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　ロウが現地時間2日、ワシントン州エバレットで行われ、世界ヘビー級王者・グンターがドミニク・ミステリオとのノンタイトル戦に完勝。試合後、フィン・ベイラーがグンターを襲撃し、両者による王座戦が決まった。

　グンターは2日前の『サバイバーシリーズ』で8月の『サマースラム』以来となるダミアン・プリーストとの再戦に臨んだ。前回同様、ベイラー介入の末、王座防衛を果たした。

　この日のバックステージでベイラーがドミニクとともにグンターの前に現れ、「チャンプ、俺と王座戦をやれ。ダミアンとは2回もやっているが、2回とも俺のおかげで勝てたんだ」と恩着せがましく要求。グンターは「お前の助けなんていらなかった。サバイバーシリーズまでの道のりはきつかった。だから今回は俺の力で勝ちたかった。なのに邪魔しやがって」と拒否すると、「フィンと違ってドムはダミアンに勝ってるしな。今日は気分がいいし、褒美をやろうか」と王者権限でアダム・ピアースGMにドミニクとのノンタイトル戦を認めさせた。

　場外戦でのコルバタでグンターを鉄柱に激突させたドミニクがトペスイシーダで先制したが、リングに戻るとグンターペースに。逆エビ固めで絞め上げ、耐えるドミニクに逆水平を連打し、スリーパーで絞め上げた。

　ドミニクはレフェリーの死角を突いての急所蹴りで逆襲。619を連発し、フロッグスプラッシュを放ったが、グンターも3カウントを許さない。逆水平、フロントハイキックでねじ伏せると、高角度パワーボムで豪快に叩きつけて3カウントを奪った。

　グンターがドミニクに完勝したものの、試合後、ベイラーから襲撃を受けた。スリングブレイドで叩きつけたベイラーは正面飛びドロップキックを放つと、クーデグラを3連発してKO。苦もんするグンターに向かってベルトを投げつけてからドミニクを置き去りにしてリングを降りた。

　その後、ベイラーはバックステージでピアースGMに「今の見ただろ? 俺のタイトルマッチはいつだ?」とアピール。するとピアースGMは「さっきグンターと話した。お前と同じぐらい試合したいそうだから叶えてやろう」と承諾。12・14『サタデーナイト・メインイベント』でベイラーがグンターに挑む世界ヘビー戦を行うことを決めた。

　今回のロウの模様は日本国内ではABEMAにて放映された。