるべく琴香と林悠河が乱入。激怒したYAMATOが「DRAGON GATE制圧目前のMBにたてついて、食い扶持にたどり着けると思うなよ?」と恫喝したが、2人は引かずにミレニアルズ加入を宣言した。

 林はマイクでもCIMAと互角の攻防を展開した。「お前らアラフォー世代の親父たちが若者を寄ってたかっていじめるなんて、メチャクチャ性格悪いよ」と糾弾すると、「俺は20歳にもなってないけどよ、40歳近くになってそんなゾンビみたいな真似、俺にはできないよ」とズバリ。場内はヤンヤの歓声に包まれた。

 ミレニアルズが再戦を求めると、YAMATOは秘密兵器として現ブレイブゲート王者のDr.マッスルを呼び寄せ、12人タッグマッチがスタート。両軍は後楽園ホール全域を使って乱闘を繰り広げた。

 2連敗は避けたいミレニアルズは怒とうの反撃に打って出る。Eita&U-T&琴香が同時トペを披露すれば、T-HawkとEitaはダブルインパクト式コードブレイカーをサイバーにお見舞いした。

 MBも負けじと琴香に連続串刺し攻撃を敢行。サイバーはダイビングラリアット、ダイビングエルボードロップ、ファイヤーサンダーと攻め立てた。

 そして再びトレイン攻撃へ。メンバー総出で琴香に串刺し攻撃を浴びせたが、最後に突っ込んできたCIMAを自爆させると、一転してミレニアルズがトレイン攻撃で反攻する。

 ならばとDr.マッスルは場外からイエローボックスで琴香を殴りつけたが、なぜかCIMAにもボックス攻撃をズバリ。裏切ったDr.マッスルがCIMAにパウダーを浴びせて視界を奪い取ると、すかさず琴香が丸め込んで、殊勲の3カウントを奪い取った。

 まさかの裏切りにあったYAMATOはDr.マッスルに詰め寄るが、マスクの下から姿を現したのは、欠場中の仲間・Kzyだった。KzyはMB離脱を表明。「これから俺は別の方向で新しい時を刻んでいってやる。このDRAGON GATEを面白くするためにな。わかってるよ。ひとりじゃないよ。俺がこれから輝くのはこのメンバーと一緒にだ」と宣言すると、花道からDia.HEARTSの面々が登場。Kzyはハルクと抱き合った。

 マイクを握った望月が「お前らがゴチャゴチャやっている間に俺らだって見えないところで動いちゃったりするんだよ。ブレイブゲートチャンピオンを加えた全員タイトルホルダーのDia.HEARTSが今年のDRAGON GATEマットの主導権を握ってやるからな」と断言。3つのユニットがリング上で激しくにらみ合う。と、ここで八木隆行本部長が割って入り、三つ巴状態の各軍団に2・5後楽園での6人タッグ3WAYマッチを提示。三軍とも異存はなく、次回後楽園で3つのユニットが激突することになった。

 最後にリングに残ったのは、試合を制したミレニアルズ。新メンバーを迎え入れたT-Hawkは「俺たちは背伸びもしない。失敗だっていっぱいするかもしれない。だけど、あいつらにはない時間を持っている。もし失敗したら何回でもやり直したらいい。一からこのメンバーでやっていきます」と宣言。時代を変えるべく決意を新たにしていた。

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