【新日本】鈴木が鈴木軍の年内解散を発表 11年の活動に幕「それぞれが新しい旅に出る」 2022/12/14
『WORLD TAG LEAGUE 2022 & SUPER Jr. TAG LEAGUE 2022』宮城・仙台サンプラザホール(2022年12月14日) ○鈴木みのる&ランス・アーチャー&金丸義信&DOUKIvsEVIL&高橋裕二郎&SHO&ディック東郷× 鈴木が鈴木軍解散を発表。「2023年、鈴木軍、新しい出発だ。それぞれが新しい旅に出る。2022年、今年をもって鈴木軍解散します」と宣言し、11年の活動に幕を下ろすことになった。 鈴木は12・7佐世保大会で「今いる鈴木軍、俺たちには、ヤバイ、デカイ、話がある」と意味深発言。「仙台ですべてを明かしてやろう」と予告していた。WORLD TAG LEAGUEにはアーチャーとのコンビで出場していたが、優勝決定戦には進出できず。この日は、アーチャー&金丸&DOUKIと組んで、HOUSE OF TORTUREのEVIL&裕二郎&SHO&東郷と対戦した。 乱闘で幕開けすると、その後も試合は荒れ模様。拷問軍は反則を連発して強引に主導権を握ると、DOUKIを入れ代わり立ち代わりで暴行した。しかし、アーチャーが暴れ回って流れを変える。鈴木は拷問軍の総攻撃を浴びたものの、凶器攻撃をアーチャー、金丸、DOUKIが阻止。鈴木は東郷のスポイラーチョーカーを力ずくで振り払うと、スリーパーから流れるようにゴッチ式パイルドライバーにつなげて、一気に3カウントを奪った。 試合後、1人リングに残った鈴木はマイクを持つと、「なんだ、お前ら、拍手なんかして」と仙台の観客に悪態をつきつつ、切々と仲間たちへの思いを語り始めた。 「2011年、俺とタイチとTAKAみちのくと3人で始まった鈴木軍、そしてすぐにランス・アーチャーが加わり、4人で本格的に始動した。今は2022年、いろんなことがあった。山ほどあった。タイチ、お前はよ、どうしようもないヤツだったのにな。ホントに強くなったよ。TAKA、お前はアホみたいな男だけど、だけどお前の経験と知識が俺たちを何度助けたことか、俺はわかってる。ランス、お前に初めてあったのは新木場1stRINGのインディーのリングだったよな。あいつが日本に来て初めて戦った日本人、実は俺なんだよ。お前とはこれから先もずっとブラザーだ。デスペラード、お前はならず者なんかじゃない。れっきとした新日ジュニアのエースの1人だ。金丸、横に並んでも後ろに控えてても、こんなに安心できるヤツはこの世にいるんだというぐらい物凄い安定感をいつも発揮してくれる。そして、DOUKI。よくよ、ヒールの表現で泥水すすってとか言うだろ? あいつだけだよ。にごった水を飲んでここまで生きてきたのは。メキシコのドインディーで金もなくて。でも、あいつは弱くない。俺は強いと思ってる。それから、ザック。今日いねえけどな。イギリスまで行って、鈴木軍にお前を誘ってホントによかったよ。またやろうや。俺との腕の取り合い、足の取り合い、殺し合い、またやろうぜ」。 何度も拍手が巻き起こると、鈴木は再び「なんでお前ら拍手なんかしてんだよ」と口にした。その上で「鈴木軍が生まれて11年。俺たちが出てくりゃ、ブーイング、罵声を浴びてずっと憎まれてきた。時には、リングに、いや、俺たちにゴミを投げつけられ、バカだ、アホだ、クソだ、クズだ、死ねって誹謗中傷を受けてきた。そんな俺たち鈴木軍、今見てみろよ。こんなに愛されてるじゃねえか」と感慨深げに語ると、「だから決めたよ。2023年、鈴木軍、新しい出発だ。それぞれが新しい旅に出る。2022年、今年をもって鈴木軍解散します」と鈴木軍の解散を宣言した。惜しむ声が起こると、鈴木は「もう決めたんだ。ありがとう」と素直に反応して客席に手を振る。最後は観客から借りた鈴木軍のタオルを客席に掲げ、大きな拍手を浴びながら花道を下がっていった。 バックステージで解散の理由を問われた鈴木は「もう俺の助けなんかいらねーじゃねーか。強ええじゃねーか、みんな。それと、それぞれやりたいことが変わって来たんだよ。しょうがない」とコメント。「この話は、全員にしてある。そして全員と話した。そして全員が納得している。新しい道を行こうやって」と他のメンバーも承諾済みであることを明かした。今後については明言せず。「もう少し余韻に浸らせろよ。次のことは次に聞けよ」と報道陣を煙に巻いた。 【試合後の鈴木】 ▼鈴木「言いたいことは、(リングで)全部言った」 ――今年いっぱいで解散を決めた理由は? ▼鈴木「理由? いろいろ…。もう俺の助けなんかいらねーじゃねーか。強ええじゃねーか、みんな。それと、それぞれがやりたいことが変わって来たんだよ。しょうがない。…この話は、全員にしてある。そして全員とも話した。全員が納得している。新しい道に行こうやって」 ――鈴木選手自身は、新日本マットで継続して闘っていく? ▼鈴木「さあ」 ――来年以降は… ▼鈴木「さあ」 ――鈴木選手自身も新しい道に行く? ▼鈴木「…先には喋りたくない。お前(週刊プロレスの記者)、このプロレスの仕事に関わって何年だよ?」 ――20年以上です。 ▼鈴木「20年以上この仕事やってきて、10年以上続いた俺たちみたいなのがいたか?」 ――いなかったと思う ▼鈴木「いないだろ? もう少し余韻に浸らせろよ。次の事は次に聞けよ?」 ――次の後楽園大会が(鈴木軍の)ラストマッチになる? ▼鈴木「ラストマッチになるかどうか知らんけど、これから話さなきゃいけねえから。それはまだわからない。これから行って話すよ。いろんなヤツと」 ――鈴木選手にとって、鈴木軍とはどういうものだった? ▼鈴木「鈴木軍とは! 鈴木・軍なんだよ。以上だよ。なんだよ。それ以上でもそれ以下でもねーだろ。でもよ、やりたい放題やってきてよ。やってることは11年前とほとんど変わってないのに、なんだよコレ。そう、変わったのは俺たちじゃない。だから、言っただろ。客が何を求めているか? 強いヤツを求めている。それは間違いない」 ――鈴木軍として、11年間で一番印象に残っていることは? ▼鈴木「ハハハハハ! 取材の申し込みはまたあとで〜! ちゃんと連絡して来いよ〜」
『WORLD TAG LEAGUE 2022 & SUPER Jr. TAG LEAGUE 2022』宮城・仙台サンプラザホール(2022年12月14日)
○鈴木みのる&ランス・アーチャー&金丸義信&DOUKIvsEVIL&高橋裕二郎&SHO&ディック東郷×
鈴木が鈴木軍解散を発表。「2023年、鈴木軍、新しい出発だ。それぞれが新しい旅に出る。2022年、今年をもって鈴木軍解散します」と宣言し、11年の活動に幕を下ろすことになった。
鈴木は12・7佐世保大会で「今いる鈴木軍、俺たちには、ヤバイ、デカイ、話がある」と意味深発言。「仙台ですべてを明かしてやろう」と予告していた。WORLD TAG LEAGUEにはアーチャーとのコンビで出場していたが、優勝決定戦には進出できず。この日は、アーチャー&金丸&DOUKIと組んで、HOUSE OF TORTUREのEVIL&裕二郎&SHO&東郷と対戦した。
乱闘で幕開けすると、その後も試合は荒れ模様。拷問軍は反則を連発して強引に主導権を握ると、DOUKIを入れ代わり立ち代わりで暴行した。しかし、アーチャーが暴れ回って流れを変える。鈴木は拷問軍の総攻撃を浴びたものの、凶器攻撃をアーチャー、金丸、DOUKIが阻止。鈴木は東郷のスポイラーチョーカーを力ずくで振り払うと、スリーパーから流れるようにゴッチ式パイルドライバーにつなげて、一気に3カウントを奪った。
試合後、1人リングに残った鈴木はマイクを持つと、「なんだ、お前ら、拍手なんかして」と仙台の観客に悪態をつきつつ、切々と仲間たちへの思いを語り始めた。
「2011年、俺とタイチとTAKAみちのくと3人で始まった鈴木軍、そしてすぐにランス・アーチャーが加わり、4人で本格的に始動した。今は2022年、いろんなことがあった。山ほどあった。タイチ、お前はよ、どうしようもないヤツだったのにな。ホントに強くなったよ。TAKA、お前はアホみたいな男だけど、だけどお前の経験と知識が俺たちを何度助けたことか、俺はわかってる。ランス、お前に初めてあったのは新木場1stRINGのインディーのリングだったよな。あいつが日本に来て初めて戦った日本人、実は俺なんだよ。お前とはこれから先もずっとブラザーだ。デスペラード、お前はならず者なんかじゃない。れっきとした新日ジュニアのエースの1人だ。金丸、横に並んでも後ろに控えてても、こんなに安心できるヤツはこの世にいるんだというぐらい物凄い安定感をいつも発揮してくれる。そして、DOUKI。よくよ、ヒールの表現で泥水すすってとか言うだろ? あいつだけだよ。にごった水を飲んでここまで生きてきたのは。メキシコのドインディーで金もなくて。でも、あいつは弱くない。俺は強いと思ってる。それから、ザック。今日いねえけどな。イギリスまで行って、鈴木軍にお前を誘ってホントによかったよ。またやろうや。俺との腕の取り合い、足の取り合い、殺し合い、またやろうぜ」。
何度も拍手が巻き起こると、鈴木は再び「なんでお前ら拍手なんかしてんだよ」と口にした。その上で「鈴木軍が生まれて11年。俺たちが出てくりゃ、ブーイング、罵声を浴びてずっと憎まれてきた。時には、リングに、いや、俺たちにゴミを投げつけられ、バカだ、アホだ、クソだ、クズだ、死ねって誹謗中傷を受けてきた。そんな俺たち鈴木軍、今見てみろよ。こんなに愛されてるじゃねえか」と感慨深げに語ると、「だから決めたよ。2023年、鈴木軍、新しい出発だ。それぞれが新しい旅に出る。2022年、今年をもって鈴木軍解散します」と鈴木軍の解散を宣言した。惜しむ声が起こると、鈴木は「もう決めたんだ。ありがとう」と素直に反応して客席に手を振る。最後は観客から借りた鈴木軍のタオルを客席に掲げ、大きな拍手を浴びながら花道を下がっていった。
バックステージで解散の理由を問われた鈴木は「もう俺の助けなんかいらねーじゃねーか。強ええじゃねーか、みんな。それと、それぞれやりたいことが変わって来たんだよ。しょうがない」とコメント。「この話は、全員にしてある。そして全員と話した。そして全員が納得している。新しい道を行こうやって」と他のメンバーも承諾済みであることを明かした。今後については明言せず。「もう少し余韻に浸らせろよ。次のことは次に聞けよ」と報道陣を煙に巻いた。
【試合後の鈴木】
▼鈴木「言いたいことは、(リングで)全部言った」
――今年いっぱいで解散を決めた理由は?
▼鈴木「理由? いろいろ…。もう俺の助けなんかいらねーじゃねーか。強ええじゃねーか、みんな。それと、それぞれがやりたいことが変わって来たんだよ。しょうがない。…この話は、全員にしてある。そして全員とも話した。全員が納得している。新しい道に行こうやって」
――鈴木選手自身は、新日本マットで継続して闘っていく?
▼鈴木「さあ」
――来年以降は…
▼鈴木「さあ」
――鈴木選手自身も新しい道に行く?
▼鈴木「…先には喋りたくない。お前(週刊プロレスの記者)、このプロレスの仕事に関わって何年だよ?」
――20年以上です。
▼鈴木「20年以上この仕事やってきて、10年以上続いた俺たちみたいなのがいたか?」
――いなかったと思う
▼鈴木「いないだろ? もう少し余韻に浸らせろよ。次の事は次に聞けよ?」
――次の後楽園大会が(鈴木軍の)ラストマッチになる?
▼鈴木「ラストマッチになるかどうか知らんけど、これから話さなきゃいけねえから。それはまだわからない。これから行って話すよ。いろんなヤツと」
――鈴木選手にとって、鈴木軍とはどういうものだった?
▼鈴木「鈴木軍とは! 鈴木・軍なんだよ。以上だよ。なんだよ。それ以上でもそれ以下でもねーだろ。でもよ、やりたい放題やってきてよ。やってることは11年前とほとんど変わってないのに、なんだよコレ。そう、変わったのは俺たちじゃない。だから、言っただろ。客が何を求めているか? 強いヤツを求めている。それは間違いない」
――鈴木軍として、11年間で一番印象に残っていることは?
▼鈴木「ハハハハハ! 取材の申し込みはまたあとで〜! ちゃんと連絡して来いよ〜」