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9/10【全日本】博多凱旋目前の無冠・宮原が巻き返しへ「俺には次のプランがある」

『2021 SUPER DELUXE SERIES〜トーアドットコム presents〜』島根・くにびきメッセ多目的ホール(松江)(2021年9月10日)
○宮原健斗&青柳優馬vs佐藤光留&田村男児×

 地元・博多凱旋を控える無冠・宮原がエース復権へ向けて「俺には! 次のプラン、イメージがもう頭の中にあるんだ」と言い切った。

 今年に入ってから最高男らしからぬ不振が続く宮原。チャンピオン・カーニバル、三冠、王道トーナメントとことごとくシングルタイトル獲りを逸し、「これ以上ファンを悲しませたくない」と誓って臨んだ9・7後楽園大会では諏訪魔&芦野に敗れ、青柳と保持していた世界タッグ王座からも陥落。ついに無冠となってしまった。

 再起戦となったこの日は青柳と組んで光留&田村のEvolutionと対戦。陥落ショックを感じさせないキレの動きを見せた。青柳とのダブルタックル、ブラックアウト&トラースキックの同時発射もズバリ。終盤には田村の粘りにあったものの、ブラックアウト連打からのシャットダウン・スープレックス・ホールドでキッチリ3カウントを奪った。

 9ヵ月ぶりに無冠となったとあって、試合後はセコンドに「ベルト持ってこい!」と要求したり、神林レフェリーの腰からベルトを奪って巻こうとしたりしたが、やはり最高男の腰にチャンピオンベルトがない姿は見慣れない光景だった。当の本人も「今日、入場してね、忘れ物を感じましたよ。ベルトを持っていかなきゃいけないものがないわけですから。何だ? この感覚は」と物足りなさを感じずにはいられなかったようだ。

 それでも宮原は「ポジティブなのが宮原健斗ですから。もう次にいかないとダメでしょう」とすでに気持ちを切り替えている。2日後の9・12博多大会では地元凱旋を果たす。丸腰で故郷のリングに立つことになるが、巻き返しへ向けたきっかけをつかめる機会となるかもしれない。

 「丸腰で帰ってきたスーパースターですよ。カッコいいよ逆に」と開き直った宮原は「世界タッグを落としても、なおポジティブな、なお前を向いているという姿を9月12日、博多が生んだスーパースターの姿をお見せしたいと思います」と前向きに宣言。「次だ、次。俺には! 次のプラン、イメージがもう頭の中にあるんだ」と言い切った。

 当然、具体的にどんな青写真を描いているのか明かさなかったものの、無冠となった最高男にマイナス要素はない。久々の博多凱旋も弾みに巻き返しへと動く。


【試合後の宮原】
▼宮原「OK! ベルト! 丸腰になって初めての試合がこの島根・松江。何か縁を感じるね。今日の皆さんを見てわかるでしょ? 島根の皆さんを。何かやはり宮原の腰に物足りなさを感じてるようだね」

――宮原選手自身も当然、物足りなさがあったのでは?

▼宮原「今日、入場してね、忘れ物を感じましたよ。ベルトを持っていかなきゃいけないものがないわけですから。何だ? この感覚はって。9ヵ月ぶりでしょ? そりゃそれぐらい体になじんでるってことだから。いやぁ、でもね、ポジティブなのが宮原健斗ですから。もう次にいかないとダメでしょう」

――次という意味では2日後に地元・博多凱旋を丸腰で迎えるが?

▼宮原「丸腰で帰ってきたスーパースターですよ。カッコいいよ逆に。ねぇ? 世界タッグを落としても、なおポジティブな、なお前を向いているという姿を9月12日、博多が生んだスーパースターの姿をお見せしたいと思います。次だ、次。俺には! 次のプラン、イメージがもう頭の中にあるんだ」

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