プロレス/格闘技DX

　『DDT BIG BANG 2023』東京・大田区総合体育館大会が9日、行われ、DAMNATION T.Aの藤田ミノル&KANONが火野裕士&大石真翔のΩコンビを破ってKO-Dタッグ王座を初戴冠。10・4新宿大会で“ロマンス・ドーン"高尾蒼馬&翔太の挑戦を受ける初防衛戦が決まった。

　Ωの2人はK-DOJO出身、KANONはJUST TAP OUT出身で、同じ師匠(TAKAみちのく)を持つ。藤田は日本でのK-DOJO旗揚げ当時に参戦しており、4人は間接的ながら縁がある関係だ。

　火野とKANONは場外で大乱闘を繰り広げ、リングではチョップ合戦を展開した。火野がKANONを串刺しラリアット、ジャーマンで追い込み、大石がミラクルエクスタシーを狙ったが、KANONが回避。ラリアット、スリーピー・ホロウで巻き返すと、セコンドに就いていたMJポーが火野にイス攻撃をお見舞い。KANONがラリアットで火野を排除すると、ジャストコブラツイストで大石を絞め上げてギブアップを奪った。

　藤田&KANONがKO-Dタッグ王座を奪取。試合後、KANONは「このベルト獲ったヤツ、だいたいケガしてんだよ。ハリマオ、The37KAMIINA。俺らの目標はケガしないで防衛重ねて、DDTのタッグのトップ取ることだ」と宣言。「これは始まりだ。まだ切符みたいなものだ。次、即席チームはダメだぞ」と挑戦者の条件を設定した。

　すると高尾と翔太が現れ、「ロマンス・ドーンで挑戦させていただきたい。しっかり結果残してコツコツ積み上げてきたものがある」とアピール。KANONは「いいんじゃない。即席チームよりは。やってやるよ。このベルトの最初の犠牲者はロマンス・ドーンだ。殺してやる」と受諾し、10・4新宿での初防衛戦が決まった。

　また、第2試合で行われたフェロモンズvs討伐隊最終完全決着戦!スペシャルシングルマッチ〜解散コントラ副社長「飯野“セクシー"雄貴 with 男色“ダンディ"ディーノvs彰人」は、フェロモンズがレフェリーも巻き込んでお下劣殺法のオンパレード。かつて、西垣“コーチン"彰人として、フェロモンズに潜り込んで壊滅をはかった彰人はOバックになって奮戦。飯野のスピアーをディーノに誤爆させると、飯野をヨーロピアンクラッチで丸め込んで3カウントを奪取。2年にわたって活動してきたフェロモンズの解散が決まった。

　彰人は「お前らがいろんなことをやりすぎたせいで、DDTのリング、お客さんの心にフェロモンが染みついちまってるんだ。だからフェロモンの浄化作業に入る。1ヵ月程度、お前らの終活期間として、お前らのフェロモンの要素を取り除いてやる」と宣言。10・4新宿大会を解散の日と指定した。