12/26【全日本】宮原が2021年最終戦であわや敗戦も 50周年イヤーへベルト総獲り宣言
『ファン感謝デー』東京・新木場1stRING(2021年12月26日)
○宮原健斗vsイザナギ×
宮原が年内最終戦でイザナギにリングアウト負け寸前に追い込まれながらもキッチリ勝利。全日本創立50周年イヤーとなる2022年へ向けてベルト総獲りをぶち上げた。
暮れの最強タッグで青柳と史上5組目の連覇を成し遂げた宮原。2021年最終戦となったこの日はファンのマッチメークによって全カードが決まったが、最高男にとって不本意なシングルマッチが組まれた。
相手はイザナギ。右腕をテーピングで鉄柱に縛りつけられるなどペースを狂わされた宮原はその後も腕攻めによって劣勢に。終盤にはバックステージへと連行され、両足をテーピングで縛りつけられてしまった。
何とかリングアウト寸前に滑り込んだ宮原はセコンドの斉藤兄弟にハサミで切るよう命じたものの、肝心のハサミが見つからず。両足を縛られた状態が続いたが、ビジネスタッグのパートナー・青柳が飛び込んでハサミでテーピングを切る好フォローで命拾い。ようやく自由の身となるとブラックアウトからのシャットダウンスープレックスで一気にイザナギを料理した。
危うくリングアウト負けを喫するところだったが、青柳との絆によって年内最終戦を勝利で飾ることができた。1・3後楽園大会での世界タッグ戦へ向けて好材料といえ、宮原は王者・諏訪魔&芦野に向かって「こちらサイドは準備は整ってるぞ。1月3日、お前らにV2はないぞ。いいか、2021年最強タッグ覇者がベルトを巻かせてもらうからな」と通告した。
来年は全日本50周年記念イヤー。当然、最高男は主役に返り咲くつもりで「50周年イヤーだ。俺が全てベルトをかっさらう」と宣言してみせた。ということは、世界タッグ、三冠はもちろんのこと、かつて手にしたこともあるアジアタッグや未戴冠のGAORA王座も狙いにいくことになるのかもしれない。2022年、宮原がベルト総獲りに乗り出すか。
【宮原の話】「おい! 年内ラストマッチだよな!? 相手誰? あれ。誰? 選んだの。初めてファンを憎んだね。宮原健斗とイザナギみたい!? 誰が!? その方個人の考え!? マジかよ。たださ、2022年のさ、何かさ、ふつふつとたまったよね。今日のイザナギが。2022年1月2日から、そして1月3日。おい! 諏訪魔、芦野、こちらサイドは準備は整ってるぞ。1月3日、お前らにV2はないぞ。いいか、2021年最強タッグ覇者がベルトを巻かせてもらうからな。2022年、50周年イヤーだ。俺が全てベルトをかっさらう」