【ドラディション】会見における藤波、秋山の詳細コメント(写真あり) 2016/2/24

 24日、東京・南青山のシーホースコーポレーションで会見した藤波辰爾、秋山準の詳細コメントは以下の通り。

【会見の模様】
▼藤波「ウチの今年初めての大会なんだけど、その中で自分が前々から待ち焦がれた、いつかは対戦をと待ち望んでいた秋山選手が今日は来てくれて、参戦して自分が初めて対戦するわけだけど、前々から言ってるようにドラディションは年に何回かしか大会がないので、とにかく一回一回意味のある大会に、刺激のある大会をモットーにしてますけど、自分が初めて秋山選手と当たると。タッグマッチですけど、シングルマッチでリングで立ってるのと同じように対戦したいのが今の気持ちです」

▼秋山「最近、他団体に出ることもなく、あってもやんわりと断ってきたんですけど、藤波さんからのオファーということで断る理由は全くなく、ぜひ藤波さんとやらせて頂けるのであれば出させて頂きます。大先輩であってレジェンドでありますけど、リング上では勝負なんで遠慮なくいかせてもらいますし、青柳にもそのつもりで行くようにとしっかり言うつもりです。3月29日が楽しみです」

――お互いの印象は?

▼藤波「今こういうシチュエーションで横にして会見ができるのは自分にとって想像もしてなかったんだけど、実現がある部分では遅すぎたというか、もっと早い時期にやりたかった気持ちもしますしね。やっぱりオーラがありますね。僕がずっと長年みてきたというか、前々からいうように馬場さんからの全日本の流れ。自分が対戦を待ち望んでた、やってみたい選手の一人で、本当に最後といっていいぐらいの大物で、ゾクゾク感を今感じてますね」

▼秋山「鶴田さんとか僕のお師匠さんと同じぐらいのレジェンド。レジェンドと言っても最近年取ってみんなレジェンドみたいになってますけど、藤波さんはレジェンド中のレジェンドなんでね。久しぶりに胸を借りるというか、そういう新鮮な気持ちです」

▼藤波「いやいや、貸せる胸はないんだけど。僕の方がどこまで今自分の体調で通じるかね。まだまだ時間がありますんでね。楽しみです。僕が先に当たるけど、ウチのLEONAも胸を借りて対戦することもあるでしょうし」

――秋山選手はジャンボ鶴田さんの教えを受けているが?

▼藤波「リング上で一つの技が出た時、自分がどう感じるのか楽しみですね。どうしてもダブって感じますね」

――間接的に鶴田さんを感じたい?

▼藤波「そうですね。最初の三沢選手からずっと流れを汲んでますから、自分の中で想像しながら戦うつもりですけどね」

――藤波選手のどのあたりに凄さを感じる?

▼秋山「僕でいうと鶴田さんと藤波さんは同じような感じ。新日本と全日本で違いますけど、そういう方なんで。この間もWWEで賞をいただいて、そういう人って日本でいないじゃないですか。ただ単に長くやってレジェンドみたいになってる人もいますけど、本当のレジェンドなんで」

――藤波選手の技で食らってみたいものは?

▼秋山「技は食らってみたくないですけどね」

▼藤波「俺も余裕があればいいけどね。でも先ほど年齢を聞いたら僕が今年でちょうど45年なんだよね。それを思うと、(秋山の)年齢と同じぐらいリングに立ってるというね。こんな長くリングに立ってるとは思ってなかったけど、ここまできたらとにかく一日一日、自分の記録への挑戦でもあるしね。長くやったからこそ、こういう対戦ができるというね」

――今のコンディションは?

▼藤波「試合、実戦は定期的にリングに上がれてるし、昨年9月に腰のメスを入れて、そういう中で実戦でリングに上がりながら体調を整えてる。対戦を前にして言いたくないんだけど、一日も早く元の動きを取り戻せるように。ただ当日まで無理をし過ぎないように体調を整えないと。でも調子はいいですよ。ただリングに上がって顔見せって、そういうことは自分のプライドが許さないんで。リングに上がればそれなりの衝撃も受けるし、ある程度、自分の動きができるようにはもっていきたいよね」

――何%ぐらい?

▼藤波「60ないし70かな」

――最近は他団体に出場する機会がなかった感があるが?

▼秋山「自分であまり出たいという気持ちがなかったんで出なかっただけ。今回は自分自身が出たいと思った。いろいろあっちこっちから話はもらうんですけど、自分自身で気持ちが乗っていかないものが多かったんですけど、今回はぜひと」

――藤波選手は「待ち望んだ対戦」と発言されたが、秋山選手も同じ気持ち?

▼秋山「そうですね。だいたい当たってるんですけど。鶴田さんと藤波さんはもともと当たってないし、何か感じられることがあるんじゃないかなという思いがあるんで」

――藤波選手と対戦したい気持ちがあった?

▼秋山「ありましたけど、正直10年かそれぐらい早ければ、また違ったかなと思うけど、今こうやって藤波さんと対戦させてもらうのも何か意味があると思うんで、その意味を感じにリング上にいきたいと思います」