プロレス/格闘技DX

　ドラディションは24日、東京・南青山のシーホースコーポレーションで会見し、3・29後楽園大会の全カードを発表。「藤波辰爾&ヒロ斉藤vs秋山準&青柳優馬」が決まった。藤波と秋山はこれが注目の初遭遇。「シングルマッチでリングで立ってるのと同じように対戦したい」と藤波が胸を躍らせながら意気込めば、秋山は「レジェンド中のレジェンド」と敬意を表した上で「リング上では勝負なんで遠慮なくいかせてもらいます」と宣言した。
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　ドラディションの2016年第1弾興行で藤波と秋山の初顔合わせが実現する。二人はヒロ斉藤、青柳優馬をそれぞれパートナーに3・29後楽園大会のメインで初対決することになった。

　今年5月にデビュー45周年を迎える藤波にとって秋山は「前々から待ち焦がれた、いつかは対戦をと待ち望んでいた」と熱望するほど数少ない未対決の大物だった。それが今回、念願かなって実現することになり、藤波は会見で並んだ秋山を横目にしながら「やっぱりオーラがありますね。やってみたい選手の一人で、本当に最後といっていいぐらいの大物で、ゾクゾク感を今感じてますね」と興奮を隠せない。

　ましてや秋山は藤波が対戦を熱望しながらかなわなかった故ジャンボ鶴田の愛弟子。「リング上で一つの技が出た時、自分がどう感じるのか楽しみですね。どうしてもダブって感じますね」と話した藤波は、秋山を通して間接的に鶴田さんの一端も感じ取るつもり。そのためにも6割から7割まで上向いてきたコンディションをさらに上げて3・29後楽園に臨むつもりで、「タッグマッチですけど、シングルマッチでリングで立ってるのと同じように対戦したい」と秋山を思う存分堪能する構えをみせた。

　一方、秋山はここ最近、他団体に出撃する機会が減っていたが、「藤波さんからのオファーということで断る理由は全くなく、ぜひ藤波さんとやらせて頂けるのであれば出させて頂きます」とドラディション初参戦を決めた。「最近年取ってみんなレジェンドみたいになってますけど、藤波さんはレジェンド中のレジェンド」と敬意を表した秋山にとって藤波は師匠・鶴田さんと同等の偉大な存在。「久しぶりに胸を借りるというか、そういう新鮮な気持ち」を抱いている。

　キャリア24年の秋山だが、藤波との初対決は新たな刺激となりそうだ。「今こうやって藤波さんと対戦させてもらうのも何か意味があると思うんで、その意味を感じにリング上にいきたい」と気合を入れた秋山は、「大先輩であってレジェンドでありますけど、リング上では勝負なんで遠慮なくいかせてもらいます」と宣言した。

　3・29後楽園大会はほかにも「船木誠勝vsタカ・クノウ」、「関本大介&スーパー・タイガーvs長井満也&真霜拳號」などが新たに決まり、全6試合が出揃った。詳細は以下の通り。

☆3/29(火)東京・後楽園ホール『DRADITION 2016 FIRST〜Battle Invitation ドラゴンからの招待状!〜』18:00開場、19:00開始

◇第1試合◇
三州ツバ吉
(1/20)
倉島信行

◇第2試合◇
CHANGO
(1/30)
田村和宏

◇第3試合◇
LEONA
(1/45)
真田聖也
※既報カード

◇第4試合◇
真霜拳號
長井満也
(1/45)
スーパー・タイガー
関本大介

◇第5試合◇
タカ・クノウ
(1/45)
船木誠勝

◇第6試合◇
▼スペシャルタッグマッチ
青柳優馬
秋山準
(1/60)
ヒロ斉藤
藤波辰爾