プロレス/格闘技DX

　『夏休みの思い出2024』が25日、東京・後楽園ホールで行われ、飯伏幸太が7年ぶりに古巣・DDT参戦。「AEWやDDTのリングに上がって、本当の自分の楽しいプロレスを探したい」と継続参戦を希望し、遠藤哲哉に「次はシングルでやろう」と呼びかけた。

　2004年7月にDDTでデビューした飯伏は、2013年10月に新日本との2団体所属に。2016年2月に両団体を退団し、「飯伏プロレス研究所」所属となった。その後、2019年2月に新日本に再入団を果たしたが、昨年1月をもって再び退団。同年11月には米AEWと契約したことが発表された。今年7・21両国大会での「高木三四郎無期限休養ロードFINAL」でウェポンとしてサプライズ登場。古巣への参戦を熱望し、この日の7年ぶり参戦に至った。

　飯伏は男色ディーノ&彰人とトリオを組み、バーニングの遠藤哲哉&飯野雄貴&高鹿佑也組と対戦した。久々の激突となった遠藤と一進一退の激しい攻防を展開したかと思えば、ディーノの尻に遠藤、高鹿の顔面を押し込むなどDDTらしさも堪能。最後は遠藤が彰人にバーニングスタープレスを決めて3カウントを奪い、敗戦に終わった飯伏だが、古巣での戦いを大いに楽しんだ様子だった。

　試合後、遠藤が「飯伏さん、お帰りなさい。どうしても聞きたいことがあって、飯伏さんは今もプロレスが好きですか?」と問いかけると、飯伏は「好きだよ」と即答。すると遠藤は「その答えが聞けて安心しました。僕も一時期、プロレスを信じられないときがありました。でも、こうやって飯伏さんと試合ができて、僕も心の底からプロレスが好きだって言えます。また、いつでもいいんで、このDDTのリングで待ってます」とラブコールを送った。

　すると飯伏は「20年やってきて、ホントにプロレスが好きなのかわからない時期がありました。また、このDDTのリングに帰って来て、試合ができて、本当にプロレスが楽しいと思えました」とキッパリ。「でも、まだプロレスを好きな気持ちは60点。100点には足りないけど、これからどんどんAEWやDDTのリングに上がって、本当の自分の楽しいプロレスを探したいと思います」と継続参戦を意思表示すると、「遠藤、次はシングルでやろう。俺はいつでも待ってるよ」と投げかけた。

　飯伏は9・8名古屋大会参戦が決定済み。石川修司&ディーノと組み、HARASHIMA&ヤス・ウラノ&中澤マイケル組と対戦する。これを機にDDTへの定期参戦が期待されるところとなった。